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市民メディア「カフェ放送てれれ」に参加して

春てれれ 2024年3月16日 2か所
河内長野滝畑てれれ・京都九条山シェアハウス、およびzoomで開催

3月末、ナマステ楽団、ギンゴーツアー合流前に河内長野で演奏と自分の作品の上映

夏てれれ 3か所
7月20日 京都 九条山シェアハウス
7月27日 大阪 滝畑てれれ
8月4日 高槻市 へそでちゃ

冬てれれ 6か所
11月4日 ペンギンの会事務所
11月20日 高槻市へそでちゃ
11月23日 全国市民メディア交流集会 立命館大学OIC
11月30日寝屋川市民たすけあいの会
12月8日 滝畑てれれ
12月22日 遊結(ゆうゆう)サロン(嬉農結び庵)

去年、高田馬場ときわ座で上映会のお手伝いをさせていただいた縁で、下之坊修子さんの取り組む「カフェ放送てれれ」に出品、そのおかげで関西へ春、夏、秋と3回行くきっかけをいただきました。

携帯での動画撮影もぐんと身近になり、YouTubeなどでの動画公開も以前のようなヤキモキした末にデータ消滅といった珍事もだいぶ減った昨今、誰もが映像作家になれる、誰もがプロ顔負けの写真が撮れる、、、はずですが、やはりプロにはなかなかなれないものだし、たぶんプロでも「食べていける」までになるのは相当大変なことだと思います。ただ、これを伝えたい、人に知ってもらいたい、単に誰も見てくれなくてもいいけど自分自身としてこの瞬間を残したい、といった情熱がわいたとき、以前よりもクリアに、観たままに近い状態で保存が可能になったといえるかもしれない。

蟻鱒鳶ルへいつものように出かけ、といっても普通は作業の邪魔をしないように夕方頃訪れて少し練習をしてというのが常だったのですが、今年の春頃は作業も佳境に入り、訪れる度の変化が著しく、いやぁ面白いなあと思って足しげく、許される範囲で昼間も訪れるようになっていました。

そんなある日の昼下がり、3階の穴の開いたところから上を見上げるとブルーシートが風に揺られていました。みんなは作業をしていて、工事の音はするしラジオもかかっていたけれど耳障りではない、誰も見ていない、私だけがここにいて小さな穴から空を見上げていて、ブルーシートが揺らめいている。思わず撮影しました。結局この短い動画は使うのをやめたけれど、この時のことがもとになって、『あのね岡さん、蟻鱒鳶ルは楽器なんだよ』を作りました。

春の時点でだいたいの骨格ができて滝畑てれれにて、下之坊さんとごく数人の「てれれ」ファンに観ていただき、ご意見を賜り、夏の「てれれ」に正式に出品。学生さんも交えての「てれれ」で反応を見たうえで、春から秋にかけての映像を追加して冬の「てれれ」に再度出品。下之坊さんにも良くなったといわれたし、蟻鱒鳶ル関係者、特にプロの映像チームにも見てもらい、もちろん映像技術その他、素人丸出しではあるけれど、素材がよいと言われ、また冬のてれれはたまたま全6回・6会場での上映となったのもありがたく。2024年10月22日の記事 | カフェ放送てれれ

せっかくなので東京でも上映したいなあと思っていますが、上映会の経験は大学生の時の『ナージャの村』以来となるので、なかなか重い腰が上がらずにいます。誰か手伝ってくれないかなあ。

ちなみにこちら、「てれれ」の話の前に、去年の稲城の自然食カフェ「いな暮らし」さんで開催された「モモトセ市」での録音と写真をもとに作ったスライドショー。これを下之坊さんに、こんな演奏してるんですーとリンクを送ったのが「恭子さんも映像つくっててれれに出品したら」とお誘いいただいたきっかけとなりました。なので今年の春先に初めての出品はこちらのスライドショーでの参加となりました。

「モモトセ市」では今年も「冬のはじまり」を演奏に行きました。

@the_beekeepers_year さんが「水たまり」をうたったところを使ってイメージ動画をその場でささっと作ってくださいました。

下之坊さんは20数年前、フランスの市民メディアを視察に行き、開眼し、日本でも始めようと大阪中心に手探りで「てれれ」を開拓していかれました。てれれを開催すると上映場所すべてに自ら足を運ぶことになり、体力を使うため、ご自身の滝畑移住とともにこの10年近くは「てれれ」をお休みしていましたが、今年再開、そのタイミングでお会いしたというわけなのです。

このいな暮らしさんでの「冬のはじまり」スライドショーを観た市川コーヘーさんという絵描き・紙芝居作家が「冬のはじまり」を気に入って、この年末、28日に三鷹のカフェで開催中の個展会場で演奏を、というオファーをいただきました。何が起こるかわかりませんネ。

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山本恭子
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