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【代表の人物像&体験談!】 「倒産から学ぶ『失敗の法則』!」

今日は、私が読んだ 書籍「失敗の法則」(日経BP社)より、参考になる話がありましたので、その内容を書きます。
~副題:反面教師として、倒産の「原因10」を避けよう!~


●まず、「言葉 そのもの辞書的意味」と「実際に私たちが、暮らす社会での出来事」の意味合いが違うと言う話から。
これから話す「失敗」の反対(対義語)は、辞書では「成功」ですが、社会に於いては「失敗」の反対は「成功」ではありません。この「言葉」と「実態」のズレを理解しないと、実際の社会では、中々 生き残れません。
【辞書的な『成功』の意味は?】
*計画などが上手くいき目標が達成出来たことや、社会的に一定以上の地位を得たことを指す。失敗の対義語。
【辞書的な『失敗』の意味は?】
*物事を、やりそこなうこと。方法や目的を誤って良い結果が得られないこと。しくじること。成功の対義語。

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●例えば…
「成功」と「失敗」を比べる時に使われる話が…
*自分の「身体」で、想像してみて下さい。
「今 自分が真ん中に、居たとして、『成功』が右手の先にあるとすると、左手側にあるのは、何だろう?」
「それは、『成功』の逆だから『失敗』ですね!」
と答える人は多くいますが、それは違います。
「『成功』の反対にあるのは、『何もしない』こと。『失敗』は、『成功』と同じ右手側。『失敗』の先に『成功』があるんだ。実は『失敗』と『成功』は、同じなんだ。動かなければ、『失敗』も『成功』もない。だから、早く動いて『失敗』した方がいい」と言われます。
このことから…
「何もしない」のが一番の『悪』で、そして「失敗」と「成功」は、実は 同じであると説いています。
「早く動いて『失敗』する」この「勇気」を持つことが、人生に於いて最も重要です。
こう考えると、「成功」の意味に書かれている「失敗の対義語」というのは、違います。
「失敗」の連続の先に、上手くいった状態が「成功」と考えると、「失敗」と「成功」は、"プロセス"のどこを切り取っているのかだけで、同じなのです。

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●次に、もう少し…
「失敗の定義で人生が変わる。」
と言う切り口から説明します。
「失敗」は、誰にでもあります。
しかし、活かせる人と、活かせない人がいます。

その違いは…
「失敗」の定義の違いにあります。
●発明王「エジソン」は、"白熱電球"の開発で、世界中から「6.000種類」もの材料を取り寄せ実験しました。
研究室にあった、「せんす」の竹でフィラメントを作ったところ「200時間」灯りました。
材質を竹に絞り10万ドルの費用をかけ、20人の調査員を竹採集のため世界中に派遣し、1.200種類の竹で実験をしました。
後にエジソンは、「私は一度も『失敗』していない。 上手くいかない方法を一万通り発見しただけだ。」
と語っています。

アメリカの発明家のチャールズ・ケタリングは、
「成功の99パーセントは、今までの『失敗』の上に築かれる。」
という言葉を残しています。
「失敗」するということは、新しいことを挑戦して成長しているということです。

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●では、本題に入ります。
【失敗の法則(日経BP社)】
●なぜ、倒産?23社の破綻に学ぶ「失敗の法則!」
「3つの倒産のタイプ」
◆1.「会社の急拡大!」
◆2.「ビジネスモデルの陳腐化!」
◆3.「リスク管理の甘さ!」

【倒産の原因10!】
◆1.急拡大に、社内体制が伴わない。
◆2.本業軽視の新規事業に投資し過ぎた。
◆3.勘違いな本社移転をしている。
◆4.過度な資金投資(借金)をしている。(資金繰り悪化)
◆5.ラッキーな受注に勘違いしている。(実力でない)
◆6.攻めの投資をし過ぎた。(工場・新規事業など)
◆7.方向転換の遅れと、対応の後手さ。
◆8.親族内紛・後継者不足。
◆9.少数の取引先の集中度の高さ。
◆10.債権回収・粉飾決算の甘さ。

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◎と言うことで…
この本は、「中堅・中小企業23社」の破綻の事例を通じて、経営に於ける「失敗の定石」を明らかにしています。
私たちは、普段 「成功例」を目にする事は、多くありますが、「成功」は 再現する事が、難しいのです。他社の「成功事例」を、自社で直接的に役立てる事は、本当に難しいと思います。
事例から"ヒント"を得て、自社の状況に合わせて"チューニング"しなければなりません。

それに対して、「失敗」は 再現性が高いのです。
「失敗」とは、究極的には ひとつの判断ミスです。
それによって「ヒト・モノ・カネ」のバランスが著しく崩れると、破綻を招くと書かれています。
その原因を突き詰めれば、どの判断が「失敗」の原因だったのかという転換点を特定できます。

これから 人口減少が本格化する中、企業間での顧客の奪い合いは、激化していきます。
これからの「経営者」は、変化に対応すべく、あらゆる「経営手法」を見直す必要に迫られると言われています。
しかし、経営の方向転換には、"リスク"が伴います。この"リスク"軽減の為にも、他社の「失敗事例」を学ぶことは、これから 益々 重要になると思います。

後から 客観的に見れば、どの「倒産」の理由も明白に見えますが、自分が渦中にいる時には、本当に冷静な判断が出来ないのだと思います。
だから、我々 企業 経営者は、自社の状況を振り返りながら「失敗の法則」を学ぶ必要があります。
しかし 「失敗」をしてはいけないと言うことではありません。
●それは…
「致命的にならない限り、『失敗』はしてもいいのです。やってみないと分からないからです。行動してみる前に考えても無駄です。行動して修正すればいいだけなのです。」

長くなりましたが、以上です。