学びに寄り添う、憩いの居場所をつくる
先週土曜日のことですが、地域の無料塾(薬師たきび塾)の方々が、エカイエを使ってくれました。
私自身、元々教育に関心がある人間ということもあり、心に残った時間だったので、久しぶりにnoteを書いてみる。教育関連のnoteは初めてかな。
薬師たきび塾は、主にこの地域(上高田)に住んでいるボランティアの大人が学習サポーターとなって、生徒1人ひとりの勉強に寄り添う無料学習塾。
この日は生徒2人とサポーター3人。とてもゆったりとした時間だった。
(横にいた私も、なぜか勉強をしたくなった。笑)
自分の話になるが、学生時代の私は、教育の“正しい”あり方を模索することにいそしんでいた。塾講師をしたり、教育NPOの活動で新しい授業を企画をしてみたり、色んな勉強会に参加してみたり。
しかし、受験産業をはじめ「これからの時代は○○教育だ」といったスローガンが、生徒1人ひとりと向かい合っていない様子には、疑問や虚しさを感じていた。
今回出会った無料塾も教育の場の一つである。
でも、ご一緒させていたいただいた時間は、
これまでの受験学習塾や教育NPOでの場とは、異なる空気を感じた。
サポーターの人に、講師やサポーターとしての鎧や仮面のようなものはない。
例えば「あれ分かんない、みうら大先生ヘルプです!」って、
サポーターの人も他の人に助けを求めたり(笑)。その人がそのままに存在しているように見えた。
教えることは、生徒が勉強したい内容に寄り添っているご様子。
自分たちの掲げる教育スローガンを生徒に押し付けるのではなさそうだ。
「サポーターの人は、どういう想いで、ボランティアで勉強を教えてるんですか?」と、たきび塾 代表のみうらさんに質問してみた。そうすると、
「生徒にとっても、大人にとっても、この場が居場所になっているんじゃないかな。私自身も学習サークルの代表ぐらいの気持ちです。」
と、おっしゃっていた。
なるほど〜、良いなあ。
私には、みうらさんのように行動力がないのだが・・・、
一人ひとりに寄り添う居場所づくりに貢献できたらいいなと思った
。
いずれにせよ、無料学習塾という言葉の意味をこえて、
教育と地域の理想のカタチを、身近な場所でみつけた気がしている。
他にも書きたいことがヤマほどあるが、今回はこれにて〜。