アヒージョを作った話

まず、少し自己紹介をする。
自分は、22歳の社会人で一人暮らしをしている。
高等専門学校を卒業後して、今はそこそこ大きな会社で開発業務の下っ端なんかをしている。

今日は、そんな若造の思っていることを、少しばかり書き綴りたくなった。

長生きしても良い事なんて何も無い

これは完全に持論だ。
障害雇用、年金問題、度重なる増税.....
今の収入で未来なんて見えたもんじゃ無い。

それでも、自分は自分なりに精一杯生きているつもりでいる。
毎日の少しの楽しみとして料理をしたりする
言うなれば、この自粛期間で部屋に閉じこもっている時に、多数の人がそうであった様に、自分の料理欲に拍車が掛かったのは自明の理だ。

スキレット

小さな鋳鉄製のフライパンの事だ。
自粛期間でアヒージョをどうしても作りたくなってスキレットが欲しくなったのだ。

アヒージョなんて、難しい料理に聞こえるかも知れないが、とても簡単なただの煮込み料理だ。

だげども、「アヒージョを自作してアテにしている。」というと、とても丁寧な暮らしをしている様にも聞こえる。

表面上、オシャレな料理を作り晩酌をしている様に見えるが、実際のところそうでは無い。

どれだけオシャレな料理を作ろうが、オシャレなカフェに行ってアフターヌーンティーを嗜んでいようが、結局の所、自分は自分でしか無い。

どれだけオシャレを取り繕おうが、自分の秘めたる感情は拭きれず、言うなれば
「猫をかぶっている」
そんな状態なんだと自分でもわかる。

何を言いたいかというと、何かを取り繕った所で自分は自分でしか無いから、その自分を真摯に受け止めてこれから長い人生を、アルコールと共に歩んでいければ良いなと思った。

そんなどうしようもないことを考えたりする、
少しじめっとした夏前の夜だ。

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