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コロナ、リモート、関わる人の整理整頓

約1年ぶりに地元に帰ってきました。コロナの影響で全く帰省することを許されなかったことと、それを理由に仕事に没頭していたことから本当に久しぶりに地方にやってきて気がついたことがいくつかありました。

まずひとつ目は帰ってきたからといって連絡する人はするし、そうでない人はこんなに近い距離にいるのに連絡もしないこと。

わかっちゃいたけどなんかそれが現実になってしまって…東京にいても定期的に連絡をとっている地元の仲間はたくさんいるし、彼らには例え地球の裏側にいたって連絡するんだなって現実を突きつけられた気がしました。

もはや物理的な距離は心理的距離を上回ることはできないのだと。

逆にそうでもない人は隣の家に住んでいたってインターホンを鳴らすことはないわけで。そうやって僕たちは自分の中で折り合いつけて整理整頓して大人になっていくんだなって感じました。

それができない人や苦手な人はいつまでもマイナスに引っ張り込まれるのだろうとも考えました。

これはコロナとは全くといっていいほど関係のないことなのですが…2020年のおかげで自分にあらためて言い聞かせるきっかけになったことは間違いないと思います。

僕はたまたま帰省しましたが、この年末年始は帰省そのものを自粛した人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。僕自身いまのところコロナに完成したわけではありませんが、帰省することが決まった時、地方の人の中には「コロナを東京から持ち帰ってくれるな」といったようなことを言う人もいるという話を妻からされました。

まだ帰省するかどうかを決めかねていた時に、妻が同僚からそんな話をされたそうです。

他人の家のことだから関係ないではないのです。もちろん無意識かもしれませんが、そうやって来る時に備えているのだなと感じました。もちろん向こうからすれば僕が妻や子供に会いたいことこそこちらの勝手であり、そんなことでウイルスに感染したらたまったものではないでしょう。その気持ちはとても理解できます。

もちろん子供たちは喜んでくれるのかもしれません。でも長女はもう小3なので、もしかすると言わないだけでコロナのことを気にしているかもしれません。

どちらにしても今回の正月は大人しくしていることになりそうです。

そもそも帰省に至ったきっかけは、野球を始めたばかりの息子が一緒にキャッチボールがしたいと言い出したこと。兄弟の中でも男の子がひとりだけなので、小さいうちは一緒に遊んであげることも大切だと思いました。成長は本当に早いもので、ママは少しついていくのが大変そうです。

まだ大きい声では言えませんが、2021年は僕にとってもまた一段と変化の激しい1年となりそうです。仕事だけでなく個人としても飛躍する1年となりそうな予感がしています。風の時代にマッチした生き方にシフトすることができるのか、その幕開けとなる非常に大切な1年となりそうです。

1200万人という人口は伊達ではなく、この1年で本当にたくさんのご縁をいただきました。その中には仕事に繋がるものから一生ものであると確信できるものまで本当にさまざまです。

人生長しと言えども僕もまもなく折り返し地点を迎えます。夢を追い続ける心に変わりはありませんが、具体的に形にしていくためには腰を据えて向き合いたいのも事実。

また、信じてもらえるかどうかは別としてまもなく厄年に突入します。前厄から考えると僕の試練はこれから約3〜5年は続くでしょう。これらの期間を自身の人生にとって貴重な時間とするためにも新年からは粛々と業務に励みたいと考えているわけです。

この転機を逃せば次のチャンスを掴むことはなかなか容易いことではないでしょう。そう何度もチャンスはやってくるわけではありません。そのためにも今回のことを機会に更なる人間関係の交通整理をしようという決断をしました。

リモートワークが盛んとなった東京を中心に、他社訪問が激減しました。webでのミーティングは増えるたびに「スーツにネクタイ」の時間も減りました。どちらが正解かはわかりませんが、web会議に向けて事前に先方にアジェンダを送るという業務効率化が認められました。事前準備に当てる時間が非常に効率的になりました。

と、同時に「伝える技術」がより一層求められるようにもなりました。当然目の前にいる人の方が熱量は届きやすく、泣き落とすならそのほうが都合が良いこともありました。

ですがきっとすでに誰もが気がついていたことなんだろうという感じもしました。わかっていたがやはり過去にすがりついてしまう…これまでの方法が正義だと信じたい自分がいる。そんなヒトのすべてのエゴを今回のコロナは一瞬にして塗り替えました。半強制的にルールを書き換えていきました。

僕はこれをプラスに捉えようと思っています。

ああだこうだと言うのは簡単。変化を業務に落とし込んでいくことは大変な時間と工数、労力を費やすことになるでしょう。でもこれだけ大きな時代の流れを逃した人はもうこの先変革することは不可能なんじゃないかとも思っているわけです。

これをチャンスと捉えるかピンチと頭を抱えるか。もちろん業種によってはその壁やハードルが僕なんかとでは比べ物にならないくらい高いものもあるでしょう。

だからこそそれが可能である僕たちは足を止めてはいけない、そう考えるようになりました。僕たちがしっかり働き、飲食店にお金を落とさなければと考えるようになりました。今動ける人たちが歩みを止める、経済を止めることは他の業種により大きな影響を与えることになるのです。

他人を羨まず、まずは自身の出来ることから一生懸命に。そのために今しばらくそれが伝わらない人たちとは少し距離を取る事にします。仲がいいからこそ、付き合いが長いからこそなのかもしれません。彼らが本当に困った時に手を差し出すことができるよう、今はしっかりと自分を磨いてみようと思います。

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YUSUKE UCHIDA
ありがとうございます✨デザイナー目指している娘にiPad買ってあげたいと思います✨