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アイデア出しは、サウナのように
「よいアイデアをどうやって生むか」
アイデア出しにその人の個性が出るなあと思います。
「シャワー」「近所のセブンまでの散歩」「瞑想」などなど。
最近このことを聞かれて、考えていたときに思ったのが
「サウナ」だなあと。
これはサウナで考えるといいよという話ではなく(それもいいですが)
サウナのような流れがあるといいアイデアが出やすいという話です。
つまり
高負荷(サウナ)⇒虚脱(水風呂)⇒ととのう(外気浴)
⇒高負荷(サウナ)⇒虚脱(水風呂)⇒ととのう(外気浴)
⇒くりかえし・・・
ということです。
どういうことか見ていきましょう。
高温サウナのように、脳に高負荷をかける(強烈インプット)
アイデアは出そうと思って、すぐ出るものではありません。
出ても、どこかで見たような凡庸なアイデアになりがちです。
それで解決するのであればいいですが、難しいものほど通用しません。
そこでまず前提として、情報のインプットが必要です。それも大きければ大きいほどいい。
その際に何が目的で何が必要で、条件は何なのかなどの整理をします。そして何が求められているか、必要なアウトプットを定義しましょう。
アイデア出しといっても何でもよかったら広がり過ぎます。どんなにいいアイデアでも、求められていないアイデアはいいアイデアではありません。
それらを定義すると、必要な情報が見えてきます。それを収集するため参考資料たちが大事になってきます。
過去のこと、ライバルや他の人がどうしたかなど。必要なかぎりたくさん集め、流し読みをします。
ポイントは流し読みです。限られた時間ですから全部をじっくりは読めません。バーっと流し読み、大事な情報がありそうな場所をピックアップします。そしてそこだけじっくり読むということをしましょう。
この時点でいいアイデアが生まれればいいですが、難しい問題でこの時点では答えは出ないと思います。
しかし、それはそれでいいと割り切って、とにかくインプットをしましょう。
これを時間を決めて、一気にやる。
1日2日と時間が使えたらよいですが、そんな長時間使えない場合は短時間での勝負ですね。
そうするとかなりの脳の負荷があり、頭が固くなっていく感じがあるかなと思います。
これが高温高湿度のサウナにあたります。
水風呂に入って、脳の負荷をゼロにする(虚無時間をつくる)
サウナに入ったら、次は水風呂です。
さきほどまで脳に高負荷をかけていたのに対し、今度は脳への負荷をゼロにします。
脳への負荷をゼロにするとはどういうことか。
端的にいえば、何も考えない時間をつくるということです。
具体的には、
15分ほどのちょっとした昼寝(しすぎはダメ)
瞑想(何も考えない)
ランニング(何も考えない)
などでしょうか。
この間アイデアについて考えなくて大丈夫です。
脳の存在は考えてる時しか、意識していませんが、考えていない時もちゃんと動いています。
たとえば睡眠中であっても、記憶の整理をしてくれているんですよね。
当たり前のことですが、見逃していることです。
この無意識下の脳の力を借りることが結構ポイントです。
高負荷をかけられた脳が、何もしていない裏側で活動してくれ、アイデアの整理をしてくれています。
その脳の整理時間を意識的に、そして強制的につくることがキモだと思います。意外とこれをやっている人が少ないように感じます。
ととのうようにアイデアが生まれていく
そして、いざアイデアを考えよう、書き出そうとすると、今まで溜め込んでいた分、アイデアがどんどんと出てくると思います。
ちょうどサウナに入り、水風呂につかった後、外気浴でととのうかのようにアイデアがドバドバと生まれるイメージです。
一旦クールダウンを置くことで、自分が意識していた中でのアイデアではなく、意識の外側からのものも入ってきて、いいアイデアに昇華されていきます。
最初からえいやで考えていると、考慮する点が限定的だったりして、すでに今までも言われたような普通なアイデアになりがちです。それはよいアイデアとはいえないですよね。
発想とは意外なところから生まれるもの。
切羽詰まった状態では意外な点に気づきにくいものです。
高負荷をかけつつも、余裕を強制的につくることで、アイデアはよりよくなります。
それでももっとよくしたいということであれば、この流れを繰り返すといいと思います。
インプットの仕方や虚無時間の作り方は人それぞれであっても、このサウナの流れは全体で言えるのでは?と思ったので書いてみました。
ぜひお試しくださいませ。アイデア出しがサウナのように快感になっていくと思います。