「聞く」「聴く」「訊く」3つの違いは?
皆さんこんばんは!
投稿3日目になりました!3日坊主とはよく言ったもので、明日以降も継続する事が大切と信じて頑張ります!
さて本日は3つの「きく」について深掘りしていきます。
タイトルの3つの「きく」は漢字も違うので当然意味合いも異なります。それぞれの正しい意味合いを理解する事で、仕事でもプライベートでも、今はどの「きく」を意識すれば良いかが明確になります。
まず1つ目の「聞く」です。
こちらは「物音を聞く」「話し声が聞こえる」など、自然に耳に入っている状態を表します。
特に注意せず、いわば受動的に・感覚的に聞き入れる状態と言えます。
そして2つ目の「聴く」ですが、こちらは先程の「聞く」とニュアンスは似ていますが、よりを注意して主体的に耳を傾けている状態です。
「お客様の意見を聴く」「国民の声を聴く」などに使われる様に、積極的な姿勢が先程の「聞く」より強調されます。
3つ目の「訊く」は、上記の2つとは全く異なります。こちらは言い換えると尋ねる、質問するという意味合いで、耳に入れるという動作でなく追求するというニュアンスが強くなります。
「本音を訊く」などが使用例ですが、厳しく追及する「訊問」もこの漢字を使います。
仕事上、様々なシーンで重要視されるのが「聴く」と「訊く」かと思います。
お客様の話の真意はどこにあるのか、今どのような気持ち・感情で話しているのかしっかり「聴く」。
その上で、「なぜそのように考えるのですか」「〇〇様のお考えは〇〇という事ですか」とはっきり「訊く」事で、潜在的なニーズや根本的な問題解決に繋がる事もあります。
では、「聞く」事はあまり必要ないのでしょうか。
個人的には「聞く」事が必要な時もあると思います。それは、相手が特に解決を求めておらず、ただ話を聞いて欲しいという状態の時です。
不満や愚痴を実際に口にする事でスッキリする方もいますし、雑談混じりの話をする事で関係構築に繋がる事もあります。
その際は発言の真意など考えず、とにかく「聞き」役に徹する。その方が話をする側の満足度は上がりますし、話をされる側の精神衛生上にも良いのではないかと思います。
聞き上手な方は周りからの信頼も高い方が多いように感じますが、そういった方はおそらくこの3つの「きく」の使い分けが上手なのでしょう。
今はどの「きく」に注力すべきか。常に考えながらヒアリング力の向上に繋げていきたいですね!
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