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朝起きたら、景色が変わっていた
目が覚めた時、いつも見慣れている景色が違って見えた、という経験はありませんか?
まさに今朝そのような気がしました。
もちろん、自宅の窓から見える景色は同じです。
でも、なんだか違って見えたのです。
その理由は、すぐにわかりました。
これも、私の勝手な解釈ですが、「よく眠ったからだな」と、すぐに思ったのです。
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最近脳科学に興味があって、本を数冊読みました。
そのうちの一冊「Newton」にこのようなことが書いてあったのです。
「レム睡眠中の脳は、目覚めている時の脳内では怒らなかった神経細胞どうしのランダムな結合(ネットワーク)が生じるようになる」
と。
(引用 出典 Newton別冊「脳とは何か」より)
つまり、眠っている間に、神経ネットワークが組み換えられている、らしいのです。
だから、十分に眠ったあとは、景色が違って見える、というのはあり得るな、と思ったのです。
私にとって今朝の景色は、「パーっと明るいもの」に見えました。
一つ一つの建物は、昨日と全く同じなのに、一つ一つの建物がくっきり見えた気がしたのです。
そう考えると、人間の健康にとって大事なのは「睡眠」なのだな、と思いました。
こんなことを考えたのは、先日生徒さんたちが航空会社の採用試験でグループデイスカッションを受けた時、そのテーマが「人の健康に大事なのは、睡眠?食事?」だったのが印象に残っていたからだと思います。
このテーマを聞いた瞬間も「睡眠かな」と私は思っていたのですが、今朝の違って見えた景色によって、「まずは睡眠だ」と確信しました。
そして、長時間眠った肉体は、栄養を欲していました。
つまりお腹が空いていたんですね。
でも、体に聞くと何が食べたいのか、がわかります。
私の今朝の体は、「タンパク質」を欲していました。
目玉焼き2個、さらに雑炊に卵を2個入れて食べました。
タンパク質を補給してもらい、体は徐々に回復に向かいます。
これらも自分の体の声を聞いていると、回復しているのを感じます。
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最近養老孟司さんのYouTubeを数本見ました。
養老さんはお医者様ですが、バカの壁の著者でもあります。
さらに、虫好きで有名な方です。
https://youtube.com/c/%E5%85%AC%E5%BC%8F-%E9%A4%8A%E8%80%81%E5%AD%9F%E5%8F%B8
参勤交代論を最近はお話しされているようで、とても面白く見ていました。
その中で、こんな言葉があったのです。
「自分が心地いいと感じることが一番だ」と。
住む場所でも、
食べ物でも、
人付き合いでも、
どこかに行くのでも、
自分が心地よいと感じるものが一番だ、と言われていました。
虫好きだから、森に行くことを勧めていらっしゃり、要は人間は自然界の一部だから、動物と同じで自分に聞いてみれば、何が好きで、何が欲しいのかがわかると言われているんだな、と解釈しています。
人間は頭があるから、つい頭で考えて答えを出すけど、それは本来自分が望んでいないことかもしれない。
でも心は答えを知っているんだ、ということだと思いました。
だからこそ、体に聞き、心に聞けばいつでも答えを教えてくれるということを、医者でもある方が、どちらかというとスピリチュアル系のようなことをおっしゃっていて、面白かったです。
ちょっと回復した体は、今散歩に行くことを求めているようなので、散歩に行ってきます。
最も大事なのは、心の声を聞いた時にすぐに行動できる時間と、素直な気持ちなのだと思っています。
今日も、それができることに、感謝です。
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