外国人労働者と低品質ジャパニーズ
シェアするかどうか迷いましたが、以前よりずっと疑問に感じていたことについて勇気を出して記事にしようと思います。
コンビニやファストフード店など至るところで外国人の店員さんを見かけるようになりました。僕は現在東京で仕事をしているので地方にいるときと比べてもその差は明らかです。
そういった場所でいつも感じることがあります。それは外国人労働者に対する日本人客の態度の悪さです。
ああいうのを見せつけられると本当に心が痛みます。勘違いするんですかね、何だか偉くなった気分になるんでしょうか。
日本にいれば日本人が偉いのか?それとも無意識に戦前の姿を無意識に思い出すのか?
日本語を学びたての外国人に非常に冷たい態度で接します。でもいつも僕は思うのです。彼らの母国語は日本語ではないと。東南アジアの人たちに話を聞くと、母国語、英語、そして日本語と答える人が僕の肌感では多いです。
さて、ここで少し冷静になりましょう。英語を話せる日本人は国民の何%ほどなのでしょうか。アラフォーである僕の周りの人たちはほとんどの人が英語を話せません。僕自身も上手くは話せない。日常会話程度が関の山です。
でも彼らは日本語で接客を行っている。もしかするとはじめは予め用意されたテンプレート上での会話なのかもしれない。ですが、僕がよくいくコンビニの店員さんは『今日も残業ですか?』とよくレジで話しかけてくれます。先日も店を出る際、コロナが流行っているので体温めてゆっくりしてくださいねって。
こんなフレーズ言えますか?
彼らの努力と根気と意欲にはいつも驚かされてばかりです。
そうやって少し見方を変えてみます。すると僕たちのとっている行動がとても恥ずかしいものに思えてくるのは僕だけでしょうか。
生活感も違えば立場も違います。別に彼らが正義で僕達が間違っているとも思いません。ですが、この島国という閉鎖空間はここまで人の感性を鈍らせるものなのかと今後の日本が危惧されます。
これからますます外国人労働者が日本にやってくることでしょう。僕たちがやっている仕事の多くの部分を担うことになっていくと思っています。共存していくことは必須です。
確かにここは日本です。ですが彼らの文化を受け入れること、何より彼ら自身をリスペクトする精神が大切になっていくであろうと思っています。
お互いが歩み寄り手を取り合う世界。まだまだ乗り越えなければならない課題は山積みですが、きっとステキな未来に僕たちは巡り合うことができるでしょう。