眠りたい日
急に眠くなる日がある。まさしく今日がそう。仕事の合間、いつもはそんなことないのに急に眠くなる。10分くらいうつらうつらして、いつも通りに戻る。
ああなんか疲れてんのかなって思うけど、そんなこともない。何のための眠りたい日なのかよくわからないけど、まあ生理的に必要だから身体が求めてるんだろうね。寝るのは好きなんだけど、寝るよりは起きてる時間を楽しみたいので、1日が30時間くらいあればいいなあって思っている人間です。
ショートスリーパーな私は、4時間くらい寝ると自動的に目覚めてしまいます。今日はたくさんねるぞって思って、夜10時に寝ると2時に起きる。その後は浅い眠りが続いて、1時間ごとに起きて朝を迎える。どんなに寝たくても勝手に起きるんだな。都合の良い身体です。
3時間が自分のリミットで、夜中2時を過ぎると次の日辛くなるんですが、多分眠くなる日はその分が昼頃にやってくるんでしょう。必然と言えば必然。眠りたい日には眠りたいんだけど、なんか眠るともったいないと思っちゃんだよなー。明日と明後日が一度に来ればいい、僕はもどかしいって唄っていた学生時代の気持ち。
眠ることは文学のキーワードでもある。特に村上春樹さんの小説では時々眠ることが色々な意味を持つ(持たせる)。眠るって考えたら不思議で、寝ると眠るでニュアンスが違うし、眠ってた時の自分の記憶はおぼろげだし、夢も見るし。自分の中で記憶がすっぽり抜け落ちている時間があるっていうのは、面白くも怖くもある。
無意識と意識の境界。何が起きていてもおかしくないから、「君の名は。」みたいな「とりかえばやものがたり」が生まれてくるのも必然。寝てる時の私たちはいつもよりも不確かで、もしかしたら誰かと繋がっているかもしれない。眠りたい日。なんか眠りたい日は、身体と向き合う時で、誰かと繋がりたい日なのかもしれないね。