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フランス女性の心を掴んだ香りは?2024年最新ランキングTOP5

もうすぐ12月。パリではクリスマスのイルミネーションが美しく輝くようになりました。
この時期はまた、クリスマスギフトとして「香水」がもっとも売れる季節でもあります。

さて、昨日フランス版「ELLE online」を見ていたところ、「2024年でもっとも人気のある女性用フレグランス」という記事が掲載されていました。
とても興味深いランキングでしたので、ここでシェアさせていただきますね。
※Idéalo.fr、2024年10月調査。

1、ロリータ・レンピカ「モン・プルミエ・パルファム」

Lolita Lempicka Instagram

表彰台の頂点に立ったのは、なんとロリータ・レンピカの「モン・プルミエ・パルファム」でした。フランスらしい選出ですね。

日本ではなかなかランクインしなさそうなこちらの香りですが、フランスでは根強い人気を誇っています。香調は“あまーい”フローラル・フルーティ・グルマンノート。実はわたしも大好きな香りで、以前レビューさせていただいたことがあります。

2、ランコム「ラ・ヴィ・エ・ベル」

写真は筆者撮影、以下同

直訳すると「人生は美しい!」となる「ラ・ヴィ・エ・ベル」。
ランコムの人気香水です。

この香りが2位に選ばれたのも、いかにもフランスらしいですね。というのも、「ラ・ヴィ・エ・ベル」の香調は甘く濃厚なグルマンノート。とくにチョコレートのフレーバーによく用いられる「プラリネ」が中心となっています。

チョコレートは“人生に小さな小さな幸せをもたらしてくれるスイーツ”(と、フランスでは言われているそう)。
そんな背景を想うと、「La vie est Belle(ラ ヴィ エ ベル)」=美しい人生、という名前にも深く納得がいきますね。

3、シャネル「N°5 オードパルファム」

3位は「永遠の香り」、シャネルの5番でした。
「香水をつけない女性に未来はない」というココ・シャネルの名言は、あまりにも有名です。

多くのドラマを背景に持つ「N°5 オードパルファム」は、その物語も含めて“伝説の香り”と称されているのでしょう。フランスでも、大人の女性がまとう香りとして、いまだに特別な存在として一目置かれています。

4、イヴ・サンローラン「リブレ」

中性的で、周囲に媚びない個性を持つイヴ・サンローランの「リブレ」。日本でも人気の香水がフランスの4位でした。

イブ・サンローランといえば「スモーキング」ですが、「スモーキング」の美学こそがユニセックスの真髄ではないかと思います。

ちなみにわたしの思うユニセックス香水とは、こうです。
「女性が自分の中の男性らしさを愛することであり、男性が自分の中の女性らしさを愛するということ。それはたぶん、自分の未知のエリアを愛すること」

5、ディオール「ジャドール」

Dior

1999年に誕生した、ディオールを代表するフレグランス「ジャドール(J'adore)」。

なんと言いますか……フローラルのスケールが壮大なのに、驚くほど繊細で、「美人」という概念をこれほど豊かに表現した香りも他にないのではないでしょうか。
そして、どんな方にも似合う魔法のような香りです。

2024年は、以上のフレグランスがランキングのトップ5でした。


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