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外語大卒サラリーマン部長は語り始める 〜スピードラーニングってどうなのよ〜

ゴルフの石川遼さん。
彼がやっていたスピードラーニングのCM。
え、聴くだけで?!
衝撃でしたよね。

やってみましたよ。お手製で。
そう、購入はしてないんです。
製品の感想ではないので、ご注意を。

20年前のこと。
私は外語大で英語を専攻していました。

その後、外語大卒のヘビーな十字架を背負い、英語は使う機会もなく、どんどん衰えていきました。

いつかグローバル化する!英語も必要になる!
そう思って、就職しました。

入社して7-8年ほど経った頃、社内の人事異動でチャンスが!

でも…

え、中国?

海外だけど、、
あれ?なんか思ってたのと違う…
ヨーロッパとか〜。。

天命と思い、その人事を受けました。
実際には転職と迷っていたんですけどね。

それから4年後。
私は中国語検定二級を取りました。
当初はメールの翻訳アシストをお願いしていましたが、自分で完結できるように。
中国SNSも始め、チャットはもはや現地人よりファースト。

さすが外語大っ!
そう思いました?

確かに大学の時、第二言語として専攻していました。

授業も出ました。

ただし…

一日だけ、ね。

これからは中国だ!
そう言われていた2000年初頭。
今ではをその通りになりましたね。

欲張ってやろうとしたものの、興味のないことは続かないもんです。
体験コースみたいに行かなくなりました 笑


なので学生時代、中国語のベースはゼロです。

その一日だけの授業。
四声という中国語の音を勉強したくらい。
同じマーという言葉でも、4つの音で使い分けるんですね。
お母さんもあれば、馬もあるんです。


日本語で言うなら、橋、箸、端。
全部ハシですよね。
イントネーションの違い、会話の前後から読み取る。
中国語って、こんなのばっかりなんですよ。


箸をね、橋の端で確か落としたんですよね、ハシっったときに。橋田さんと会ったかなぁ、その時。

まぁこんなバカな会話はないけど、ほんとこれくらい、ややこしい。

今言ったハシ、どれ?!
そのハシ、どれ?!
常に連想ゲーム。

なんて不親切な言語だ!

そう痛感したのは、それから10年以上後のこと。
当時はまだ知る由もなかった、ヤング内倉でした。

中国向けの仕事をしていて、語学もできる人。
現地滞在者を除いて、全体の何%くらいだと思います?

10以下です。
(※内倉、感覚値調べ)

専門でやってるという宣伝会社と話した時。
他社事例を見せてくれるんですが、正確な発音を知らない。

え、専門なんですか? 笑

それくらい、少ないんですよ。
語学勉強する人って。

その中にあって、一生懸命モノにした私。

始めて1年ほど経ったあたり、無謀なチャレンジが。

3か月の中国滞在。
通訳無し。

まだ検定も持っていない頃です。
(翌年に3級を取得)

行く前の3か月、カフェレッスンを始めました。
ほんとに、実質の学習スタートはここからでした。

そんな付け焼き刃じゃあ、やっぱり…

きつかった。 


仕事を終え、ホテルに戻っては勉強。

ひたすら音読とリスニング。

ウォークマン。
倍速機能があるんです。

あ!

思い浮かんだのは、あの男。

リョウ イシカワ!


自己流、スピードラーニング

やってみますか…

独自の、しかも中国語。

ひたすら、2倍速で聴き続けました。
ずーっと。ずーっと。

聴きながら寝ました。
脳に気を集中して、世界が変わるのを待ちました。

閃きが起きる。

そう信じて…


中国人というのは早口なんです。
言語自体も分かりずらい上、早い。
二重苦。
さらに言えば、外国人慣れしていない、相手への配慮無し。
相手に合わせた話し方ができないんです。
バーっと喋る。
二回は繰り返してくれるけど、それでも理解できないなら、あきらめる。
やれやれ、って顔して。
理解できない方に問題がある、という考え。

そんな三重苦の厳しい戦い。
でも、やらなきゃ仕事にならないんだ。

自己流スピードラーニングを続けた、ある日。

オフィスで聴こえる、中国人同士の会話。

あれ?
なんか、わかる。

中国人が早口と言っても、倍速からしたら、
スローですよ。

止まって見えるわ。
あ、いや聴こえるわ。

あのなんとも言えない成長実感。
快感でした。

彼らは私には分からないと思って話している。

でもなんとその私が反応を示したものだから、寝耳にウォーター。
ビックリしていました。

スピード対策として、有効な勉強法でした。
ほんとウォークマンは再生速度ありを選ぶのをオススメします。

でも、速聴だけで、思った以上には…
とにかく聴いていればできる。
語学はそこまで簡単ではなかった。

その後4年ほど続けて、中国語検定2級まで取得。出張の時、夜は一人で行動して、友達と会う。全てではないですが、サシで話をできるようになりました。
自分の伝えたいことは伝えられる自信があって、あとは聴いて理解できるか。
難関はリスニングだけ。
相手、話題、自分のコンディション。
影響される要素はいくつかあります。


語学学習は、結局バランス。
中国語学習で言われること。

多く聴き、話し、書き、読め。

これが本質なんでしょう。

スピードラーニング、しかも自己流だけではダメですね。

閃きが起きて、全てわかる。
そんなことは起きなかった。

慣れるという意味では効果あり。
ベースのしっかりした、中級以上の学習者に有効だと思います。
もちろん、英語、スペイン語。
他の言語でも。

さらに言えば、シャドウイング。
音声を繰り返す。
繰り返しながら、意味もわかっている。

倍速で、できます?

お試しあれ。


追伸…

速聴。
実は右脳の活性化に有効って知ってますか?
語学学習だけじゃなく、仕事にも。

ビジネスセミナー、YouTubeでも、倍速で聴いてみてください。

頭の回転が上がり、冴えてくる。

日本語のスピードラーニングは、仕事力アップに有効ですっ!
会議前、プレゼン前に、試してみてください。

内倉陽平でした。

それでは、最高に大吉な一日を!
すべてうまくいきます。






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