第1回 焚火に合う椅子選手権
前回のしくじり焚火デイキャンプの課題を解消するために、2週連続で滝沢園に臨んだ。
↓前回のしくじり焚火デイキャンプ
前回の課題は大きく分けると2点。
課題①薪を全て燃やす
まず、薪を全て燃やすために、二つのことに注力した。1、料理に凝らない。今回の主役は焚火だ。肉を焼こうとしたり、焼き芋を作ろうとしたりしたらダメだ。今回はシンプルに温めるだけの鍋焼きうどんにした。2、はじめる前に全ての薪を割っておく。これが地味にめちゃくちゃ重要だ。「ある程度だけ薪を割っておいて、火が落ち着いてから必要な分を追加で都度割っていこう」などと、素人が配分など考えてはいけない。
前回の最大の敗因はここだ。「火が落ち着いたら」だと?素人が火を落ち着かせられるわけないだろうが!横着せずに最初に全部割っておけ。
焚き火台は前回に引き続きピコグリル398。
課題②ベストな焚火イスを決める
前回、腰を痛めた原因は無理な姿勢を長時間続けてしまったからだ。今回はこの4つのイスで焚き火の姿勢を検証し、ベストな焚き火イスを決める。
エントリーナンバー1 格安ローチェア
なんと2千円で買える格安ローチェア。重さは1kgとまあまあ重いが、ローチェアとしては申し分ない。しかし、焚き火用としてはどうか?まあ、問題はないがピコグリルに対しては少し高い気がする。
エントリーナンバー2 BTRスツール
山チェアとしては軽くてすばやく組み立てられるBTRスツールはかなり優秀なのだが、焚き火チェアとしてはかなり座面が高い。これは相当かがまないと焚き火ができない。これで続けたら確実に腰痛になる。これはないな。
エントリーナンバー3 モナークチェア
軽くてお手軽なモナークチェア。山のテント泊の際には欠かせない。軽いのにリクライニングができ、ULと座り心地のベストバランスなイスだ。しかし、地面との接点が少ないため、バランスを取るのが難しく、慣れないと転倒してしまう。気を抜いてダラーっとするのにはあまり向かないので正直期待はしていなかったのだが、これが予想外に良かった。程よい高さと、かがむときにリクライニングできるためあまり姿勢を変えずに焚き火に近寄れる。
先に結論を言うと、焚き火にはモナークチェアがベストだった。
エントリーナンバー4 オリガマット
前回デビュー戦を飾ったオリガマット。低い座面の地べたスタイルには最適なチェア。200gと最軽量だが、その分他のイスと比べると座り心地はあまり良くない。焚き火を操作するには一番高さがちょうど良く、姿勢に気をつければかなりいいと感じた。
結果、ベストはモナークチェア、次点でオリガマット。次回からはULの時はオリガマット、余裕がある時はモナークチェアを持参しよう。
時間内に全ての薪を燃やし切った。勝った・・・。
勝利は鶴巻温泉の弘法の里湯で祝う。最高の焚き火デイキャンプだった。これでもう焚き火も怖くない!!
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