冬登山にはクライムライトジャケット ?それともマウンテンライトジャケット?
冬登山では「何をハードシェルに着るか問題」がある。とはいっても、雪がうずだかく降り積もる厳冬期の高山ではなく、1,000〜1,500mぐらいの低山〜中低山の話だ。
ザノースフェイスの「マウンテンライトジャケット」と「クライムライトジャケット」はゴアテックスメンブレンを使用していてレインウェアとしての性能が高く、かつタウンユースでも着まわせるデザインのため、どちらも人気のウェア。
僕は2018年のマウンテンライトジャケットのケルプタンと2019年のクライムライトジャケットのブリティッシュカーキを愛用している。
GORE-TEXはポリウレタンを使用しておらず理論上劣化が起こらないため、丁寧に洗ってメンテすれば10年ぐらいは待つと言われている。高価だがその分性能が高く、登山ウェアとして必須アイテムとなっている。
僕はこのふたつを「冬のハードシェル=マウンテンライト」「3シーズンのレインウェア=クライムライト」と使い分けていて、冬の登山には毎回マウンテンライトジャケットを着用して臨んでいた。
しかし、晴れの低山は、実は冬でも結構暑い。急登で激しい運動をしているため、とくに上りはかなりたくさんの汗をかく。行きの交通機関と、上りはじめの30分ぐらいまではマウンテンライトを着ているがすぐに暑くなり、脱いで山頂までバックパックに雑に外付けしていた。山頂ではさすがにベースレイヤーだけでは寒くなるため、再度マウンテンライトを着るが、降りはじめたらまた暑くなり、脱いでいた。
この着脱行為が何気にかなり面倒な作業であることに気づき、ふと「山頂でしか着ないんだったらクライムライトでもいいのでは?」と思い立って、昨日の塔ノ岳はクライムライトで登ってみた。
結果的に、山頂以外は寒さを感じることも、暑過ぎて脱ぐこともなかった。山頂ではパッキングして持ち込んだユニクロのウルトラライトダウンジャケットを下に着込んだところ、十分に寒さを凌げた。
しかし、もともとクライムライトは冬以外のレインウェアとして買ったのでジャストサイズのSで、下にダウンを切ると若干モコモコして気になる。あーYouTuberがみんな「クライムライトはワンサイズアップした方がいい」って言ってたの全然聴いてなかった。失敗した。ゴアテックスのレインウェアとしてはそこそこ高価なため、ポンポン買えるものではないが、MかLが欲しくなるなこれは・・・
そして同時に、マウンテンライトは登山にはほぼ使わない冬キャンやタウンユースのプレーヤーになってしまった。
クライムライトすげえ。
↓その後結局クライムライトのMを買い足した話
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