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新刊『MOMOYO's MAGIC BOOK』を読んで

MOMOYO先生の新刊、発売されてから2週間ほど経ちましたね。
アルファベットがメインのタイトルや、帯に書いてある紹介文から、「一体どんな内容なんだろう…」と思っていたのですが、やはり硬派路線でしたね!
ホッとしました。

中に記されているワークの数々、継続して実施されている方々には既になんらかの変化が起こっている頃ではないかなと思います。

語り口は軟らかめにされていますが、やらなきゃならないことはやっぱり避けられない。
その根拠や、ご本人の過去の軌跡なども、これまでの書籍と比べても圧倒的にスリム化された記述になっていて…
自分がチマチマと事象を切り取ってブログとか書いているのがちょっとイヤになっちゃうな💧と思うくらい、物事の取捨選択とまとまり具合が最高です。

ただその分、一つの文章とその前後関係に含まれている意味はかなり深かったり重層的だったりするのを感じます。
本の中でも書かれている通り、何度か読み返されるとその都度得るものがあるはずです。

私が最初に読んで、あっと気付いてニッコリしてしまった部分があります。
何年か前、書籍だったかブログだったかは失念してしまったのですが、MOMOYOさんが日本や日本人について「世界の次元上昇にとってカギになるのだけれど、細かい話はまたの機会に」というようなことを書かれていて、それをずっと記憶していました。
いつその詳細は開示されるのだろう…と思っていたのですが、ようやくこの本の中に明記されましたね。
そういう意味でしたか、とようやくスッキリすることが出来ました。

全体を通しては、トピックとして取り上げたい部分は本当にたくさんあるのですが、敢えてひとつだけ挙げるとすれば、今作ではインナーチャイルドを癒すという事にとてもフォーカスが当たっているな、という印象を受けました。
言うまでもなく、インナーチャイルドは個人の中に形成されてしまった様々なトラウマや、無意識に個人を縛るセルフイメージやマインドセット、もっと言うとその方にとっての世界の見え方とも密接に関わっています。
ですので、自分の生きにくさの根本的な解決を目指すのであれば、やはりインナーチャイルドの癒し/解放は避けては通れないプロセスです。

そこを避けて、「私はこのままで大丈夫」「みんな守られているのだから、ありのままの自分を愛しましょう」という、いわゆるアファメーションだけを行っていっても、そのアファメーションの効力が生きている間は大丈夫かもしれませんが、どこかピントがズレているせいで、結局元のもくあみに戻ってしまうでしょう。

私もつい最近、久しぶりにとんでもないザワザワに見舞われて、ちょっと大変な思いをしました。
インナーチャイルドが“ぐわんっ”という感じで表面に出てきて、虚無感や孤独感を振りまいてマインドを乗っ取りにかかっているのが分かりました。
特にこれといったキッカケがあった訳ではないと思うのですが、ちょうど京都の鞍馬寺に行った直後だったので、ひょっとしたらその渡航と何か関係があったのかもしれません。

いずれにせよ、お仕事の関係で実質40時間くらいでケリをつけなければならなかったので、もうサッサと自力でのインナーチャイルド癒しワークです。
過去の両親の関係、そしてその両親と子供の頃の自分との関係…インナーチャイルドの望むことを次々と叶え、最初は暗く沈んでいた彼女がどんどん可愛くなっていきます。
いやー、いいもんだ。

そして、何度やっても本当に不思議なのですが、こうやって癒されてインナーチャイルドが解放されると、さっきまであんなに悶々としていた感情がどこにも見当たらなくなるのです。

あの虚無感は、孤独感はどこへ行った🌞

記憶の中で、両親の関係がこうだった、自分との関係はああだったという記憶そのものは別に変わらないかもしれません。
ただ、そこにベッタリ張り付いていた超絶ネガティブな感情が癒されて解放されると、自分にとっての事実が変わるのです。

この方法論を、魔法と呼んでも心理学的テクニックと呼んでも、そこは正直構わないというか、どうでも良いことと思います。
一人でも多くの人にこの事実を知ってもらい、必要な体験をしてもらいたいなとだけ、思うわけです。

≪巻頭写真:Photo by Rene Bernal on Unsplash≫

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Keiko Usami
長年の公私に渡る不調和を正面から受け入れ、それを越える決意をし、様々な探究を実践。縁を得て、不調和の原因となる人間のマインドを紐解き解放していく内観法を会得。人がどこで躓くのか、何を勘違いしてしまうのかを共に見出すとともに、叡智に満ちた重要なメッセージを共有する活動をしています。