「動詞をどうしよう」案件
春学期のトルコ語、計15回の講座は第7回目にしてようやく動詞の話に入りました。
語学をやる上で動詞はやはり花形…というのが適切なのかどうかはわかりませんが、文法的なこと(現在形はこう作る、とか疑問文はこうする、とか)ももちろん重要ながら、どのくらいの動詞を身につけてもらうのがいいのか、ということで毎回のように悩みます。
初級程度の内容を押さえている教科書は、ものによっては語数をあまり増やさないようにしようという配慮が見られる場合もあるようです。
しかしトルコ語に限って言えば(アゼルバイジャン語もきっとそうですが)、多少テキストから逸脱してでもいろいろな動詞を提示するだけでもやっておいてもいいのかもな、と個人的には考えています。
もちろん、すぐに覚えてもらうということを目的としているわけではありません(それにこしたことはないですがね!)。
なんというんでしょう、ちょっとテンションがあがってほしいというか。
たくさん覚えれば覚えるほど、表現できる内容も増えていくんだという感覚というか。そういうのを持ってもらえたらいいなと思いながら、語学の授業に臨んでいる次第です。
とにかく動詞を文法項目に導入した段階でできるだけたくさん語数を提示している教科書として思い出すのは、いわゆる「古いほう」のエクスプレス、すなわち『CDエクスプレス トルコ語』(大島直政著、2004年.白水社)です。これ、最初に手にしたトルコ語の教科書でして、その意味でも思い入れのあるテキストなのですが。
今改めて見返してみると、練習問題で出題されている動詞はかなりワンパターンではあるのですが、それでも肯定・否定両方の動詞の辞書形(辞書に載っている形)をあわせて40語以上出ています。
40語ってなかなかのものですよね。それを全部現在形にしなさい、とか否定の現在形にしなさい、というのでまあ反復練習的にやれば、なるほどいい加減に10語ほどもやってみれば慣れてくるということはあったかもしれません。
というわけで、さっそくエクスプレスさんから動詞をお借りしましょうかね。できるだけたくさん、知っている動詞の数を増やしてもらいたいというその一心で。
トルコ語学習中のみなさんは、ぜひ挑戦してみてください。これらの動詞の意味、すぐにわかりますでしょうか?
こんなにたくさん…?と思われるでしょうかどうでしょうか。
いえいえ、最初こそ軽い絶望感は感じられる方も多いかもしれませんが、学習が進めば進むほど、何回も目にするなどして気がついたら覚えてしまうということは往々にしてありますからね。
だから、いずれにしてもすぐ覚えられないからといって焦らないことでしょうね。長く付き合うつもりで、ちょっとずつものにしていくということを心がけてくださるのがいいのかなと思います。
トルコ語自体は、気長にやっていきましょうね。ですが、動詞は「なるはや」でものにしたほうが、実践的にも「わが身を助ける」ということはあろうかと存じます。
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