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年齢ではなく、適齢期
最近お会いする人たちのほとんどが、年下だ。
30代、40代の人が多い。
ただ、相手の方々はどうなのかわからないが、
私の方はあまり年齢差を感じない。
仕事の話、私生活の話、食べ物の話、趣味の話などをしていても、
人それぞれの感じ方があり、そこに性格が現れているだけだ。
あえて差を探すとすれば、経験値と適齢期だ。
年齢に関わらず色んな経験をしている人と、そうでもない人がいる。
若くても人が決して経験しないようなことを経験している人もいる。
だから話を聞いていると楽しいし、知らない世界へと連れて行ってくれる気がする。
さらに若くて大きな決断をした人もいれば、なかなか決断ができない人もいる。
若くてもなかなか決断できない人もいれば、50代でも、60代でも決断する人もいる。自分のことはよくわからない部分があるが、他人のことは客観的に見ることができる。
ある40代後半の人が、「ずっとやりたいと思っているのに、いまだに決断できずにいる」と言った時、「ああ、タイミング、つまりこの人の適齢期が今まで来てなかったんだな」と思った。
適齢期とは、結婚の時期のことを指す言葉だが、何に置いても適齢期はあると思っている。それは一人一人違っていて、年齢で一括りにできるものではない。
私が若い頃には、「25歳が(結婚の)適齢期」と言われ、その次には「20代のうちに」とよく言われたが、そんな乱暴な一括りにできるほど、人の人生のタイミングは単純ではない。
だから、大事なことは「年齢を言い訳にせず、人とも比べず、タイミングが来た時に乗っかっていくこと」だけだ。
そして思うのは「チャンスは時々ピンチの顔をしてやってくる」と言うこと。
私もエアラインスクールを解雇された(経営上の理由だったらしい)ピンチがあったから、自分でスクールを開くと言うチャンスへとつながっていった。
コロナという誰にとってもピンチだったことがあったから、自分と対話する時間が増え、その後の世界一周や自分の夢を追いかけることへと向かっていった。
チャンスはチャンスの顔ばかりを見せてはいない。
時にショックなこと、追い詰められたことが実はチャンスだったりする。
だからこそ、何が起きたとしても一喜一憂せず、その意味を考えられるようになれば、適齢期を逃すことはないような気がしている。
自分だけの適齢期。みんなきっとわかるはずだ。
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