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放っておいた方がうまくいく


ここ最近は、来年のことを追いかけるのをやめている。
来年やろうと思っていたことが、少し気が進まなくなったので、ほったらかすことにしたのだけれど、そうするといろいろと面白いことが起きる。

忘れようとした元彼から連絡があるかのように、放っておいても向こうが放っておかないことが続いている。多分、何かの法則で自分が必死になっている時は動かなかったものが、こちらが「まあいいか」と、必死になるのをやめたら向こうからエネルギーがこちらに向かってくると言う感じだ。
詳細は書かないが、つまり「必死になったところで、うまくいくわけではない」という気がしている。

コロナ前までは違っていた。
コロナ前までは、頑張ったら報われる、努力すれば叶うと思っていたし、実際に私の場合はそうなっていた。しかし、コロナでの仕事の激減により、「頑張ったところでどうにかなるわけではないんだ」ということを思い知らされた。実際に、あの頃はどんなに頑張ったって、世の中は自分たちの思う通りにはならなかった。そこで「あきらめること」を知り、「自分でどうにかできる、日々の生活」に注目した。

掃除して、お香を炊いて、花を飾る。丁寧にお茶をいれて味わう。時間だけはたっぷりあったので、旅に出たり、自宅でゆっくり過ごす。
ずっと忘れていた日々の過ごし方を取り戻すと、精神的に落ち着いた。そんな日々を過ごし続けていると、「なるようになる」という考え方に変化したのだろう。
つい必死になってしまうこともあるが、ふとそれに気づいて「ああ、違う違う。休まなきゃ」と思うようになっている。

今回も、前に進むにあたりいろいろと考えないといけないことが増えたのだが、それが面倒になってしまい、しばらく放置したのだが、結局進むことになっているのであれば、やっぱり「あちら」がこちらを放っておかないらしい。
そうして少々めんどくさいことも勢いで乗り越えてしまって、最終的に前に進んでいるものなのかもしれない。

自力より他力。
追いかけるより、待つ。
急ぐより、時間をかける。
多くを持つより、本当に必要なものだけを持つ。
時間に追われるのではなく、時間を楽しむ。

経験によって考え方が変わり、生き方が変わる。外見は変わってないのに、中身が変わっている。それを「時代の変化」と、もう少ししたら人は呼ぶのかもしれない。

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通りすがりのnoter Hiromi
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