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才能を伸ばす方法◤明石家さんまさんから学ぶ障害者支援◢@家族のための障害者支援学 【3時限目】

こんにちは、内ノ宮 基です。
今回は大物お笑い芸人である明石家さんまさんから学ぶ記事となります。

本題に入る前に、さんまさんについて少し記述したいと思います。

1985年に起きた国内航空機史上最悪の墜落事故として知られる「日本航空123便墜落事故」はご存知でしょうか?
年代的には知らない方もいらっしゃると思います。
私も生まれる前の出来事なので、この話を聞くまでは知りませんでした。
そう言った人のために簡易的に説明すると、搭乗者524名中、520名が亡くなった世界的に見ても最悪な航空機事故です。
ちなみに日本航空が起こした事故としては、つい先日に発生した羽田空港地上衝突事故の一つ前として数えられる事故です。
羽田空港地上衝突事故とは、記憶に新しい今年の1月2日に発生した着陸した旅客機と離陸待機中の海保機が衝突した事故です。
なので、日本航空の事故としては長いこと起きてなかったのですね。
それも日本航空123便墜落事故後に安全対策の向上を図った成果とも言えますね。

そして、この日本航空123便墜落事故で墜落した事故機が123便と呼ばれる機体です。
この123便にさんまさんが搭乗予定だったという有名な逸話があります。
その前の番組収録が早く終わったため、一つ前の便に搭乗して難を逃れたそうです。
凄い強運だと言えます。
ですが、流石のさんまさんも、事故直後のラジオ番組ではショックを隠しきれずに何も話せなかった様です。

そして、さんまさんの座右の銘「生きてるだけで丸儲け」は、この事故がキッカケの一つなのでは?と言われています。
さんまさんと言えば、職業柄、おちゃらけているイメージです。
なので、「生きてるだけで丸儲け」という言葉だけを聞くと、どこか軽い印象を受けてしまいます。
しかし、この話を聞いてから「生きてるだけで丸儲け」という言葉を聞くと、違った印象になりませんか?
私は、すごく深い言葉に感じました。

この前書きもそうですが、いつもテレビで拝見しているさんまさんとは別の姿を紹介します。

さて、それでは、いつもの前置きを経て、本題へと入っていきます。


家族のための障害者支援学とは?

「家族のための障害者支援学(通称:障害者支援学)」としてシリーズ化します。
家族として、身近な人として、知的障害者の人を支援するためのヒントになりそうな情報をお伝えします。

私自身、子供の頃は勉強嫌いでした。
しかし、大人になってから学びには総額数百万円は投資しています。
その学んだことのエッセンスを障害者支援に役立つ方法として凝縮しました。
なるべく幅広い視点から、障害者支援に繋がりそうな話題を記事にします。

時には少しタメになる雑学も織り交ぜる予定です。
時には自己啓発的な面も出ると思います。
むしろ本学を抽象化して自分に合わせた具体化をすれば自己啓発にもなります。
また、時には強引に結論を結び付けることもあるかと思います。
広い心でお読みいただければ幸いです。

※障害者支援学校ではありません。障害者を支援する学びだと思って頂ければ幸いです。


ジミー大西さんの才能を見出したさんまさん

ジミー大西さんとは?

突然ですが、さんまさんの話に入る前にジミー大西さんについて、お話したいと思います。
私の世代的には、時々テレビで見る程度ではあるのですが、独特の感性でお茶の間を笑いを届ける芸人さんです。
その芸人のイメージが強いですが、実は画家としての一面も持っています。
天才と評され、とある専門家からは「脳の大部分が絵の能力に使われている」と評されるほどの才能をお持ちです。
昨年行われた展覧会では1000万円の絵画も売れたとのことで、実力も折り紙付きです。

お笑いと絵の才能、2つを持っています。
スゴいですよね。

さんまさんとジミー大西さんの関係は?

ですが、さんまさんに会わなければ、その両方の才能も開花しないまま終わった可能性があります。
さんまさんはジミー大西さんの恩人と言っても過言ではない関係でした。
ジミー大西さんは破天荒なので、若い頃はあまり上手くいかなかった様です。
元々芸人ではなく、女優の早見優さんのマネージャーになれると思って、吉本興業に入社したらしいです。
もちろん、早見優さんは吉本興業所属ではありません。

その後、吉本新喜劇で緊張して打ち合わせにはない放送禁止用語を言い放ってしまい、当時の吉本興業の幹部の怒りを買うことになります。
そんな時、自身の進退も賭けたさんまさんに救われました。
さんまさんがいなければ、芸人としてのジミー大西さんは見れなかったかもしれないのですね。

そして、徐々にジミー大西さんは、さんまさんに見出された芸人としての才能を開花していきます。
その裏にはもちろん、さんまさんのフリやボケの拾いなどのサポートがあってのことですが、経験を重ねる内に独特の感性が磨かれていきます。

この2人のエピソードは面白いものが多いのですが、ジミー大西さんがさんまさんの付き人をやっていた時代の遅刻の理由が個人的に好きです。
遅刻した理由をさんまさんから問われた際に「俺を笑わしたら許したる」と言われたジミー大西さんは「向かい風だった」と言ったらしいのです。
ジミー大西さんのキャラがあっての天才的な回答だと思います笑

この様に芸人になるまでも、さんまさんがいたからこそなのですが、絵画の世界に飛び込んだのもさんまさんのおかげと言われています。
今でこそ、絵本を描いている芸人さんやドラマに出ている芸人さんも沢山いますが、当時は芸人以外の仕事をする芸人さんはいなかった様です。
そんな中、もう一つの才能である絵を始めたきっかけも、さんまさんなのですね。

