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清掃業‐就業規則と法令遵守

清掃業と就業規則 - 法令遵守編

清掃業では、労働安全衛生法への対応が従業員の安全と健康を守る上でとても大切です。特に中小企業では、これらの法令をしっかりと守ることが経営の基本となります。

労働安全衛生法の基本

職場をきれいに保つ義務

事業者には以下の義務があります:

  • 作業場所の衛生管理をしっかりと

  • 清掃道具や機材を適切に管理

  • 危険な物質への適切な対応

  • 換気や照明などの環境を整える

定期的な清掃の実施

事業者は以下のことを行う必要があります

  • 日々の清掃計画を立てる

  • 定期的な大掃除を実施

  • 清掃の記録をきちんと保管

  • 清掃状況をチェックする体制づくり

具体的な安全衛生への取り組み

作業環境を整える

安全な作業環境のために必要なこと:

  • 換気をしっかりと行う

  • 明るさを十分に確保

  • 転ばないための対策

  • 危険な場所をはっきりと表示

健康管理の体制

従業員の健康を守るために

  • 定期的な健康診断の実施

  • 特殊な作業がある場合の健康診断

  • 健康診断の結果をきちんと保管

  • 結果に基づいた対応の実施

就業規則での重要ポイント

安全衛生の管理体制

就業規則には以下の内容を明記しましょう

  • 安全衛生管理者を選ぶ

  • 安全衛生委員会を設置する

  • 緊急時の対応方法

  • 事故が起きた時の報告手順

具体的な作業のルール

安全な作業のために必要なルール:

  • 保護具の使い方

  • 作業の手順

  • 危険な作業の制限

  • 作業前の点検

ルール違反への対応

法令違反があった場合の対応として

  • 具体的にどんな行為が違反なのか

  • どんな処分があるのか

  • 改善を指導する手順

  • 同じ問題を繰り返さないための対策

これらのルールは、コンプライアンスを守るだけでなく、従業員が安心して働ける職場づくりにもつながります。特に中小企業では、分かりやすいルールを作って、確実に実行していくことが大切です。

ご相談について

上本町社会保険労務士事務所では、企業規模や業態に応じた就業規則の作成・改定をサポートしております。御社の実情に合わせた実効性のある就業規則の整備について、お気軽にご相談ください。

以下の記事はこちら(清掃業と就業規則)からもご確認いただけます

・情報セキュリティー編:セキュリティリスクと対策
・労務管理編:早朝・深夜勤務の労務管理
・マナー・接客編:接客マナーと行動基準
・法令遵守編:労働安全衛生法のポイント
・労働条件の明確化編:労働条件の統一的管理
・よくある質問と回答:実務での具体的対応


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