里山から自治を考える 07「市民の"勝手に万博"」
兵庫県で行われるフィールドパビリオン
以前もお話しましたが、兵庫県では大阪・「関西」万博に参加する方法のひとつとして、フィールドパビリオンを展開しています。私たちは、里山文化圏をテーマにして、フィールドパビリオンにコンテンツを提供しています。兵庫県としては、県下のコンテンツとして関西万博で広報してくれることになっています。ただそういうやり方って、ある意味役割分担ができていて、さめているというか狂気はないというか、お仕事でやっているというか、そういう類の動きですよね。
「大阪の元気観せたるで」は大阪にあるのか
○○万博のような動きは、もっとあってもいいと思うんです。万博協会が用意した枠組みに、いやいや参加するのではなく、市民府民自らが「大阪の元気観せたるで」みたいな、勝手な万博がもっとあっていいんじゃないでしょうか。かくいう私もひとつ温めている企画があって、勝手に万博をやろうと思っています。これは私が全責任を持って進めていくわけです。中味はまだ内緒なんですけどね。
個人に基する判断基準を持てる自由
VOGUEのアナ・ウインターが、私の中では大きな判断基準になっています。物事を測るゲージというかモノサシというか、そういうものが個人に基するなら、私の場合はアナ・ウインターです。彼女は、全部自分自身で決めているように感じています。
自由とは何か、と尋ねられたら「選択肢を自分自身で作ることができること」だと話しています。他者が作った選択肢を選ぶのではなく、自ら作るポジションにいることが極めて重要だと思うんです。その判断基準を自分自身が持っていることって、ブランディングそのものですよね。今日話していて改めて感じました。