こんな人になりたい
仕事で結果が出ても、「運が良かった」と思い、
結果が出なくても、うまくいかなくても「そんな時もある」と思える人。
そんな人になりたい。
仕事で結果が出ると大喜びして、まるで自分の頑張った結果だと
思ってしまう。
結果が出ないと、落ち込んで自分を責める。
そんなのはもう嫌だな、と思う。
やり方が悪かったと思うなら、やり方を変えればいい。
でもいつだって自分は一生懸命やっているんだから、
そして同じ実力なんだから、その結果に一喜一憂するのはおかしいんじゃないか、と思ったから。
多分、「自分が頑張ったから結果が出た」と考えるのは、その後ろには
「頑張らなければ結果は出ない」と決め付けている気がする。
でも、そんなにすごいことをしたつもりはなかったのに、客室乗務員時代に
お客様から感謝のお手紙をいただいたことがある。
「え?私何か特別なことをしたっけ?」
と、その日の数便のフライトのうちの一つにしか過ぎなかったお客様のことを
思い出して、しばらく考えた。
確かにお客様とお話ししたし、窓の外を熱心にご覧になっていらしたので、
地点案内をして差し上げたのだが、それは「頑張っていた」わけではなく、
自然と「もしかすると地点をご案内したら喜んでいただけるのではないか」
と思ったから。
頑張ってない。
でもそれがそのお客様にとっては、とても思い出深いものとなって、
感謝のお手紙を会社に送ってくださるという、ありがたい行動をしてくださったのだ。
自分の頑張りではなく、むしろお客様に感謝をすること、そしてそのお客様にとっては、タイミングもお声をかけたこともたまたまマッチしたという、運の良さに感謝するだけだ。
そして、結果が出ないときに自分を責めるのは、責めれば責めるほど自分のパフォーマンスはさらに下がる。
それよりもどうしたら改善できるのか、を考えたほうがいい。
そしてその原因は、やり方でもなく、タイミングかもしれない。
頑張りや努力ではなく、他に競合がいなかっただけかもしれない。
結果が出たときに、頑張ったから私偉い、と思うのは、頑張らないと結果は出ない、と言っているのと同じ。
むしろ周りへの感謝を忘れてしまう可能性がある。
結果が出ないときに、自分の頑張りが足りなかったと考えるのは、自分のパフォーマンスを下げるだけ。
頑張ること以外に、結果が出る理由は様々ある。
そう考えると、「頑張る」ということが、あまり意味がないんだな、と思う。
もちろん一生懸命はやるのだが、頑張るという時は、多分力が入ってしまっている。
それより肩の力を抜いてやったほうがうまくいった経験は、誰にでもあるはず。
今年は、「頑張らない」をあえて抱負にしている。
以前は「頑張ろう」が口癖だったのだけど、私にとっては良い感じの抱負だと日々思っている。
サポートありがとうございます!いただいたサポートは、次の良い記事を書くために使わせていただきます!