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[北陸旅行]全くの初心者に、立山室堂でトレッキングはできるのか?

トレッキング(英語:trekking)は、山歩きのこと。登頂を目指すことを主な目的としている登山に対し、トレッキングは特に山頂にはこだわらず、山の中を歩くことを目的としている言葉。
出典:Wikipedia

結論、できた。
ただしトレッキングというよりは、散策。

旅行日:2020/10/13(火) ▶︎前々日 ▶︎前日

ブラタモリで予習

富山旅行3日目は、立山黒部アルペンルート通り抜けて帰京する旅程に決定。
翌日は仕事だし、帰りがあまり遅くならないようにと逆算して計画を立てる。

で、ガイドブックとかWebサイトとか色々見るが、そもそもトレッキングとは。
トレッキングシューズを売っているお店も知らなければ、山ガール的な格好もしたことも無い人間にとって、「トレッキング初心者」のレベルが分からない。
どのサイトを見てもトレッキングシューズがお勧めされており、山ガールが笑顔で写っているが、コンバースのスニーカーで大丈夫なのかさっぱり分からない。
しかも、天気予報曇り時々雨だし。

折角だから少しは散策したいけど…と悩んでいる頃、たまたまつけたテレビのブラタモリが山特集をやっていた。
行こうとしている立山室堂に、タモリさんがいる。
あの石畳ならスニーカーで問題なさそうだ、あまり時間もないから、他の場所はやめておこう。
そうして、散策場所を室堂と黒部ダムのみに絞り込んだ。

天気はずっと小雨と曇り予報

6:00 起床
7:00 朝食
7:20 駅でチケット購入
7:45 チェックアウト

泊まったのは立山駅から徒歩1分、部屋の窓から駅前が見える。
朝食前に見たら行列ができており焦ったが、売り場が開く前だっただけのようだ。
朝食を食べチケット売り場に向かい、並ばずに通り抜けチケットを購入。ここで地域共通クーポンを使った。
クーポン使ったら現金のみとか知らなかったから、お財布がいっきに寒くなる。

8:00 立山発 立山ケーブルカー乗車
8:07 美女平着

思っていた以上に真っ白で、先行きが不安になる。
人の流れに身を任せ、次のバスに並ぶ。
全体を通して、乗り継ぎ場所は分かりやすくて迷いようも無かった。

8:20 美女平発 立山高原バス乗車

普通の大型観光バスみたいな形なので、キャリーケースは下の荷台に預けて乗る。
感染症対策に、座席はビニールが被せられていた。

登るにつれ、少しずつではあるが視界が広がってきた。
バスの中では、所々地名の説明などがアナウンスされる。モニターに映る景色と目の前が見事にリンクしていて、別の時期の景色も一緒に楽しめる。
まぁ、ここから滝が見えます、みたいなスポットはことごとく何も見えなかったが。。

9:00 室堂着

途中の乗降客もあまりおらず、予定より少しだけ早く標高2450mに到着。
日本一星に近い駅だそうだ。

早速ユニクロのフリースを着込み、荷物をコインロッカーに入れて外へ。
あれ、めっちゃ晴れてる。

トレッキング初心者である我々は、ミクリガ池周回コースを散策。
途中途中ベンチもあり、写真撮りつつ休憩したりして大体1時間ほど。
終始写真のような石畳の道なので、スニーカーでも全く問題なかったが、石畳の石も場所によってはデコボコしているから、歩きやすい靴であることはマスト。
一部階段があるので、濡れていたら滑りそう、とは思った。

こう、ガイドブックとかにもどんな道なのか写真載っていれば良いのに。

歩き始めてすぐ、フリースが暑くて脱ぎ、下界と同じ格好に。日差しパワー強い。

ちなみに、私の持っていったカメラのレンズでは近距離過ぎて池の左右が収まらず、ここでの正解はiPhone。こういう時にiPhoneの超広角が良い。

あと、油断したわけではなく通常通り日焼け止め塗ってたんだけど、流石にこのお天気で標高2450mでは日焼けしたらしい。

雷鳥ポンチョ大活躍

10:45 室堂発 立山トンネルトロリーバス乗車
10:55 大観峰着
11:10 大観峰発 立山ロープウェイ乗車
11:17 黒部平着
11:30 黒部平発 黒部ケーブルカー乗車
11:35 黒部湖着

立山トンネルトロリーバスは、普通の路線バスみたいなバスなので、キャリーケースは若干邪魔だった。
乗れなかったらどうしよう、とか思っていたが、4台編成で運行していた。
立山ロープウェイは、少し雲が残念だったものの、紅葉が見事。

黒部湖駅からは黒部ダム駅まで徒歩15分ほど、と書いてあったが、言ってみれば黒部ダムを挟んで反対側なだけだった。
あっちの端が黒部ダム駅。

ダム、デカい。
大きい。
巨大。
巨大建造物ってカッコいいかもしれない。。

とりあえずコインロッカーに荷物を預け、空いているうちにレストハウスでランチタイム。もちろん食べるはダムカレー。
でもグリーンカレーはそんなに好みでは無いので茶色い方のカレーで。

えん堤通過中に思ったが、放水による水飛沫が物凄い。
小雨降ってるみたいに濡れる。
放水に一番近い、下にあるレインボーテラスに向かう前に水飛沫対策をしようと取り出したのが、雷鳥ポンチョ。

可愛い。
100均のレインコート1着しか無かったので、雨降ったら嫌だね、と、朝に立山駅で購入したポンチョ。
雨には降られなかったが、ダムから水降ってきた。
まさかのここで大活躍。
(100均レインコートは猫による噛み穴が発見されたので、雷鳥ポンチョもう1着買っておけば良かったかな…)

風が強いから、傘よりもレインコートとかが安全そう。もしくは濡れる覚悟で。

その後上のダム展望台まで登って疲れて一休みして、またえん堤戻って虹を堪能して、最後に売店でコーヒーとソフトクリームで休憩。

13:35 黒部ダム駅発 関電トンネル電気バス乗車
13:51 扇沢着
14:05 扇沢発 アルピコ交通の路線バス乗車
14:40 信濃大町着
駅前の喫茶店でお茶
15:43 信濃大町発 あずさ46号
18:39 立川着

扇沢までが、アルペンルート通り抜け切符の範囲。
扇沢から信濃大町の「路線バス」というのがものすごく不安だったのだが、なんていうか空港からのリムジンバスみたいなイメージだった。
路線バスだから到着時刻は道路の混み具合次第、というだけ。

信濃大町を通あずさは、1日1本だけ。
これを逃すと、信濃大町から松本まで移動(1時間ほど)して、そこからあずさに乗ることになる。
高校時代、夏合宿で白馬に行くためにあずさに乗っていたが、1日1本のに乗っていたとは知らなかった。。。


こちらも行きの新幹線同様チケットレスで予約していた。
のだが、乗る直前で予約してたのは特急券だけで乗車券は別に必要、更に駅員さんにSuicaじゃダメって言われて大慌てで切符を購入するなど最後に一番ドタバタ。
乗車券、Suicaでも大丈夫なんじゃないかなぁ?と乗ってから訝しむのであった。

* * * * *

思っていたより長くなってしまったが、とにかく、室堂のミクリガ池周回コースであれば、超初心者でも問題なく散策できた。
コンバースのスニーカーで全く問題なかった。
見晴らしも良く、周回コースの途中に山荘などもあり、安心して散策できる環境だった。

室堂までも、室堂からも、退屈することないアルペンルート通り抜けだった。
もう少しトレッキングというものに馴染んだら、弥陀ヶ原とかを歩いてみたいかもしれない。

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