暮らしの探索記

カフェや暮らしの場を探索して多様な人と出会い、 「暮らし」のあり方や営みを軸に、これからの生き方、コミュニティ、社会を探究します。

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マガジン

  • カフェ大学 レポート

    ひとがいきいきするためのカフェづくりの学びの記録を綴っています

最近の記事

共有地で生まれる、新しい世界線

プロローグ :コロナ後、どう生きる? 〜シェアからはじまる暮らし〜 前編:鳥取ではじまる「共有地」。その原点と仲間たち 中編:私たちは、「小さなつながり」で生きていく 後編 :共有地は、「生きる」感覚を取り戻すために。 ▶︎ エピローグ:共有地で生まれる、新しい世界線 「コロナ後、どう生きる?」という大きな問いに対して、丸さんが鳥取ではじめている「共有地」づくりを題材に、考えてきました。 前編から後編まで、ノーカットで書き起こししましたが、読まれた皆さんはどう感じたでしょう

    • 共有地は、「生きる」感覚を取り戻すために。

      「生きる」こととシェアについて、対話が続きます。後編。 分かんないから面白い。実験を楽しんで生きる人たち。 ー ここまで、丸さんの話をきっかけにしつつ、どういうつながりをつくっていくかっていう話をしてきました。 ー 石川さんは『時代の変わり目を、やわらかく生きる』という本をだされて、色んな方に、色んな切り口でこれからの生き方について考えられたと思うんですけど、石川さんが感じているコロナ後の生き方というか、あらわれている可能性とか、ここ大事なんじゃないかって思っていること

      • 私たちは、「小さなつながり」で生きていく

        前編は、鳥取の砂鳥ビル1階にて「共有地」づくりをはじめた丸さんの想い。そして一緒に取り組むお仲間の皆さんのお話を伺ったレポートでした。 その後、鳥取で生まれている可能性やコミュニティのあり方について、質疑と対話で探求を深めていきました。その対話について、中編でレポートしていきます。 丸さんが鳥取で感じる可能性とは共有・シェアの器より、大切なもの ー 丸さんの話の中で、コロナ前もコロナ後もやっていることは変わらないという話がありました。「思いついたアイデアは、共有地ですぐ

        • 鳥取ではじまる「共有地」。その原点と仲間たち

          カフェ大学 特別ゼミの内容を、このnoteで書き起こしレポートします。(本記事は前編) まずは、丸さんが鳥取で共有地づくりをはじめた想いから。  鳥取 「共有地」づくりの原点にあるもの終活としての、「共有地」づくり ー 丸さん、コロナ後は、どんな感じですか? 丸さん:コロナになって、何かを始めたわけでは全くないんです。どうしても年齢、1950年生まれ、72歳なので、どう多く見積もっても、いつどうなるかはわからない。誰でもそうですけど。自分のタイムスパンがはっきり決まって

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        • カフェ大学 レポート
          7本

        記事

          コロナ後、どう生きる? 〜シェアから始まる暮らし〜

          本記事は、2022年8月28日に開催された 「カフェ大学 特別ゼミ」の書き起こしレポートです(全5編) イベントの開催背景 「共有地(シェアカフェ)」と「丸さん」 東京 東中野にある、一風かわったシェアカフェのエカイエ。 日替わりでカフェが替わり、またカフェの場所・つながりを起点に、様々な活動を展開する人10名弱の協同メンバーで運営しています。 昨今は、共有経済(シェアリングエコノミー)やコモンズの大切さについて取り上げられることも増え、シェアカフェやシェアスペースとい

          コロナ後、どう生きる? 〜シェアから始まる暮らし〜

          新たな日々、新たな世界を、ともに生きる。

          といろゼミ第1回のゲストは、造形作家やイラストレーターとしてご活躍されている加藤さんとそのご一家。 加藤さんは、学生時代から学生運動にも参加するなど、幸福で平和な社会のあり方を、生き様や実践を通して問い続けてきた方です。 お話の焦点は、「無所有・共用・共活」を原理にした共同体(コミューン)に、ご家族で入会され、そして退会に至ったご経験について。 世の中がバブル経済で浮き足立っている時代の中、まさに実践を通して、「幸せな生き方・共同体のあり方」を探究されました。 当時の大

          新たな日々、新たな世界を、ともに生きる。

          声が響き合い、心の通う世界を願って。

           先月の11/16から、中野にあるシェアカフェ「una carmera livera(ウナ・カメラ・リベラ)」では、絵本『きかせて、あなたのきもち ー子どもの権利って知ってる?』の原画展が開かれています。  この原画展は、ウナカメでカフェ『月と田んぼ』を営む千春さんの想いで開かれることになり、先日、その千春さんと絵本のイラストを制作したmomoさんの、トークイベントが開かれました。 写真:momoさん(photo by 千春さん) 絵本『きかせて、あなたのきもち 』著者(

          声が響き合い、心の通う世界を願って。

          自然に溶け込み、対話が流れる Muiの旅

          この週末は、神奈川県相模原市の藤野にリトリートで行ってきました。 藤野は芸術の町とも呼ばれ、アーティストが多く住まれていたり、 昨今ではエコヴィレッジの取り組み等、持続可能な社会を目指すトランジションタウンとしての取り組みも有名です。 参加したのは、友人が企画しているMuiというリトリートキャンプ。 Muiという名前は「無為自然」の無為を意味し、自然体験を通じて生きづらさのヨロイを外し、自分らしい生き方を探究していく場としてつくられています。 以前から気になっていたのです

