株式会社ミラティブに入社しました
ということで、入社エントリです。
転職活動振り返りはこちら(めちゃ反響があってビビっています):
今月からは株式会社ミラティブに所属します。スマートフォンのゲーム配信に特化した配信アプリであり、ゲーム好きな仲間との交流などコミュニティ機能も有した同名のアプリ「Mirrativ」を開発しています。
ミラティブという会社を知ったのは(退職エントリで書いた通り)実は大学時代からの友人が入社したのがきっかけで、その須山氏(現在はCFO)のインタビューもちょうど出ているのでよろしければどうぞ。
「近隣の子どもたちとバーベキューやオリエンテーションを開催するボランティアサークル」とは僕も入っていたサークルで、須山さんにはお世話になりました。いやこれからもか…。
なぜミラティブか? という話
入ったばかりでほぼユーザに価値を届けていない段階でアレだが、自分の備忘録という言い訳をして、以下、自分がどういうことを考えてミラティブを選んだかを残しておく。
基本的にこのnoteの内容については、自分の感じたことから書いたものであることは留意されたい。
軸その1: スタートアップなのに低レイヤと向き合える
プロダクトやユーザに向き合うのは大前提として、技術者としての私は引き続きインフラやIaC、SRE、基盤整備、生産性向上の分野を軸にしたいと考えており、可能であればミドルウェアやLinuxカーネルを含むOSレイヤ、またeBPFやWASMのようなインフラ技術のゲームチェンジャーとなりうる分野に関わっていきたいと考えている。
そういう中、ミラティブは配信技術が競争力の一つであり、競争力の維持のためにはミドルウェアやOSのチューニングを含む低いレイヤでの技術力が求められる。具体的にはインフラグループの漢さんのインタビューも参考にしてほしい。
個人的にこういう低いレイヤに向き合った運用開発は、どうしても外資ビッグプレイヤーの独壇場という思い込みがあった。なので、選考の中で爆速での変化への対応を求められるスタートアップでもこういうポジションが求められると知り、興味深いと思った。
実際、ミラティブのインフラは、単に使うだけでなく(もちろん、良いツールを使いこなすことも重視しているが)、必要なものは自分たちで作っていくという姿勢を感じている。また実際に幾つかのミドルウェアは内製し、自分達で使いながらブラッシュアップしている。
こういった分野について、コードでの貢献を含み挑戦させてもらえるということは励みになるし、緊張感を感じながら仕事をしている。
軸その2: コミュニティの会社である
Mirrativは基本的には「配信アプリ」と思われているが、実のところ、コミュニケーションを主体としたサービスである。なので一種のコミュニティ/サードプレイスを提供している側面もある。
面接では代表の赤川さんとも話させてもらったが、赤川さんがインターネットを開始したきっかけはサカつく2のネットコミュニティの運営だったそう(以下の記事の最初のへんでも言及されています)。
実は私も、インターネットを始めたきっかけは、高校時代に風来のシレンのコミュニティサイトの掲示板やCGIチャットに入り浸っていたことが最初だったので、ややゲームのジャンルは違うけどシナジーがそこにあった。
なんというか、インターネットにはコミュニティがあり、サードプレイスがあるということを肌感覚でわかっている人が代表をしていると感じた。これにはとても安心感がある。
私自身も配信はそれなりに見るとはいえコンソールゲームが多く、ミラティブのユーザに関してはこれから勉強する必要があるだろう。とはいえミラティブもサードプレイスを作っていくサービスなのだ、ということは肝に銘じていきたいし、モチベーションの源泉でもある。
軸その3: すべては「わかりあい」に通じる
ミラティブの「採用候補者さまへの手紙」にある通り、この会社の行動指針としては「わかりあおうとし続けること」が最初に来る。
退職エントリで語った通り、ユーザと向き合いたい、ミラティブ流にいえばユーザとよりわかりあいたい、そしてその姿勢を自分の軸の一つにしたいというのが転職の大きなモチベーションであった。
とはいえ今のところ、ミラティブのインフラという分野で戦うことになり、ユーザに面しているというよりは基盤部門に近くはある。ただ、配信インフラの質、すなわちレイテンシ、安定性、可用性、安全性はどれもエンドユーザの満足に直接関わるところなので、緊張感を持ってユーザのことを考えて仕事をしている。
CTOの横手さんも、エンジニアわかりあい記事でユーザファーストであることをはっきり語っている。そちらもご覧いただきたい。
また、基盤部門として例えばトイルの自動化、社内便利ツールの整備なども行っていこうと思っているが、この場合は同僚である開発者たちが直接のユーザになる(もちろん、開発者の生産性を上げ、アプリ自体の質の向上につなげることでエンドユーザにも関わる)。
個人的に感じるミラティブのすごいところは、ユーザファーストなのはもちろん、同僚同士(正確には、さらに広がったパートナーやステークホルダーも)もある意味ユーザのようにわかりあう、観察しあう、語り合うことを推奨している点だ。
会社内のコミュニケーションについて、単に仲良くするとか飲みましょうではなく、語り合う、わかりあうというところまで踏み込んでいるところは力強そうだと思ったし、それがサービスの価値につながっていくという考え方には非常に共感があった。
ということで本当はシャイボーイの私だが引き続き、関わる全ての人とのわかりあいを続けていこうと思う。
…ということでいろいろ語ったが、まずは技術で価値を届け続けないとダメなので、修行の日々を続けていこうと思う。
今後も、ミラティブの一員として日々をお届けできればと思います。
ところで、ミラティブはフルリモートワークに踏み切った会社の一つで、私も引き続き福岡で働いています。こちらのコミュニティ面でもよろしくです。
もちろん福岡、そして全国からミラティブで働きたいと思った方、採用中です!
(冒頭の写真: 天神上空。提供: 福岡市)
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