私にとっての12月8日
今日は、あの元ビートルズ ジョン レノンが銃弾に倒れた日だ。
あの日私はまだ高校生で、8畳リビングにあるテレビが、日暮近くにあのニュースを流していた。
西陽が差し込む部屋でニュースが流れた瞬間、私の口から
「えー」という声が出たあと、思考は停止し、どのくらい時間が経ったのかもわからず、続報が流れるニュースさえも目には入っていなかった。
会ったこともなければ、コンサートに行ったこともないアーテイストの死に、ここまでショックを受けたのは、私だけではなく世界中の多くの人も同じ
だっただろう。
中学生の頃、先輩に誘われ文化祭のステージに上がるために即席バンドのメンバーとして、ビートルズの曲を数曲、今でいう「耳コピ」して、ドラムを担当した。
その時から、先輩たちのビートルズ好きが伝染し、レコードを2枚ほど持っていたのを覚えている。(今は手元にないのだけど)
Day tripper
Hard days night
Back in the U.S.S.R.
が、先輩がまず指定したビートルズの曲で、それ以外に、レッド ツエッペリン、デイープパープルの曲と合わせて、文化祭で演奏した。
それ以降もビートルズの多くの曲を「耳コピ」して、楽譜に収めた。
まだ日本のロックシーンはそこまでメジャーではなかった時期だったからこそ、当時の若者だった私たちの耳と心にスーッと入ってきたのが、ビートルズ
だったのだろう。
ジョンの死には、まだまだわかっていないことが多いらしいが、それでもジョンが亡くなったことには変わりはない。
彼が生きていたら、もう少し時代が、そして世の中が変化していたのかもしれない。
その数年後、私はこの12月8日生まれの人に出会う。
会うだけで胸が爆発しそうになるくらい、好きになった人だった。
同じく音楽を愛した彼は、8年前病に倒れ、この世を去ってしまった。
1年365日のうちのたった1日だけど、私にとっては忘れることのできない一日が、12月8日だ。
R.I.P.John Lennon &A.