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努力した過去は、自分の勲章
現在の私のカウンセリングセッションでは、クライアント様が潜在意識の中に抱え込んでいるネガティブな『自己イメージ』や『世間のルール』を一緒に探していこう、というスタンスを基本にして進めさせていただいています。
この『自己イメージ』や『世間のルール』は、過去になにかのきっかけがあってご自身が抱えるに至り、あるいは刷り込まれてしまい、ご本人を暗に苦しめる原因になっているものです。
それらはあまりに自然に本人に同化しているため、なかなか探し出すのに苦労したりもします。
その過程で、結構えぐるように掘り起こそうとすることもあります。
また、同化が激しかった場合などは、ただ刷り込まれただけの『自己イメージ』であり『世間のルール』であると判明したとしても、自分から引き剥がすのがとても難しそうに思えたりもします。
実際に私も、えぐられて判明してから半年くらいして、まず中身がようやく腹に落ちて、そこから引き剥がしのプロセスに入るというようなケースも経験しています。
それから、本当に引き剥がそうとするとき、判明したそれらを常に意識下に置いておけるような工夫も大事な場合が多いです。
私の場合、これまでそんな思い込み一覧をメモ帳に書き並べてみたり、紙に出していつも携帯したりしていましたが、今は”Canva”というアプリを使い、スマホの壁紙に設定しています。
お気に入りの絵をこのアプリで読み込み、その上に思い込みの文言を箇条書きにして、イイ感じの色とフォントでテキスト入力します。
それごと写真としてダウンロードして、壁紙に設定。
これでいつでも、イヤでも目に付きます。
ちょっとドMなのは百も承知っ!
…さて。
こうやって日々ネガティブな思い込みと向き合い続けていると、ややもするとそんな過去の自分、そんなネガティブなものを起点にしていろいろやらかしていた自分に対し、厳しすぎる感情を抱くことにもなりかねないな、ということに今日(というか昨日)ハッと気づきまして。
ブログを書いておこうという気持ちになりました。
ネガティブな『自己イメージ』や『世間のルール』を刷り込まれた当時、
あるいはその後の成長過程で、
そんなこととは露知らず極限まで頑張ってきた自分は、
その時はとにかく必死でもがいて、
なんとかしようと知恵を絞って動いてきたじゃないか。
また、極限までなんて頑張れなかった自分だって、
それでも自分をなんとか立て直そうと、
これまた知恵を絞って動いてきたじゃないか。
そんな過去の努力はさ、
自分にとってこの上ない勲章なわけだ。
この感情が湧き上がってきたとき、思わず号泣しました。
そうかー。
最近、思い込みを掘り出したり引き剥がしたりすることにやり甲斐を感じ過ぎていて、
そんな思い込みを抱えてもなお、頑張って生きていた過去の人生へのリスペクトが、ちょっとどこかに置き去りになっていたかもしれません。
このリスペクトがないと、せっかく強烈な思い込みを見つけても、良い始末の付け方をするのが難しくなってしまうように思います。
前の週末、久しぶりに両親に会ったからでしょうか。
ちょっと感情が揺さぶられて、こんな発見に繫がったような。
でもまた一つ、大事なことを思い出せてよかった。
≪巻頭写真:Photo by Tim Mossholder on Unsplash≫
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