0→1環境での意思決定が「再現性」をつくる。僕がマーケターにスタートアップへのJOINを勧める理由

※ このnoteは「LayerX Advent Calendar」21日目の記事です。
昨日は、代表取締役CTOの松本による「LayerXの組織設計で考える4つのポイント」をお届けしました。

はじめまして!LayerXのSaaS事業部でマーケティングを担当している内山(uchiken)と申します。

このnoteでは、スタートアップでマーケティング担当として働くことによるメリットについてお話できればと考えております。

スタートアップへの転職を検討している・興味があるマーケティング担当の方にぜひ読んでいただきたければと思います!

自己紹介

本題に入る前に簡単に自己紹介をします。LayerX入社前は、新卒でナイル株式会社に入社し、デジタルマーケティングのコンサルタントをやっていました。2社目に入社したのは、製造業の調達を支援するキャディ株式会社で、マーケティングとインサイドセールスを担当していました。

前職で働いた際にLayerXで執行役員を務める石黒さんの下記のツイート(この時プロダクトをローンチして2週間前後)を見て、事業のほぼ立ち上げのタイミングに1人目の担当として関われて貴重な経験ができるのではと思い、面談を申し込みました。
※石黒さんは大学生のときに参加したインターン先で人事を担当されていて面識がありました。ほぼ4年ぶりの連絡だったのにも関わらず、DMして2分後に爆速な返信をいただきました。



そして、今年4月からLayerXに入社し、SaaS事業部1人目のマーケティング担当として働いてます。

前職のキャディでは創業2年経っていないタイミングで入社し、LayerXもプロダクトがローンチされて3ヶ月でジョインしており、事業が立ち上がってすぐのスタートアップを2社経験しています。

今回は、マーケティング担当の皆様に、自分が感じてきたスタートアップにジョインすることへのメリットについてお伝えできればと思います。

※マーケティング担当に限らない部分もあるかなと思いますがご了承ください。

マーケティングスキルの幅が広がる

まず、マーケティングスキルの幅が広がると良いと考えるのは、下記の2点があります。

①1つのチャネルで解決できなかった課題を、違うチャネルを通じて解決できること
②メンバーを取りまとめる立場になったときに、様々な施策の勘所がわかることでメンバーを
マネジメントしやすくなり、事業目標達成に近づけること

これらを念頭に置いてお話できればと思います。
※特定の領域に強みを持つマーケターの方々には、度々ご相談して非常に助けられており、心底リスペクトしております。

スタートアップでは、基本的に高い目標が掲げられます。そして、それを達成するためにやらないといけないことがたくさんある一方で、社内のリソースが足りていないことがほとんどです。

結果として、様々な施策を担当することができます。

新卒で入社したナイルでは、SEO、コンテンツマーケティング、アクセス解析を通じて、デジタルマーケティングのリードジェネレーションの領域で顧客の成長を支援し、専門性を身につけることができました。

その後、事業の立ち上げのフェーズで入社したLayerXと前職では、それまで養ったスキルを活かしつつ、経験してなかったオフラインマーケティングやナーチャリング施策も含め担当することができました。
具体的には、イベントマーケティング、広告運用、メールマーケティング、事例記事の制作、DM施策、新聞・雑誌への広告出稿のように、幅広い施策を経験することができました。

加えて、OKRの策定やブランディングにも関わり、1つの1つの施策だけでなく事業の方向性を考える機会も多々ありました。

このような経験ができたのは、事業が立ち上がって間もないフェーズのスタートアップだからこそであり、事業が軌道に乗って担当ごとに細かい領域が分かれている企業では難しかったのではと感じております。

0→1の過程で多くの意思決定をすることで「再現性」を得られる

まずは、「THE MODEL」の「はじめに」に書いてある下記をご覧ください。

■ビジネスにおいて重要なのは「再現性」
「既に動いているものを上手に動かす仕事と、一から何かを作り上げる仕事は天と地ほど違います。そして一から何かを作り上げる過程に携わった人だけが、後にあの仕事は自分がやったのだと実感することができます。これからさらに速いスピードで変化と成長を遂げるマーケティングの世界に自分の足跡を残したいという方と一緒に働くのを楽しみにしています。」

