1月社長朝礼後半 ー問いを立て考えるー
3、特別なこと
3-1. 特別な状況
これも大事な要素で。
中小企業だからこそなんだけどウエダ本社って僕が毎月、以前だったら週一で自分の考えや会社の指針をみんなの前で喋りまくってる。
これは大企業だったらありえないわけですよ。
これって本来はめちゃくちゃありがたい話なんですよ。
と、自分では言いにくいのですがこれは恩着せがましい話ではなくて。
成果を上げていこうとすると、社長の考えや会社の方針が分からないとそれに沿った成果を上げられないので、何とか知ろうとするわけです。
一方、そんなことに関係なく、ただ粛々とやってる人とは当然差が出てくるわけです。
「あ、こういう方向に行くんだ。こういうことが大事なんや。」
ということに基づいて行動していく。
なので別に社長に対して媚びへつらうという話じゃなくて、成果を上げるためには当たり前の話なんですよね。
要は会社で成果を出していくならそこの発信元の考えを読み取っていかないと。それが仕事力に関わっていくわけです。
だから大企業や厳しい会社にいる人なんかは、いかにトップの発信を読み取るのかとすごく注意しているし、そういう人からしたらこんな機会なんてめっちゃありがたいんです。
だって神経尖らせて読み取らなくても、トップが喋ってくれるんやからね。
3-2. 理解した上で行動できているか
何度も言うけど、ワーククロスで成果も分からないのに他社の方々が240万円もある意味賭けてくれる、そんなウエダ本社の価値って何?ということなんです。
それを自分が理解できているか?あるいはもっと売れるようにとか、もっとお客さんと深く付き合えるようにするには学ぼうとしないといけないし、どこまでいっても自分の為なんですよね。
だからこそ土曜日出勤は平日ではなかなかゆっくり喋れないことや、こういった時間に当てているんです。
目先の休みを取るのもいいですが、自らうまく利用して欲しいと思います。
4、社長の最近の動きについて
4-1. 東京であったこと
あと共有で、僕の動きもしゃべっておきます。
先週だと宮崎行ったりとか、その前は東京行ったりしてました。
今の話に重なるところで言うと、東京はissue + designの筧 祐介さんに呼ばれて「いい会社のつくり方」という講演をしていました。
まあ、僕らが「いい会社のつくり方」に対して偉そうに話ができるわけではないけど。
ただずっと経営品質などを通して、日本だけでなくアメリカのいい会社に対しての変遷とか、日本のいい会社へのベンチマークもやって来たので、その点においては説明できるというか。
最近、パーパスだの人的資本経営だのと言いだしてやっているわけではないので、この流れについては経緯も含めて話できるんです。
今ソーシャルでもいろんなことが起こってきているけど、やっぱりウエダ本社は京都流を始め20年前からいろんなことをやってきてるのが、大きな資産になってるってことですね。
で、issue + design出版とか、ミラツクさんもミラツク出版とかで本を作っていったりしてるけど、以前からウエダ本社でも伝えやすくするためや、継承していくためにも本を書かないか?という話がありまして。
まだ踏み切れてないのですが、issue + designとか筧さん目線で分解してもらって「いい会社のつくり方」みたいな本にするといいかも?というようなことをちょっと考えていました。
(まあこれは本当にやるかはまだちょっと分かりません)
4-2. 宮崎であったこと
その後宮崎行ってましたけどもそれも理由があって。
最近よく話に出している齋藤潤一さんが、彼のやってることをいくつも掛け合わせて、そこに集めてイベントに仕立ててたんです。
株式会社ファームノートという北海道の第一次産業×テック系の面白い会社があって、農業だったり畜産の業務をスマホで管理できるシステムも開発されてるんですが、その会社がやってるファームノートサミットっていうのを宮崎でやれないかという話だったり。
齋藤さんはNewsPicksで起業スクールをやってるのですが、その第一期が終わったので齋藤さんがやってる農業ベンチャーのAGRISTなどを見る機会として卒業旅行的にしていたり。
で、それに加えて僕とやるローカルスタートアップ協会の話も重ねてあって。
着いたらいきなり宮崎市役所で、副市長交えてのミーティングが設定されてました(笑)
齋藤さんとはローカルスタートアップ協会のすり合わせをずっとやってるんだけど、彼自身有名な存在で、他にも有名な知り合いは沢山いるのに、なぜ岡村とやろうとしてるのか?と聞いたんです。
その時に彼は、NewsPicksだったり、北海道上川町でやろうとしていることだったり、ローカルベンチャーを作ることだったり、別に一人でもできる方だったんです。
ただ、それと同時に言ってくれたのは、「ウエダ本社はすごく良いことをやってるのに、それがまだまだ伝わりきっていないというのが悔しいじゃないですか」って。
それを広げていくためにも岡村さんと、やりたいんですと。
こんな風に有難いことに、皆ウエダ本社の価値に想いも持ってくれていて、今、石塚さんには仕事としてやってもらってるけれど、それ以上に、うちのスタッフよりも徹底的に発信してるものも読み込んで価値を理解してくれていたり、issue + designにしても齋藤さんにしても、これだけ凄い人達がウエダ本社を理解してくれていること自体、大きな資産だし、それを生かし切れていないのが課題なんですね。
5、まとめ
僕が毎回こんなにしゃべってるのも、信仰宗教みたいに信じろって話ではないんですよね。
僕が話していることって、自分の所属先がどんな強みを持っているのか理解して自分のものにするのがいいじゃないか?逆に言えば、そうでないと、自分の能力、パフォーマンスも発揮できないじゃないか?ってことなんです。
それが分かったら自立して働いていけるし、組織として好きにやっていける。
そうすると、自分の能力とかやりたいことを踏まえてやるわけだから、何をやっても外れないし、外れないから所属先にも提供先にも認められるわけです。
ところがそれを自分のものにせずに「勝手にやる」となると全然違うものになっちゃうわけですよ。
するとそれは、全部マイナスになっちゃうんですよ。
誰がそんなことをやれといった?という風に。
だから何度も言うけど、これが信仰宗教との違いで、
それをやらないと救えませんとか、これが正解なんですという話とは全く違う話なんです。
石塚さんのプロジェクトでも参加してない人は特に、録画を1回見て終わりとかじゃないですよね?
本質は「なぜこんなことをやっているのか?」を考えるということで、それを考えられるようになると今回のプロジェクトに対する質問とかも出てくると思うんです。
で、それも「きく、みつける」ですよね?
ウエダ本社のスタッフ自身がまさに聞いて見つけるわけです。
ファシリテーションっていうのも、それを理解してあぶり出すために問うんです。だから問いが重要なんですね。
説明を丁寧にして帰結をビシッと出すようなファシリテーションをする人もいるし、そういったファシリも1つのやり方なんですが、僕らがやるのは、その人達が”モノ”にしてもらうための問いであって、これは前者と全然違うんです。
自身で考えてもらわないとだめだから。
結論を我々が持ってて〇〇です、と言えるなら別にファシリテーションする必要ないんですよね。
それこそレイアウトを出してこうです、って言ったらいいんです。
そうじゃなくて、我々のやるワークショップも、自分達の”モノ”にしてもらうために問いを立てて考えてもらってるはずです。
考えてもらった時には簡単には答えは出ないし、だからモヤっとするけど、
この、あえてモヤっとしてもらうのが重要で、それを考えていくことで自分事になっていくのです。
ウエダ本社で大事にしていること、何故そんなことをやっているのか?モヤっとしながら、イメージしていってもらいたいと思います。
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