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【ペルシア語独学日記】今更ながらペルシア語の音声をダウンロードする

長年本棚に眠っていた、ニューエクペルシア語を再開している今日この頃ですが、たまたま以前買っていた『独学大全』(読書猿著:2020年、ダイヤモンド社)をぱらぱら読んでいたら、「英語(外国語)の独学の骨法」という章が目に留まります。

こちらのほうには外国語の勉強の仕方についての解説と具体的な進め方が書いてあり、そういえば最近ロシア語とペルシア語に手を出した身だし、独学大全の書いてあるとおりにやってみるという手はあるな…などと考えながら読んでいました。語学の独学については自分にもそれなりにもっているノウハウはあるつもりですが、それを見直すという意味でもよい機会かもしれませんしね…。

さて、今日目に留まったのはp700のところで(しかしさすが分厚い本ですねえ…)、こういうことが書いてありました。

実のところ、語学テキストはある制約のために学習者を挫折させやすい。紙面が限られるために必要な知識を、忘れようがないくらいしつこく同じ事項を何度も書くような余裕は、普通語学テキストには許されない。その結果として、前から順に読んでいく学習者に、一度学んだことは決して忘れない記憶力を要求してしまっている。余程の天才か、何度でも繰り返し戻って自力で飽きず繰り返すことのできる学習鉄人でもないと、語学テキストを独力で完修することは容易ではない。

読書猿『独学大全』(2020年、ダイヤモンド社: p700)

そうなのですよね。
ニューエクでもそうで、自力で1冊完了するのってなかなか難しいと思います(もちろん自分にとってはトルコ語はそんなことないのですが、それはもうニューエク以前に学習が続いているからでしかないわけですね)。

ペルシア語の場合は、やはり文字が最初の壁になっているなと思うわけです。まだまだ身についている感覚はない状態。そこで、独学大全の示す「骨法」に従って、「文字とその発音をチェックする…」(p700同上)ことにします。

と、ここではたと気づいたわけです。俺氏、そもそもニューエクペルシア語の音声CDをメインのPCにダウンロードすらしてなかったじゃん?と。すっかり文字を書くことにばかり意識が行っていたのですね。

音を聴かずしてどうするよ、と自分にツッコミを入れながら、先ほどダウンロードして、とりあえず第1課の会話を聴いてみるか…となりましたら、詳しくは書けないのですがある思わぬ発見があったのです。

それについてはnoteではなくおそらく近い将来(インシャッラー)別の媒体で書くことになると思うのですが、灯台下暗しというべきなのか単に今までの自分の知的怠慢というべきだったのか。なぜ早くペルシア語の実際の音声を聴くということをやっておかなかったのかと、かなり今自己反省しています。

さておき。そんな副産物の恩恵も受けながらのペルシア語独学です。いや、楽しいっすよ(自己暗示)。
ちなみに『独学大全』によれば、文法より先に単語を眺める(p701)のがよいとのことで、たしかに文字と発音の関係への理解を定着させるにはそれが最善かもしれないなと思いました。

というわけで、第1課の会話文はもう見てしまったのですが、あえて先に進む前に今朝は単語を眺めてみようと思います。

実際のところ、ペルシア文字発音と綴りに慣れるだけでも自分の興味関心にはかなりの恩恵があるということはあるのです。今後オスマン語にも関心が向きやすくなるでしょうし、何よりもっとストレートに、テュルク諸語に対するペルシア語の影響について少しは考える材料が出てくるだろうという期待もありますからね…。

.فارسی جالب‌ است

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