石神山の息遣いをたっぷり感じる秋の終わり。
10月末、盛岡や岩手町に住む知り合いのFacebookやTwitterで、もうそろそろ雪がドバっと降ることを知る。
備えなければいけない。
タイヤや雪かきスコップ、服など備えるべきことがたくさんあるようだ。
ただそれ以上に、
白く染まってしまうその前に、石神の山の様子を見ておかなければならない、と思う。
だから、今日も散歩に行く。
てくてく入口へ続く丘を歩いていく
エントランスを抜けると緑色はすっかり秋の色に。
冷たい風がスーッと抜けていく
赤と石彫と黄色。
赤い葉っぱと黄色い葉っぱのその下で。
黄色と茶色に囲まれるミミズク。
もさ、もさもさ、もさ。
帰りの下り坂も黄色と赤に染まっていた。
葉っぱのフレディを思い出した。
山が白く染まってしまうその前に、
葉っぱたちは鮮やかな赤や黄色に色づき、「ここにいるよ!」と懸命にアピールしているように感じる。
山全体が今年最後の美しい一息をついている。
精一杯生きた石神山の仲間たちは、もう時期、眠りにつくのだろう。