植戸万典です。8月11日は山の日です。
海の日があるなら「山の日」も欲しい、でもこれ以上祝日を増やすと経済活動への影響が心配、ならばお盆休みに連動させて直前の8月12日ではどうか、それは日航機墜落事故(1985年)の日なうえに事故現場も山だからいかがなものだろう、だったらさらにその前日の8月11日にしよう——といった経緯で制定されたようです。
正直、由来もなにもあったもんじゃないなと制定されたころは思ったものです。今でもよくわかってはいませんが。でも山の恩恵には感謝します。祝日万歳。
だったら前々から不思議だった「海の日」の由来はどうなんだ、と思って調べたのが、今年の海の日に書いたコラムです。
掲載は例によって『神社新報』なので紙面では歴史的仮名遣ひでしたが、ウェブ上での読みやすさのために現代仮名遣いに直して転載します。ただしタイトルの「当つて」の部分は、オマージュなのでそのままです。
コラム「海の日に当つて」
「海の日に当つて」のオーディオコメンタリーめいたもの
こう考えると「海の日」と言うより「船の日」とか「航海の日」とかの方が本来の趣旨に近いのではないでしょうかね。
ところで、海の日と山の日があるなら「川の日」はいつ祝日になるのでしょう?
まぁ、天の川のイメージで7月7日なら「星の日」のような気もしますが。
記念日を考える人もたいへんですね。
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