ハゼノキの里山。その周辺
みなさんこんにちは。朝夕の空気がすこしずつ秋めいてきましたね。秋といえばハゼノキもそろそろ色づいて…とはならず相変わらず緑緑しています!昼間はまだまだ真夏の様相ですね。
さて、インスタグラムではいくつか紹介しているのですが、ハゼノキの里山にはハゼノキ以外の樹木も植樹しています。また周辺に自生している貴重な植物や動物もいる意外と生態系も豊かな場所です!今日はそんなハゼノキの里山のその周辺をご紹介します!
いつもと逆ですが、前回は現在おこなっているハゼノキMAPづくりに関して書いています!(文書量が過去最少!)みなさんの近くにもハゼノキ関連の場所やモノがあればぜひご紹介ください!
■春の花としてバラ科の植物達
ハゼノキの里山はハゼノキの育成場としての側面もありますが、同時に地域の方にハゼノキに親しんでいただく場づくりも兼ねています。そのため地域の方に「見せる」方法も考えています。ハゼノキといえば櫨紅葉といわれるあざやかな紅葉ですが、楽しみは秋。という事で春にも何か彩が欲しなと考え桜を植えることにしました。
桜といえばソメイヨシノ。という方が多いと思いますがハゼノキの里山には笹部桜、オオシマザクラ、陽光桜の3種類の桜が植えられています。それぞれ花の色と開花時期が少しづつ異なるので多様な彩と併せて、少しながく桜を楽しんでいただきたいなと思いこの3種を選びました。笹部とオオシマは私の好みでもありますが、、、
特に笹部桜は桜研究の第一人者である笹部新太郎氏が品種改良した品種です。色が複数出たりする面白い桜であり、生涯桜の研究に尽力された笹部氏にあやかりたいと思いこの場所に植樹しています。九州ではほぼ見ることのできない品種でもありますので、ハゼノキの里山を通じて新たな発見につながってくれると嬉しいです。
そして、もう1種類植えている春の花がリンゴです。単純に私がリンゴが好きというだけの理由で植えた木です。同じバラ科の候補としては、香りがとても良い杏や桃も考えたのですが、果実ができた時を考えるとやはりリンゴが食べたかったので最終的にリンゴになりました。
リンゴは授粉用のアルプス乙女と結実用のふじの2種類を植えています。こちらはさっそく花は咲いたのですが、残念ながら結実は来年以降に持ち越しています。3~5年ほどかかるようなので気長に育てていきたいと思います
■珍しくないのに貴重な植物達
バラ科以外の植物もいくつか紹介しておきます。1つ目はおそらくハゼノキの里山周辺で最も貴重なのが茜です。自生種のため日本茜の一種と思われますが、なぜかそこら中にいます。一時期ずっと探していたのですが、まさに灯台下暗しでした。
じつは茜自体は貴重なのですが、よくよく見るとどこにでもいる植物でもあります。しかし意外と発見するのが難しいく、気づかれないまま草刈りの際に刈られてしまうことがほとんどです。しかし太陽の色をつくるハゼノキと同じく太陽の色を象徴する茜が同じ場所にあるという偶然にしてはできすぎたストーリーには結構運命的なものを感じたりしています。
そしてもう1つが、銀木犀です。金木犀はよくみるのですが、ハゼノキの里山は銀木犀です。香りが金木犀よりおだやかでとても好きな樹木です。入り口に植樹しており、いずれはハゼノキの里山を訪れる方を楽しませてくれるはずです。
こちらは特に珍しい樹木でもなく、錦江町内でもいくつか庭木として植えられている姿を見ることができます。金木犀との一番の違いは花の色が白っぽいという点です。これはこれで結構いい感じですので。何年かあとに満開になっている姿が楽しみです。
こちらもまだまだ小さな樹木ですので、これかの成長が楽しみです!