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宮古島1週間・避寒地への旅DAY4、5 「雨の日に考えたこと」

避寒地への旅、4日目。
今朝の宮古島は、昨晩から降り続く雨が止まない。
夜中に、雨音を聞いていたが、少し弱くなったりはするものの、空はどんよりとしていて、回復の兆しは見えない。

毎日外出しているので、少しゆっくりしようと、持参した小説を読み、エッセイや記事を書いていた。

それでも、時々外の様子を見るために、ドアを開ける。
ドアを開けたらすぐそこが外、と言うのは、なんとも良い感じ。できたら、椅子を入り口付近に出して、雨音を聞きながら小説を読みたいのだけど、と思ったが、そんなことしていいのか、と考えてやめた。海外の人ならやるだろうな・・・

そして結局一日部屋にこもっていた。

ひとりでここ宮古島という、暖かい場所にいると、いつもと考えることも違ってくる。

ここにきてから毎日、お天気のことと食べることしか考えていない。

他には、今日行きたいところに行く、そのためにはGoogleマップを準備して、バスの時間を調べることくらいしかやっていない。
それに気づいた時に、「ああ、なんて幸せなんだ」と思った。
お天気と今日食べることだけ考えて生きる、というのは、昨日行った大神島で会った犬と一緒だ。シンプルに生きるってそういうことかもしれない。
もちろんそれ以外にやりたいことがあるのは、なお幸せだし、それに挑戦できることはもっと幸せだ。
ああ、幸せだ、とまた思う。

思えば、寒さから逃げていい、と気づき、1週間も宮古島に滞在する、などということは、一年前には考えてもいなかった。とにかく寒さから逃げたい一心で、実際にやってみたら、なんのことはなく、ただただ快適な日々が待っていた。

なんでも挑戦をする前は、未経験だと不安はつきものだけど、やってみたら案外なんでもない、ということがわかる。そして、最初の一歩を踏み出すと、次はもっとスケールが大きいことにも挑戦できるようになる。

だから、2026年の1月、2月の2ヶ月間から3ヶ月間は、宮古島滞在または、海外の暖かい場所に滞在したいとさえ考えている。
寒さと戦わず、お天気と食べるもののことだけ考えて生きられるのは、私にとって最高に幸せだと
わかったので、小説を読みながら、書きながら、冬の寒さから完全に脱出したいと思っている。

(見事にこの日は写真がなかった・・・)

DAY5 「こだわりの喫茶店で過ごす」


宮古島5日目。

実は、多良間島へ行くかどうかを迷っていた。船は昨日は運休したが、今朝は出航すると、ホームページに書いていたのをみた。
でも、小雨まじりの天気の中、島に行き、滞在時間は1日一本しかない船のため、わずか2時間。
本来、宿泊をした方がいいと書いていた。
だったら、もう少しお天気がいい時に行きたい、と思い、今回は断念した。
また次の機会に、と思って。

雨はパラパラと降っているが、昨日よりはまし。
そこで、朝食を済ませ、書くものを書いたら、一度行ったこだわりの喫茶店へ向かった。

こないだ行った、こだわりの喫茶店。



ロコモコライス
食後にカフェラテ


マスターも、女性スタッフの人たちも、みんな優しい。
余計なことは言わないが、放っておいてくれるのがありがたい。

雨の中歩いて歩いて、店の近くまで来た時、スコーン屋さんの前を通った。
そういえば、この店は先日若い女性たちが並んで、写真撮ってたな、と思い、ガラスケースを覗く。いろんな美味しそうなスコーンとベーグルがある。
いくつか買って明日の朝ごはんにでもしよう。



お値段も決して高すぎない


そして、目的の喫茶店到着。
先日座った席が空いている。ちょうどライン地タイムどきで、やっぱり地元の人が圧倒的に多い。
ランチメニューの一つ、ロコモコを注文し、また脇にある雑誌を見る。、
いいなあ。

デニム

アメリカ

古き良きアメリカであり、日本だ。

インターネット時代になって、時代の進化で恩恵をたくさん受けている。
でもその一方で失ったものもある。
物を大切にする習慣や、手作り、伝統など。
できたら、自分だけでもそれらを少し意識して生きていきたいな、と思わせてくれる。

それにしても、地元の人たちも、ここのマスターたちも、同じ日本人なのだろうけど、あまり日本の影響を受けていない気がする。もちろん良い意味で、だ。
税金などは全国どこでも同じだと思うが、日本人にありがちな、忙しさ、混雑、時間に追われる、スペースの狭さ、などとは無縁で生きている。

だから、自由で、マイペースで、コミュニテイの人たちの目は多少は意識しているのだろうが、大勢の人たちの目や、SNSなどの影響は少なそうに見える。
おそらく、リアルなコミュニテイがしっかりしているからなのかもしれない。
自由。私が大好きなワード。それを、ここの人たちはみんな普通に持っている気がした。

場所が変われば人も変わる。あっという間に。
無理だと思っていたことが、あっという間に叶う。

忙しさからの脱却。
人混みからの脱出。
SNSからの解放。

旅は、一時的な環境の変化でしかないが、それでも生き方の選択肢を見せられ、自分の世界を広げることができる。生まれた場所に一生いなければならない、という固定観念を崩してくれる。

やっぱり旅はいい。
その先に、移住がある。

ただ、調べてみたが、宮古島の家賃は高く、家を見つけるのはかなり大変だと
わかった。もう、宝くじでも当てて、別荘を買うしかないらしい。

そんなことをつらつらと考えながら、持参した本も読みながら、のんびりと雨の日を居心地の良い場所で過ごす。これが一人旅の醍醐味。

帰り道に迷ったら、A&Wバーガーの店を見つけ、夕食に買って帰った。

マクドナルドより人気がありそうだった 店内は人でいっぱいだったから


誰にも合わせる必要がなく、自分との会話ができ、気づきが増える。
誰かと一緒の旅も楽しいが、やっぱり私は一人旅が好きだ。


今日の収穫物



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