          自然に溶け込み、対話が流れる Muiの旅

          『棚おろし旅』に参加してきた。

          いよいよ今週から働き方を変えて、週4日勤務の働き方になりました。 (このことは、また後日詳しく…) それもあって暮らしのリズムを変えたいと思い、 これから週末は少しアクティブになろうかと思います。 この週末2日は、ともいきカフェを一緒にやっている、 あやのんが企画した「棚おろし旅」に参加してました。 棚おろし旅とは、「ローカル線の旅中で積読本を消化しながら、自分と再び出会う一泊二日の旅」。 読書好きのあやのんが、コアキナイとして考えた、新しい企画です。 今回は、初めての

          『棚おろし旅』に参加してきた。

          プロセスを生きる

          今朝、学生時代の友人たち3人と読書会をやった。お互いに本を持ち寄ったり、1冊課題図書を決めて自由に意見や感想を共有しあうという場である。 今回、課題図書となっていたのは文筆家 橘玲氏の『人生は攻略できる』という本。その本を読んで3人で対話して、あらためて自分が大切にしたい価値軸が明確になったのでnoteに書いておく。 ・「人生戦略」とやらを考えるまず課題図書なっていた上記の本であるが、橘氏の著書は本屋ではよく平積みされており、私も関心はもっていた。 ただ、如何にも自己啓発

          プロセスを生きる

          創り手として、ともに生きる

          先日、月1で開いている「ともいきcafe」に、 学生時代私も活動していた教育NPOの仲間が訪れてくれました。 私は一緒に活動したことはないけれど、一緒にcafeをやっている相方、あやのんのつながりで知ってくれたようです。 訪れてくれた一つのきっかけは、「生産者でありたい」という想い。 彼女が言うには… 会社員になって、大切な仕事を務めているようには思うけど、 自分は何かを生み出していない。生産者でありたい。 そこで、会社員として働くかたわら、 ある種の生産者・創り手とし

          創り手として、ともに生きる

          謹賀新年 “新たな冒険へ”

          新年あけまして、おめでとうございます。 年末に「ふりかえりnote」を書こう書こうと思いながら、 言葉が進まず断念してしまったが、今日こそ。 2020年は、コロナの影響で目に見える部分で大きな変化があった1年だった。 例えば、仕事は基本リモートワークになり、仕事内容も変化。 また、オンラインコミュニティ『medete』への参加。シェアカフェ『エカイエ』の活動再開。 内面も含めて自身の2020年を一言で表現すれば、「連続送りバント」。 野球部だった学生時代、打撃が苦手だ

          謹賀新年 “新たな冒険へ”

          学びに寄り添う、憩いの居場所をつくる

          先週土曜日のことですが、地域の無料塾(薬師たきび塾)の方々が、エカイエを使ってくれました。 私自身、元々教育に関心がある人間ということもあり、心に残った時間だったので、久しぶりにnoteを書いてみる。教育関連のnoteは初めてかな。 薬師たきび塾は、主にこの地域(上高田)に住んでいるボランティアの大人が学習サポーターとなって、生徒1人ひとりの勉強に寄り添う無料学習塾。 この日は生徒2人とサポーター3人。とてもゆったりとした時間だった。 (横にいた私も、なぜか勉強をしたくな

          学びに寄り添う、憩いの居場所をつくる

          もがいて生きて、表現する

          先日の話だが、学生時代に交流があって、約5年ぶりに連絡をしてくれた人(Lさん)がいた。 彼女は、教育現場で、探究学習や社会参画意識を育む授業の支援をするNPO法人で仕事をしている。 側からみると、社会的にもとても意義深い仕事に取り組んでいる時代の先駆者にも見える。(よく周りから「キラキラしているね」と言われるらしい笑) そんな人が、わざわざ連絡をしてくれた1つのきっかけとして、心に引っかかるモヤモヤがあったらしい。 そのモヤモヤは簡単に言葉にできるようなものではないが、私に

          もがいて生きて、表現する

          コロナに突きつけられた、5つの問い

          東京都の自粛要請に伴って、リモートワークが始まってから、2週間強が経ちました。リモートならではの憂鬱も少しありますが、だいぶ慣れてきたように感じています。 暗いニュースもありますが、「ぐで」さんも記事で書いてるように、コロナが教えてくれる大切なこともある。 そして、最近友人たちとオンライン飲みをしているうちに、Withコロナ期間中にちゃんと考えたいことが、明らかになってきました。 また内容は変わると思いますが、これからしゃべる時の素材にもなるし、「5つの問い」としていっ

          コロナに突きつけられた、5つの問い

          「居心地」という豊かさを、大切にする暮らし

          さてさて、小池都知事の会見で、都市封鎖(ロックダウン)が現実的なものになってきましたね。 私の職場も、原則在宅勤務となりました。 というわけで、今週の木・金の2日間は、仕事合間・仕事終わりにエカイエの『ベジフルcafe』で、ゆったりしておりました。 ▼ 野菜たっぷり! 美味しい、ヘルシーランチ (身体に優しく、とっても美味しいです) さて問題はこれから。おそらく来週はロックダウン。 私は、東中野で自宅で一人ぼけーっと在宅勤務をしているか。大船の実家に一時帰宅するか。 そ

          「居心地」という豊かさを、大切にする暮らし