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あまい蜜には毒がある、という香水「ロリータレンピカ」
わたしの好きな香水に、「ロリータレンピカ」があります。
このフレグランスは、おとぎ話の「白雪姫」を彷彿とさせる、甘くてファンタジックな香り。フランス発の香水です。
森に迷い込んだ白雪姫と、彼女に嫉妬する美しき王妃が、もし敵対せずに手を取りあったなら。
……おそらく最強なんじゃないでしょうか。
甘いけど妖しい。安心と刺激を“行きつ戻りつ”する香り。優しいだけの香りじゃ、もう物足りない。
ロリータレンピカは、そんな香りなんです。
ロリータレンピカの香り立ち
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ロリータレンピカのトップノートは、スミレのパウダリー感と、スターアニス(八角フェンネル)のハーモニーがとてもユニークです。
トップによくある柑橘系の香りはナシ。「ほかの香水とは何かが違う」と、ここでまず気づくでしょう。
そして次。
ロリータレンピカのミドルノートが見事なのは、少女の幼さと、成熟した女性のアンバランスさをグルマンノートで表現しているところです。
ここまで現実離れした香りは、そうそう無いかもしれません。
グルマンノートとは本来、甘くおいしそうな香りで、身にまとう人や周囲の人に多幸感を与える香りなのですが、ロリータレンピカは一味も二味も違います。
ミドルだけでいえばむしろ「ダークファンタジー」。暗くて妖しく、一度味わったら癖になってしまいそう。
そんな可愛いだけじゃない、「陰陽の深みを秘めた高度な香り」がロリータレンピカなのです。
今なお多くのファンが一途に追い求める理由は、ここにあるのではないでしょうか。
ラストノートの美しさは「桃源郷」としか言いようがありません。
真綿のローブにくるまれるような、優しいハッピーエンドが待っています。ここまでくれば貴女も「ロリータレンピカ」の虜!
甘い香水が苦手でもなぜか惹かれる香り。すべての女性に
![](https://assets.st-note.com/img/1731581466-M3xvspnbw07eQKCWq5gEdmlk.jpg?width=1200)
ロリータレンピカは、オフィスよりもプライベート、マスキュリンよりもフェミニンな装いですと、香りを思いっきり楽しめると思います。
まとい方は、ウェストや太ももといった下半身に「ふんわり」つけるのが良いですね。
また、「甘い香りが苦手」という方にも、不思議と受け入れられているのがロリータレンピカのすごいところ。「一度は試してみて!」とすべての女性にお勧めしたくなる香りです。
香水界のアカデミー賞「FIFI賞」を2年連続で受賞するだけあって、その実力も“フランス香水界のお墨付き”と言えるでしょう。