軽量でコンパクトな耐熱テーブルnoicoyamaico半耐熱ULトレックテーブル
ふと山に行きたくなった時にバックパックのサイドポケットに入って、袋が要らなくて、広げるとA4サイズ大で、組み立てと撤収が素早くできて、100gちょいの軽量で、かつアルストや熱したクッカーを置ける耐熱性があるようなULテーブルが欲しく、いろいろ買って試していた。
カスケードワイルドだと軽い分耐久性が弱く、クッカーやアルストは使えない。フィールドホッパーは組み立てが素早いけど重すぎる。今のところベターな選択肢はVERNEだけど、それでも少し重く(実測250g)て組み立ても少し手間。四隅が角張っていてケースが必要なところも気になる(しかも付属のケースは重くて開けづらい笑)。
そこで、「無いものは作ろう」というMYOG(Make your own gear)精神でプラダンをメイン素材にしたUL山テーブルを自作してみることした。
プラダンULテーブルの弱点は強度と耐熱性。4mm厚のシートを使用してなるべく強度を持たせつつ、片側にアルミプレートを貼り付けて耐熱性を備えた。
プラダンULテーブルはアルコールストーブを直で使うと溶けるし、熱したクッカーを置くだけでも変形してしまう。これを片側アルミプレートで解決。本当は両側にアルミを貼りたかったが、160gを超えてVERNEの重さに近づいてしまい、軽量というプラダンならではの優位性がなくなるので片側で我慢。
もちろんポケットストーブによる固形燃料も使えます。
これは特に狙ってなかったのだが、構造上組み立て後の安定性が割と高く、片手で持ち上げてもペコっとならない。フィールドホッパーはペコってなるし、VERNEは持ち上げると割と足が外れやすい。
脚をたたんだ状態でアルミ側をまな板として使うこともできる。
そして岩場での安定性も割と高い。欠点を挙げるとすれば真ん中に重いものを集めると少したわむことと、地面に置いたまま横スライドすると脚が外れてしまうこと、収納時の厚みが約2cmとVERNEの倍になること。しかしいずれも軽さと組み立てスピードとのトレードオフで、強度と厚みが気になるなら現状ではVERNEがベストな選択肢だと思う。
プラダンULテーブルはベルクロかスナップボタンの組み立てが多いが、そのどちらでもなく速度とロマンでマグネットによる組み立てにしたところ、これがかなり良かった。素早く組み立てと撤収ができて、接着強度も高くある程度重いものを乗せても脚が崩れない。そのかわり横スライドには弱いので移動の際には注意が必要。
カラー展開はとりあえずブラックとパールグレーの2色。どちらもかわいくてお気に入りです!