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「言語学フェス2025」参加報告!

昨年はただオーディエンスとしてのみ参加していました、言語学フェス。"2024"が終わった後、自分はこんなことを書いておりましたのですね…。

ということで、年度末だしスケジュールとしてはわりにきついなあと思いつつも、最悪でも自分が興味をもってやっていることだけでも紹介してみようかなということで、思い切って応募した次第でありました。

学会だったら、まず応募すらできない状態でしたけどね。言語学フェスの場合はそういうケースでも応募してよいという敷居の低さが自分にとっては大変ありがたいです。似たような状況の人たちもきっと多いのではないでしょうかどうでしょうか。発表者の増加はそういった敷居の低さが功を奏しているのだろうなと私も思います。

ということで、ポスター提示は無事終わりまして、昨年の宣言を果たせました(その点はよかった!)。もちろん先ほど述べた通りこの一年は研究の進展それ自体はほとんどなかったので、研究発表ではなく自分の今走らせているプロジェクトの概要というか趣旨を紹介する、という程度の内容ではありましたが。

ただそんな状況でも、発表してみてよかったかどうかと改めて問われましたならば、確信をもって「発表してよかったです」と返事できるかと思います。

ありがたいコメントをたくさんもらえましたし、なによりそのテーマのエキスパートにお運びいただいたという僥倖がありました。

林淳子先生の上記書籍は以前から名著中の名著だと思っていました。長年トルコ語、アゼルバイジャン語(+テュルク諸語も)の疑問文の研究に関心を持ち続けてきた身として、また日本語との対照も考えなきゃなあと思っていた身には、ご著者に言語学フェスでお声かけを賜ったということがいかにうれしいことだったかきっとご想像いただけましょう。

ポスター発表時間帯の後半に来てくださったと記憶していますが、そこから時間終了まではもう時刻を忘れてしまっておりました。これは貴重な機会を賜ったぞと。もちろん、他にも多数ポスターにお運びいただいたことも同じくらいうれしいことでありましたことも付記しておきます。

対象言語がアゼルバイジャン語だったし、今回はあんまり人が来ないだろうなあと思っていただけに、自分の予想よりは来てもらったなと思ったことでした。

かくして主催者の先生方には当日中に上記のようなことをお礼と一緒に申し述べたところでありましたが、当日お話をしてくださった、またはポスターに来ていただいた申し述べそびれたみなさまに改めてこの場をお借りしてお礼を申し上げます。

あ、そのポスターですか?はい、Researchmapのほうにすでにアップしてございますが、ここでもせっかくだからPDFファイルで上げておいてみますか。

その他、ここ数年来の知り合い各位ともオンラインではありますが久しぶりに世間話もできましたし、充実した1日となりました。「来年は未定です」と主催者がおっしゃるのも毎年のお約束となりつつありますが、当面このイベントが継続開催されることを願うばかりです(手伝えることがあれば手伝いますさかいに)(といって、何ができるわけでもないかもしれませんけど)。

とりわけ私などは日本国内在住とはいえ西の果てのほうにおりますから、対面開催でないぶん旅費を気にしないで参加できるというのが本当に助かるんですよね。周囲の関心のありそうな人たちにも声掛けしやすいという面もあります。

願わくばオンライン開催のまま、当面続くことを願いつつ、そしてまた来年きっと開催されるであろう「言語学フェス2026」にむけてまた何かネタをもちこめるように今年もがんばっていかなあかんな〜、と言いつつ。

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吉村 大樹
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