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12日目:ザハ建築のあれ、ギョズレメ、グタブ

日曜朝の静けさを愛する

日曜日の朝というのはバクーも人の行き来はまばらで、土曜夜のあの人だかりの様子とは対照的でした。個人的には、朝の景色の方がいいな…

ということで12日目。ここまで滞在記を追いかけてくださった方ならお分かりかと思うのですが、もうだいたい今回やりたかったことはやり終えたかなとも思っていました。ただ、外に全く出ないのももったいないなと。

ならば少しでも現地での写真を撮っておこうかということで。締め切り日を間近に控えた事務作業をしつつ、午前中に出かけることにしました。

久しぶりのザハ建築詣で

何度か訪れているし、すでに以前写真も撮っている(し、なんならnoteに記事も書いたことがありますが)ヘイダル・アリエフセンターをもう一度見ておこうということで。地下鉄でNərimən Nərimanov駅から徒歩10分ほど。

ちなみにこの駅周辺の景色は、とても懐かしく感じます。初めてバクーにご招待いただいたとき、用意してくださっていたホテルの最寄駅がこのネリマン・ネリマノフ駅だったのです。

初めてバクーに来た時の印象はとても強烈で、その当時を思い出して感慨に浸るという。あそこのマクドは変わってないなとか、そうそうここに銀行みたいのがあったよね、とか。

バクー広いな、と思わされる瞬間です。

以下、もうあまり語りますまい。センター建築の迫力をご覧いただきたく。

入口側から。常設展などもあります。
時間さえあれば、是非見てみたかった展示が。
文化センターの面目躍如たる企画のようです。いいですよねこういうの。
わかりやすく、センターの建物名も入った角度から。
しかしザハ建築を東京も採用していたなら、と改めて思います。
きっと誇るべき公共の財産となり得ただろうにな、と。

この日のバクーはあいにくの曇天模様でしたが、堪能したところでお腹が空いたのでMADO(トルコ資本のカフェ)に入ってみます。

薄皮の日曜日

なにかアゼルバイジャン的なものがおいてあったらそれを…と思っていましたが、さすがトルコ資本。そのままトルコのMADOとだいたい同じようなラインナップになっていました。

とはいえ、トルコの食事も懐かしくないわけでもない。ということで、ギョズレメをいただくことにしました。

こちらがギョズレメ。トルコ式のパイ生地を焼いた料理です。
これもアンカラ時代よく食べたものです。職場の教員用ビュッフェでしょっちゅう頼んでいた。

一旦家に戻って、午後3時から再び現地の協力者と来年のイベントの打ち合わせ(2回目)。ああしかし、本当にパンデミックの終息を願うばかりですね、という話をしました。

我々、語学を生業とする身からしてもこの状況下というのはきつい。本当にきついです。私の今回のバクー訪問も、時期的にはかなり無理をしていると自覚しています。それでも機会があるのならあえて、と言って来たのです。

ともあれ、3時間近くにわたった打ち合わせも終わって、あとアゼルバイジャンでまだ食べていないソウルフードってあったっけ?と思い返します。ああそうだ、グタブ(Qutab)を食べていなかったな、と。

以前から目をつけていた食堂があったので、滞在も残り少ないところ、とにかく新規の店にどんどん入って行ってみようという方針で今回は臨んでいます。

誰に何を言われたわけでもないのですが、同じ店に2回行かないという(意味不明な)ルールを自らに課しているのです。我ながら本当に意味不明ですけど。

ギョベレキ・ショルバス(Göbələk şorbası)。
アゼルバイジャン語、「キノコ」はgöbərəkだったなそういえば、と思い出させる絶品の味です。
店内のインテリアがいちいちカッコいいのがいいですね。

ということで、この上の写真がグタブ。パイ生地をプレートで焼いたもので、中に香草やチーズ、ひき肉などを入れます。アゼルバイジャンのソウルフードの一つと言えましょう。やはりこれを食べておかないと、アゼルバイジャンに来た甲斐がないというものです。多分大袈裟ではありますけど。

4枚はさすがにやり過ぎでしたけどね。まあいいんです。ダイエットは、日本に帰ってからやりますよってに。

ということでいよいよ明日が13日目。事実上の滞在最終日ということになります。

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