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3月社長朝礼後半 ー本当の働き方を地域から考えるー



前回のnoteはこちらから↓


3、本当の働きがいとは

3-1. 大手と中小企業との恐ろしい差

ここから「人手不足」という観点から大手と中小企業との差が恐ろしく開いていくと思います。
大手も基本的には人手不足なので、グローバルとの戦いの中で給料を上げていくという手段を取らざるを得ないので大幅アップをしていきますが、そちらは完全にスキル勝負の世界に入るということで、そこに至っていない人が喜んでる話ではないんですけどね。

某製作所でも今開発で役に立ってる人はほとんど海外の人で、8割くらいとおっしゃっていました。社員の割合は当然日本人が多いにも関わらず、実際活躍できてる人は、ほとんど海外の人だと。

で、こういったグローバルな企業で活躍できる人に対しては、年収何千万とかの世界になるんですよ。
それに対してドメスティックで展開している中小企業ではそんなことできないですよね。
だから給与の面でもこれからは差が大きく開いていくと思います。

すると初任給を見ると大手の方が優遇されているから、一見“優秀“と言われてるような人たちは大手に行く様になるでしょうね。
そうすると中小企業はより人が取れない状況になるって話です。


3-2. 本当の働き方改革とは

こんな状況なのに「働き方改革」と言って、時短勤務や休暇を推奨する、働かない方法ばっかり推奨してるような形はどうなんだと。

中小企業が生き残るためには間違いなく「働きがい」だとか、「成長ができる」とか、そちらを生かしていく必要がある。
宣言してもいいけど、絶対にそっちの方に振れていきますよ。

人手は足りないのに時短勤務なんて働き方をやるなら移民を受け入れる必要があるけど、日本ではそれはなかなか難しいので、だとすると埋もれてる能力とか、まだ活用されてない人たちをいかに生かすかという方向に行くしかないんですよね。
少なくとも中小企業はそっち側で意識してやらないと。

これを変えるためにウエダ本社は本当の意味での「働きがい」を目指してそれを売りにしていってるんです。
こういった展開をどんどん進めていきたいと思っています。


3-3. ウエダ本社の考える「働きがい」


ウエダ本社では、最近自分たちでやってることを広げていこう、ビジネス化していこうとしています。
そこを意識してもらいたいんですね。

ウテナワークスでいくと、まさに今川嶋さん※がやってくれてるように、Utena Labがありますけど、これはウエダ本社でトライアルをやって、その結果を基に企業に対して提案していこうとしていたり、内務でやっていることを、ノウハウとして提供していこうとしています。


※川嶋さん
(株)ワコールより出向されている社員。Utena worksにて、Utena labのプロジェクトを担当


これらって全部自分たちで経験してるものなので、机上論のコンサルではなくて、説得力が桁違いなんですね。
ウエダ本社という30人にも満たない会社でもできることを証明している。
それを使って、中小企業がそれぞれの強みを作っていけるという状況を目指していきたいと思っています。


3-4. みんなが変われば

こういう話ってみんなどこまでできると思っているかわからないですけど、僕は絶対できる話やと思うんですよね。
僕が今言っているのって大風呂敷のように思うかもしれないけど、今日本にある会社はほとんど中小企業なんですよ。企業数の99.7%が中小企業。
30人以下が特に多くて、人数比で見ても7割は中小企業なんです。

「働きがいを作る」って全然できることだと思うんです。
7割以上の人たちが中小企業で勤められてて、その人達って立場としては我々と等身大なわけじゃないですか。

そこに、ウエダ本社はこんなことをやっていますと売り出して、中小企業が自分たちの強みを作って、「やり方を真似たら良くなったわ、改善されたわ」と言ってもらえたとしたら、日本の7割以上の人がそうなれるんです。
そうなれると状況が全然変わるじゃないですか。
たとえ人手が減っても生産性がめちゃくちゃ上がるんです。

こういったことを、日本のような人口が減る国はやらんとダメなんです。
だから単純に時間を短くしてとか、そんなんじゃなく生産性を高めるということに重点を置くことが大事なんです。
そのために、「やりがい」というものを高めていかなあかん。

その辺りを本気で変えていきたいなと思います。


みんなの変化が積み重なれば…



4、ローカルスタートアップ協会について

4-1. ローカルスタートアップ会長理事への背景

追々話そうと思ってたんですけど、今日は時間もあるので以前から少し伝えていたことについて話したいと思います。
僕がローカルスタートアップ協会の会長理事を務めることになりました。

人と企業と地域というウエダ本社で展開していく関係性のベースには、やっぱり「人」が根幹にあって。
この「人」の個性多様化、「人」にスポットライトを当てた展開をどこに向けるのか?という事で考えています。

企業に対しては前からあるように、ワークツール、ワークスタイル、ワークスペースみたいなことをやってるじゃないですか。
で、その中に働きがいとかのモチベーションとか、考え方とか、風土とかが入ってくる。
それって、「人」に向けてやってることを企業に当てはめてるんです。
オフィスは最悪無くなるもしれない。
でも、仕事の環境だとか働き方だとか、そういうことはずっとなくならないですよね。
だからどこでも働けるし、暮らしと仕事を分けて考えるんじゃなくて、暮らしの中に働くがあるという、一体化した状態を考えていくと、今や地域というのも、地元で働くとか、田舎に帰って働くとか、働く環境の対象になってるんですね。
結局、人をどう生かすとか、そこにある資源をどう生かすとか、それをオフィスじゃなく地域でやっているだけなんです。

オフィスに「わざわざ」行かなくても、地域のリアルな場で、こういった働き方に興味を持って集まり参加する。
そういうことを地方で用意して、地方でも働けるようになると、労働力も確保していけるわけです。

地方で仕事を生み出せると、地方の方が生活が豊かになるから、移住にも役立てるんですよね。
それこそ、東京だと年収1千万でも全然豊かじゃないかもしれないけど、田舎やったら300万で豊かに暮らせる。なら地方に行ったらいいじゃないかと。そうすると働く環境の基礎が地方にできていくから、田舎に多様な人が入っていって、新たな環境を作っていく、そんなサイクルを作っていきたいんです。


4-2. ローカルスタートアップ協会×ウエダ本社

ウエダ本社としても地域に対してできる役割がたくさんあるけど、京都以外ではほとんど知られてないので、のこのこ地域に出て行っても誰が話聞いてくれるんだってことなんです。
そこにローカルスタートアップ協会をぶつけるんです。

今回僕はかつぎ上げられたんですけども(笑)
会長理事という形で、日本全国で興味を持たれているところに向かって、自治体の方達と話を進めていくことを目的にしています。
なのでここからスピードアップして、特に九州とか繋がりが出てくると思いますけど、それ以外にも興味を持ってもらった地域企業に入っていただいて、そこの自治体と、ウエダ本社がやってきたことをシェアしていく。
企業に向けて展開して来たことを地域(地方)に向けて、インストールしていくという事なんです。



5、まとめ

今日は時間があったんで少しお話ししましたが。
いずれ整ったら改めてローカルスタートアップ協会についての話をします。

こういったプロジェクトに関してはどんどんスピードアップしていくだろうし、まだまだ色んなことが起こってきます。
その中で、自分だったらどういう分野が仕事としてやりたいのか、あるいは興味があって力が発揮できるのか、得意不得意はなんなのか、と言うことについても考えてほしいと思っています。

はい、それでは本日もよろしくお願いします。

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