始まりは島田紳助さんからの依頼でした。
紳助さんが司会を務める番組のオチに使う絵を用意したいという依頼に対して、ジミー大西さんを推薦しました。
当時、絵なんて描いたことのないジミー大西さんを直感で推薦したんですね。
ジミー大西さんも信頼するさんまさんからの依頼なので断りませんでした。

その後、紆余曲折あり、完成した絵は番組内で見事に30万円の値がつきました。
その評判のあと、一流画廊での展示即売会からのオファーなどもあったり、絵の才能が開花しました。

才能(個性)の伸ばし方

この辺りの話は、ネットフリックスで配信されている「Jimmy」というドラマでも語られています。
この本はさんまさんが監修した実話を基にしたものです。
私はネットフリックスと契約していないので、ノベライズされた書籍の方を読んだのですが、普通に小説としても面白いのでオススメです。

さて、ここで本題に入ると「才能(個性)の伸ばし方」です。
これは障害者支援に関わらず子育てや自己啓発でも同じだと思います。

まず、個性は才能になりうるという定義のもとで話を進めます。
なぜなら、全く同じものを持っているとすれば、先行者や権威を持っている人、または価格などで価値が決まってしまうからです。
ですから、そういったもので測れない強力な差別化の要因となるものが個性なのです。

ジミー大西さんの場合も個性が笑いとなり、芸人だったからこそ絵の才能が世間に広がりました。
絵の原点のエピソードとしては、学生時代に授業で描いた絵が美術の先生から褒められたこともありました。
他とは違う絵で、他の子からは笑われた絵でしたが、美術の先生は褒めてくれたそうです。
笑いに関しても、ジミー大西さんは他の人に持っていないものを持っている気づいたさんまさんがいてこそです。

才能を伸ばすためには何の才能があるか?を把握する必要があります。
なぜかというと、何の才能があるかわからないと、方向性がわからないためです。

私がさんまさんに対して、スゴいと思ったことは沢山あります。
その中の一つを挙げるとすれば、ジミー大西さんの「人とは違う部分」、つまり個性を才能と捉えたところだと思います。
日本人って昔から同調圧力の強い民族ですし、学校教育で教えられることも如何に平均を目指す教育が主です。
はみ出てしまうと、変わり者とか言われたり、いじめられたりすることもあります。
もちろん、人に迷惑をかけたり傷つける様なはみ出し方をすれば批難されるべきだとは思います。
しかし、個性と言える部分すらも批難されることがあります。
人とは違う部分をマイナスと捉えてしまう事も多いのですね。
ジミー大西さんも学生時代、その個性が原因でイジメられたらしいです。
吉本に入ってからも、数回に渡り幹部から辞めさせられそうになりました。
その度に、さんまさんはジミー大西さんを守りました。

個性を才能と捉えることがどれほど難しいのか。
ですが、日本の学校教育を受けてきた我々には少しバリアが張ってあるだけです。
それを取り除けばよいのです。
支援対象の人や自分の個性こそが、差別化できる強みになるのです。
その様にポジティブに捉えれば、きっと個性=才能ということに異論はないはずです。

では、人とは違う部分をどう探すかという話になります。
ここについては、さんまさんの場合は地頭の良さもあったり、直感で選んだりなどをしているため、あまり参考にできませんでした笑
再現性という面では期待できない天才的な方法です。

なので、私流の方法を伝えます。
まずは、自分やその才能の伸ばしたい人の「人とは違う部分」を把握する必要があります。
例えば、【良い悪いではなく】人とは違う部分をリストアップします。
そのリストアップしたものが、差別化できる材料となります。
比較が難しければ、範囲を絞ることもできます。
例えば、会社内で自身の良いところを伸ばしたいのであれば、部署内の他のメンバーと比べて、異なる部分をリストアップしたりなどです。
障害者支援であれば、ベストは職場の人だったりにはなるのですが、その人が働く業界の人たちと比べるのも有りでしょう。
子供であれば、同年代の子と比べても有りでしょう。
リストアップが多ければ多いほど、可能性は広がります。

ということで、まずは人とは違う部分を把握します。

その把握が終われば、どう行動するかです。
これについては、具体的に行動できるものを選択して、やってみる方法しかないと思います。
行動しないと何も生まれません。
もちろん、運よくそういった場に恵まれれば良いのですが、行動したからこそ生まれることの方が多いです。
例えば、ジミー大西さんの場合、実は紳助さんの番組に出すための絵も描けずに断念しようとしました。
ですが、周りの力も借りた結果、マネージャーの絵を描き切って、その絵を無事に番組に出しました。
その行動があったからこそ、前述したような絵に30万円の値がつきました。
そして、画家としての道が開けました。
同じように才能を見つけたら、その中から行動できるものを選択して行動するしかありません。

そして、行動すれば良くも悪くも結果は出ます。
その行動が悪くても、課題を出して、その課題を解決したうえで次の行動をすればよいのです。
その繰り返しです。
もしも、その道に可能性が無いと判断したら、他のリストアップした道を行動してみます。

今の時代は変化の激しい時代です。
タイミングが合えば、その個性を活かせる時代だとも思えます。
自由に情報発信の出来る時代です。
気軽に動ける時代です。
人に迷惑かけたり、多くの人が不快になる様なことを避ければ、なんでもできます。
なので、まずは個性を見つける。
それが才能の伸ばし方の第一歩だと思います。

まとめ


  • 個性は才能になりうる。

  • 個性を見つけるためには、まず人と違う部分を良い悪い関係なく、書き出す。

  • 個性をリストアップしたら、具体的に行動できるものを選んで行動

です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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