スポーツを通じてライフスタイルをシェアしあうコミュニティ「Mercari Sports Club」を立ち上げました
こんにちわうえむーです。
株式会社メルカリという会社でコミュニティチームのマネージャーをしています。
構想から約4ヶ月。スポーツを関心軸にした、新しい形のコミュニティを立ち上げました。
今回は、11/4に大盛況で終わった記念すべきローンチイベントの様子と、このコミュニティに込めた思いについてお話しします。
好きなことを全力で楽しむことが原動力
メルカリというプロダクトは特定のカテゴリに特化せず、様々なモノの売買ができるプラットフォームです。
それは、ファッションだったり、エンタメやおもちゃ・ホビー、自動車や家電など本当に幅広いです。
だからこそ、欲しいものに出会える宝探しのような感覚が味わえますし、自分にとって不要なモノでも誰かにとっては価値あるものとして、思い出といったストーリーを纏ったバトンが次の誰かのもとへと渡り、また新しいストーリーが生まれていきます。
多種多様なカテゴリ群をもつメルカリというプロダクトが利用され続けているのは、自分の好きな趣味だったり、夢中になれるコトを実現している数多くのお客さまに支えられていると言えます。
こうした世界観をもつメルカリが、今後もお客さまに使い続けていただけるサービスであるためには、我々自身が好きなことを全力で楽しんでいることも重要な要素であると考えています。
Twitterのダイレクトメールから広がった世界
「自分が一番夢中になれるものは何か」と考えたときに、真っ先に浮かんだのは「ランニング」でした。
僕は湘南の茅ヶ崎で育ち、当時は海まで徒歩5分ほどの場所に住んでいて、休日に海に向かえば、たくさんの地元の人たちがランニングをしていました。
柳島海岸から江ノ島までの海沿いのサイクリングロードを走ることがいつしか習慣になり、2016年には湘南国際マラソンにも出場し、かれこれ8年くらい続けている趣味になっています。
ランニングを関心軸として捉えたときに、この抽象的な構想を一緒に具現化するパートナーが必要だと考えました。
そして、雑誌『走るひと』を手がける上田 唯人(うえだ ゆいと)さんへTwitterを通じてダイレクトメールを送り、今回のコミュニティ構想への第一歩がスタートしていくことになります。この時、面識は一切ありませんでした。
FUSION RUNNINGという概念
上田さんとアイディエーションを重ねていく中で、「FUSION RUNNING」という概念を知りました。
この概念は、JAAF RunLinkチーフオフィサーで、東京マラソンのレースディレクターを務める早野 忠昭(はやの ただあき)さんが提唱しているものです。
「Fusion Running(フュージョン・ランニング」は、僕がアシックスに勤めていた時代に市場を広げるために考えていたことです。ランニングが終わった後のお酒や食事が好きであれば、ランニングとフード、ランニングとドリンクと結び付けることができる。それがフュージョン・ランニングなんです。ウェアにこだわる人はランニングとファッション、いろいろな土地に渡って走りたいという人はランニングとトリップ……。ランニングが媒体となり、ミュージックとファッションのフュージョンがあってもいい。それによって新しい価値を生み出せるんです。
ランニングをハブにして、ファッションや音楽、美容や食、健康や旅行などあらゆる要素と融合(Fuse)し、接続していく考え方にとても感銘を受けましたし、ランニングがあらゆるカテゴリに接続するファーストピンになりうるポテンシャルを秘めているという可能性を感じました。
MSCはライフスタイルをシェアしあうスポーツコミュニティ
メルカリが大切にしている世界観や価値観に共感してくれる人たちに集まっていただくために、コミュニティのロゴとフィロソフィー創りにはこだわりました。
そして、このプロジェクトをリードしてくれたメルカリが誇るスーパーコピーライターの長嶋太陽と走るひとの皆さんのご協力によって、コミュニティに命が吹き込まれます。
▼MSCのロゴ。スポーツを表す滑らかな曲線と、オープンコミュニティとして滑らかにコネクトしていく様子を表現。
▼MSCフィロソフィー
MSCはオープンなスポーツコミュニティとして、社内外問わず誰もが接続できる交差点のような場所にしたいと思っています。
僕たちが大切にしている3つのこと
そして、本日記念すべきローンチイベント「MSC1.0」を開催し、総勢約50人の方に参加いただきました。
参加者の約半分がメルカリ・メルペイの社員で、半分が社外の方々にご参加いただきました。
今回のイベントでは、上記のフィロソフィーに加えて、冒頭に私たちが大切にしたい3つの価値観「SUSTAINABLE」「SMART」「CONNECT」についてお話させていただきました。
一つ目は「SUSTAINABLE」。イベント会場にMSCのコミュニティロゴをウェアやトートバックなどにプリントできるブースを設置し、新たな価値を生み出す瞬間を体験できる設計にしました。
ディスプレイされているのはメルカリの旧フォントのコーポレートロゴをあしらったTシャツ。社内ではダンボールの中に眠っていましたが、クリエイティブの力を使って新しい命が吹き込まれた感覚で、鳥肌が経ちました。
2つ目は「SMART」です。最近では、コミュニティマネージャーやイベントに関わるあらゆる人にとってのバイブルと呼び声高い、「最高の集い方」という本の一説に「会場が行動を変える」というのがあります。
つまり、人は場所に合わせてそれらしく行動する生き物であり、場所が8割の仕事をしてくれるというのです。
コミュニティ活動において、「何のためにやるのか」も大切ですが、「どこでやるのか」ということも、成功を左右する重要な要素です。
そして、今回開催場所としてご協力いただいたのが、DAZN CIRCLEさんでした。
今年6月に渋谷にオープンしたこの場所は、「新たなスポーツカルチャーの創造と発信拠点」を目指しており、まさに最高の舞台になりました。
そして、3つ目の「CONNECT」。既存のあらゆるコミュニティとモジュールのように繋がっていくことで、化学反応が生まれ、想像もできないような相互作用が生まれていくことを目指しています。
繋がる先は、役割や階層を超えたメルカリ・メルペイ社内や元メルカリの社員はもちろん、社外のランニングやスポーツコミュニティやメディア、DAZN CIRCLEさんのような場所、ひいてはメーカーさんなどともコネクトしていきたいと思っています。
上記プレゼン後には、いよいよメインコンテンツのFUN RUNを楽しむ時間です。
今回はリードランナーとして、森川千明さんをスペシャルゲストに迎えて、参加者のみんなで代々木公園へ向かい、約5kmほどのRUNを思いっきり楽しみました。
今後の取り組み
今後もメルカリは、利用してくださるお客さまが自分の好きなこと・やりたいことを実現する一つの手段として、生活の中にそっと寄り添っているような、そんなサービスでありたいと思っています。
そのためにも、メルカリの中の人でありながらも、メルカリのいちユーザーとして、「好き」を体現することで、サービスに還元していきたいと考えています。
改めてこの場を借りて、お礼を言わせてください。プロジェクトに関して常に適切なアドバイスで見守ってくれたボスの野辺さん、プロジェクトをリードしてくれた太陽くん、実現のために伴奏してくれた上田さん、北川さんをはじめ走るひとの皆さん。素敵な場所を貸していただいたDAZN CIRCLEさん、安全に参加者をリードしてくれた森川さん、そして、一緒に楽しんで、最高のイベントにしてくれた参加者の皆さん。本当にありがとうございました!
近々またイベントを開催する予定ですので、今後のMercari Sports Clubの活動にぜひご注目ください!
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