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(見切り発車の)まえがき:『アゼルバイジャン語のしくみ』(私家版)

2020年秋、突然隣接地域との紛争で思わぬ脚光を浴びてしまった、アゼルバイジャン 共和国。ふだんはこのあたりの地域にあまり関心が高くない人も、思わずニュースを追いかけていたのではないでしょうか。

さて、そんなアゼルバイジャンでは、どのようなことばが話されているのでしょう。ちょっと詳しい人は、「トルコ語とよく似ているらしい」「トルコ語の方言(と、知り合いのトルコ人が言っていた)」のような話も聞いたことがあるかもしれません。

近代化の象徴のような建築物と旧ソ連時代の建築様式、そして旧市街の様々な歴史的地層が絶妙な景観となっているバクー市街、ゾロアスター教の重要拠点たるバクー郊外のアテシュギャーフ寺院、美しい建築を誇る古都シェキなど、知る人ぞ知る観光スポットも見逃せないのがアゼルバイジャン。いつかまた多くの人が気軽に訪れるようになるその日が来るまで、ちょっとだけ彼らの公用語、アゼルバイジャン語がどのようなことばなのかも見てみませんか。

本稿は、私のかつて読み物系語学書として上梓した『トルコ語のしくみ』(東京:白水社)がそこそこの評判を得たのに味をしめt…ではなく、内容と目的を参考にして、アゼルバイジャン語の概要をざっくりと知りたい人を対象に書いてみるという企画です。パクr…ではなく構成も参考にして、こんな感じで章立てを計画して、不定期に、かつ気のむいた章から書いていきたいと思っています。

第1章 文字と発音のしくみ
コラム:音から語へ
第2章  書き方と語のしくみ
コラム:語から文へ
第3章 文のしくみ
コラム:基本的な用語について
コラム:アゼルバイジャン語をいち早くつかむためのキーワード
第4章 区別のしくみ
第5章 人と時間のしくみ
第6章 「てにをは」のしくみ
第7章 数のしくみ
第8章 実際のしくみ

(某シリーズの丸パクリじゃん!とか言わない🙅‍♀️ レイアウトを参考に、ということです。最初から構成を決めておいた方が書きやすいのでとりあえずこの章立ての予定で書いていってみようかな、ということでひとつ)

言語には興味がないよ、という人は、テキスト本文の合間に挿入する予定のアゼルバイジャンの写真をお楽しみいただければと思います。

ともあれ、みなさんからのリアクションがあれば、調子に乗って執筆がめちゃめちゃ進むに違いありません。今後の記事更新に乞うご期待…İnşallah!

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