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ヘンな入試

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#センター試験

符号化理論というほどの大げさなものでもなく(2015・大学入試センター試験・本試験・情報関係基礎)



大学入試センター試験には「情報関係基礎」という科目があります。
数学II・数学Bの代わりに選択できる科目ですが、多くの大学では
「高等学校の普通科または理数科の卒業(見込み)者は選択できない」
とされているので、ほとんど選択する人はいません。
ちなみに2019年実施の大学入試センター試験では

数学II・数学B 約35万人
数学II 約5400人
簿記会計 約1300人
情報関係基礎 約400

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n進法(2017・大学入試センター試験・追試験・日本史B)



歴史ぜんぜん分からないけどこの問題だけ分かった!
っていうか歴史じゃなくて算数!

【解答】
小判(金)a両b分c朱 (a,b,cは0以上の整数) を交換することを考える。
解法によると
・cを4で割って
・これにbを足して
・その和を4で割って
・aを加えたもの
すなわち a + (b / 4) + (c / 16) 両と換算している。
これは1両を4分、1分を4朱で計算していることになる。

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薄い本のつくりかた(2017・大学入試センター試験・本試験・情報関係基礎)



「算数が日常生活に役立つ場面」って、こういうやつでしょうか?
セブンイレブンのマルチコピー機は使えるらしいです。聞いた話ですが。

【解答】
・1枚のA3判用紙が4ページにあたるため、合計28ページの印刷物は
28 ÷ 4 = 7 … [ウ] 枚のA3判用紙を使用する。
・1枚目表面左側にはp.28、2枚目表面左側にはp.26、…と印刷。
よって k 枚目の表面左側には 30 - 2k → (

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血液型性格判断と心理学と統計学(2002・大学入試センター試験・本試験・現代社会)



文学部にいたとき、「心理学実験」という講義を受講していました。
実習課題のひとつに、血液型性格判断に関するものがありました。
・「はい」「いいえ」で答える性格判断が50問くらい用意されたプリントを配布
・その性格判断プリントをコピーして、身の回りの人に答えてもらう
・回答に性別と血液型をそえたデータを入力し、その講義の受講者全員で共有する
・集まった数百人ぶんの回答データをSAS(統計ソフト)

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