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本気で夢を追いかけている時


今まで3000人以上の生徒さんを教えてきた。
みんな一つの目標を持っていた。

客室乗務員になりたい
グランドスタッフになりたい

その夢を叶えるために、私のところに通ってきていた。

一人一人性格が違う。
一人一人魅力も課題も能力も違う。

1人1人をしっかり見て、成長を見守り続ける。
そしてその夢を叶えた時、一緒に泣けるし一緒に喜べる。


ただ生徒さん自身が殻を破るのに時間がかかることがある。

今までの自分のままで勝負して、うまく行く人はほんの一握り。
自分の今までの居心地の良い場所を捨てて、新たな世界に飛び出さないと
いけないことがほとんどだ。

ただ、「外圧」はある。

人が変化しようとしたときに、今までそばにいた周囲の人が足を引っ張ることがある。
みんなが応援してくれるとは限らない。
自分と同じ場所にいてほしい、と思う人は、その人が別の世界に行くのを嫌がる。

最終的にはそれさえも、跳ね除け、自分が行きたい世界に行くんだ、と覚悟を決めるしかない。


その覚悟ができると、周りの人の目は全く気にならなくなる。


同じ職場で、同じタイプの人たちに囲まれていたある生徒さんは、仕事終わりのみんなからの誘いを断ることさえできずにいた。
本当は自宅に帰って勉強をしたいのに、それができないのは断ることができなかったからだ。

あるとき、夢を叶えている人の話を聞く機会を設けた。
すると、「どうしても自分はそちらの世界に行きたい」と強く思えた。
そう思えたことで、今自分がいる世界でみんなと違う行動を取り、「浮いてしまうこと」への恐怖心が消えた。

周りから「付き合いが悪くなった」
とか
「勉強ばっかして、どうかしているよ」
と陰口を言われても、それが耳に入っても、気にならなくなった。

まさに「ゾーンに入った」のだ。


そうなれば、しめたもの。
教えたことを、全て吸収し始める。
まるでスポンジのように。

ぐんぐん成長を始め、最終的に新卒で書類落ちだった人が、既卒一回目の試験で大手2社最終まで進み、そのうちの一つに内定をもらった。


会社にも正直に話したが、上司が「大変だったらいつでも辞めて戻ってこい」と言われるほど、会社では仕事をしっかりとこなしていたのだ。

周囲は心の中ではどう思っていたのかはわからないが、刺激を受け勉強を始めた人もいるらしい。


「夢に集中できる」ためには、少し時間がかかることもあるが、先に目に見えるモデルとなる人がいたり、その先の世界を完全にビジュアル化できると、集中力は上がる。

そして「自分に合っていて心地よい場所」ではなく、「自分が存在したい場所」に居場所を変えた人たちをたくさん見てきた。

人は自分を幸せにはしてくれない。
自分を幸せにできるのは、自分だけ。
そこに、周りの人の目は一切関係ない。
夢だけに集中し、ひたすらその世界を目指すだけ。
そうして夢を実現して、自分の幸せを自分で掴んだ人たち。
それが卒業生だ。


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Hiromi.U
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