2014年にマルケト日本法人をスタートした時に私が採用ページに書いたメッセージだ。1996年に社会人になって以来、幸運なことに急成長した企業で経験を積むことができた。その過程で「成功モデルを作り上げる過程に関わっていた人と、できあがった後に関わった人の間には大きな隔たりがある」ということに気づいた。成功モデルとは完成したモデルではなく、完成に至る過程で行われた何百何千という意思決定のプロセスそのものだからだ。それを自分のものにすれば、環境や条件が変化しても自ら対応できる。これこそ、私がビジネスで最も大事だと考えている「再現性」だ。

福田 康隆. 「THE MODEL  マーケティング・インサイドセールス・営業・カスタマーサクセスの共業プロセス(MarkeZine BOOKS)」より

スタートアップに入社する前にはじめて「THE MODEL」を読んだときには、「?」が頭に浮かんでいた覚えがあるのですが、今では非常に共感しております。

事業が立ち上がって間もないフェーズでは、BtoBの事業を行っている企業だと例えば「ナーチャリングするリードがない」「どういったコンテンツが刺さるのかわからない」「リード管理の流れが決められてない」といったことが多々あるかなと思います。

「THE MODEL」に記載の通り、一から模索して仕組みを構築することは意思決定をしなければならない回数が多く骨が折れますが、その過程でコツ(再現性)を掴むことができます。

そして、掴んだコツによっては汎用性が高く、環境が変わっても成果を上げられると感じております。

実際に、私は前職でウェビナーの施策立ち上げから関わり、途中から主担当だったのですが、そこでの経験がLayerXでも活きており、事業の特性の違いに応じて調整しつつPDCAを回した結果、安定的に成果を上げられるようになりました。

一から作り上げることが多いスタートアップは、「再現性」を得るには最適な環境と感じております。

最後に

ここまでご覧いただきありがとうございました!スタートアップへの転職を検討されているマーケティング担当の皆さんの参考に少しでもなれば幸いです。

最後に少し宣伝をさせていただければと思います。

下記は、LayerXの行動指針の一部になるのですが、「このくらいの成果が見込めるので、この施策、やりますね!」と社内で確認をするとほぼ100%の確率でGOとなります。チャレンジを許容する…どころかAnimalに背中を押してくれる風土があります。

Be Animal
不確実な状況において積極的に動き、貪欲に生きた情報を集める。論理性や、充分な準備をそなえた上で、“動物的に”大胆に物事を進めていこう。

Fact Base
外部環境が変わり続ける中で、勘や社内政治に頼らず意志決定をするために。数字や事象などファクトに従って、柔軟に、冷静に、行動をおこしていこう。

Trustful Team
各自がプロフェッショナルとして、時にはシビアな判断も含め、実行するチームを目指す。そのためにも、おたがいを信頼し、透明性のあるコミュニケーションを徹底しよう。

そのため、このnoteであげた2つのメリットを享受できる環境にいると日々感じており、これからスタートアップに挑戦したいと考えているマーケターにおすすめの環境になります。

マーケティング専任担当の正社員は来月から入社するメンバーを含めて2人のみで、やりたいけどやれていないことがたくさんあり、まだまだ全く人が足りておりません!

とはいえ、いきなり応募するのはハードルが高いと思うので、ぜひまずは下記Meetyからカジュアルにお話しできればと思います!

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ぜひこちらもご覧ください!
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LayerX SaaS事業の事業開発部の内部を徹底公開!

■ SaaS事業部 マーケティング担当募集要項
https://herp.careers/v1/layerx/2qxsDAAgSYXq

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https://herp.careers/v1/layerx/requisition-groups/9892a7e3-08f7-4647-81a9-b980dbe7bfb1

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