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【カツヌマグレープ ルージュ】休肝日を、我慢から”贅沢”に。ノンアルコールワインを探す旅。
コロナ禍で宅飲みが捗り過ぎて健康診断の数値に打ちひしがれているおじさんは多いと思われる。僕もそのひとり。しかし緊急事態明けで平日は会社飲みが復活したりなんかで、休肝日を作るには土日を犠牲にするしかない。土日は永遠に我慢しないといけないのだろうか?
そんな切実な思いから、ノンアルコールで幸せになれるワインを探す旅をはじめることにした。最近少しずつ商品が増え始めているノンアルコール飲料。しかしビールばかりでワインはラインナップがほとんど出回ってない。
お店に全然売ってないのでAmazonで買うことにした。まず試したのは日本ワインの聖地・山梨勝沼の老舗ワイナリー「シャトー・勝沼」の「カツヌマ・グレープ」。
値段もフルボトルで1000円以下とお手頃だ。
実飲!!
…甘い。当然だがアルコール感はなく、赤なのに甘く、渋く酸っぱい。香りはベリー系とスパイシーな香りで赤ワイン感の期待が持てたが、味は「渋いぶどうジュース」だった。
よくよく成分表示を見てみると、そもそも日本産のブドウではない(アルゼンチン産)上に、クランベリー、レモン、緑茶などが混ぜられている。そりゃベリーの匂いするわ。ベリー入れてんねんもん!
なるほどー。。。ブドウ果汁だけではワインの風味をノンアルコールで再現できないため、クランベリーから酸味と香りを、レモンから酸味を、緑茶から渋みを持ってきてるわけか。。。
単に完成した赤ワインを熱してアルコールを飛ばせばいいだけかと思ったのだが、どうやらそんなに簡単な話ではないらしい。この風味と成分表示から、シャトー・勝沼さんのめちゃくちゃな試行錯誤と苦労が読み取れる。ここまでいろんなものを混ぜても、ノンアルコールで赤ワインの芳醇な風味を出すことは容易ではないのだ。
これは調べ甲斐がある!飽くなき探究心に火がついた。