【キャスティング考】声優さんとそれ以外(+おまけ)
Podcast(コンテンツビジネス・ラボ)のテーマが「芸能人の声優起用を切る!」だったので、Podcastでお話した内容の補足(『プロメア』)及びその実践例として、『アイドリズム』でのキャスティングについても書いてみよう、という趣旨の記事です。あと、ちょっとおまけというなの自画自賛^^;
この記事の内容をざっくりまとめると、、、
キャスティングをする時に考えること
Podcastの中でも話したのですが、芸能人起用云々の前に大事なのは<文脈>だと思っています。言い換えると、そのキャストであることの必然性、理屈が通るか、ということになると思います。
<文脈>が無いとどんなキャスティングをしても、
という、負のスパイラルになります。
このマイナス分と、芸能人起用のプラス要素=露出効果や固定ファンの数、等を天秤にかけてジャッジすることになります。
※実際の演技については、Podcastでお話させて頂いたので、こちらでは省きます。興味のある方は、Podcastをどうぞ。
実際のキャスティングではどうだったのか
<文脈>というのは具体的にはどういうことかと言うと、例えば『プロメア』の場合であれば、、、
といった感じになります。
そして実はこの<文脈>を重視する考え方は、既に2014年『アイドリズム』の時からありまして、
と、いうゲーム自体のコンセプトがあったので、キャスティングもこのコンセプトをそのまま、<文脈>として再現することが狙いの一つになっています。
といった方針でキャスティングをした結果、声優さんだけでも大手事務所所属の実績ある方から、売出し中あるいは完全な新人さん、フリーで活動されている方まで、声優さん以外にも宝塚出身の方や、ネットの歌い手さん、舞台役者さんと個性豊かなキャストを集めることが出来たと思います。
※Podcastでも触れていますが、個人的に富野由悠季監督はキャスティングの神だと崇めてまして、真似してみたい憧れ・欲求に逆らえなかったというのもあります^^;
<狙い>の方も、キャストの皆さん、ファンの皆さんのおかげで、期待以上に達成できていたのではないかなと思ってます。
(おまけ)勝手に親バカ自慢:『アイドリズム』キャストたち
ここからはほぼ蛇足コーナーなので、お時間があって、私の自画自賛な自慢(≒勝手に親バカ)に付き合ってやってもいいという心優しい方だけ読んでいただければと。
いや、もう単純に『アイドリズム』の時にはまだ新人だった子たちが、アニメの最前線で大活躍している姿をみられるのが嬉しいのなんのって、別に親でもないのに(自意識過剰です^^;)、勝手に親バカ心理が働いてしまいまして、自慢のうちの子たちを知ってほしい!となった次第です。
以下、敬称略です。mm
三村ゆうな/葛城天音 役
『アイドリズム』でのキャスティング時には既に(2013)「アイカツ!」一ノ瀬かえで役でご出演されていましたが、(2018)「はねバド!」泉理子、(2020年)「八男って、それはないでしょう!」ルイーゼ、等、その後もコンスタントに活躍されてます!
優木かな/神楽柚希 役
『アイドリズム』直後の(2014)「精霊使いの剣舞」リンスレットで出演されているのを観て、ガッツポーズしたのを思い出します。他にも(2017)「ブラッククローバー」ノエル、(2018)「はるかなレシーブ」大空遥、等、大活躍!
山下大輝/逢沢光流 役
キャスティング時、既に(2014~)「弱虫ペダル」小野田坂道でブレイクしていましたが、(2016~)「僕のヒーローアカデミア」緑谷出久、他、その後の大活躍は言わずもがな!
深町寿成/嵯峨山陸 役
『アイドリズム』以降、(2018)「アイドルマスター SideM」黒野玄武や、(2019)「ありふれた職業で世界最強」南雲ハジメに抜擢され大活躍! 実は『アイドリズム』以前から知っていた方なので、1クールの間、毎週テレビから知人の声が聞こえてくるのは新鮮でした!
梅原裕一郎/春名一斗 役
もはや説明不要ですね! 今や押しも押される大人気声優さんに。『アイドリズム』でキャスティングさせて頂いた時は、ほぼ完全な新人さんという感じだったので、凄すぎます!
守屋亨香/杏菜・リンドバーグ 役
この記事を書こうと思った切っ掛けの一つ、いやもう毎週見てます!(2020)「おちこぼれフルーツタルト」緑へもちゃん役での活躍を是非、観てくださいませ!
大地葉/カーミラ 役
『アイドリズム』では厨二なヴァンパイアアイドルでしたが、声優さんとしては(2016)「僕だけがいない街」ケンヤ等、男の子役としても大活躍! 私が関わらせて頂いた「ファイトリーグ ギア・ガジェット・ジェネレーターズ」の現場でご一緒出来たのは個人的にとても感慨深かったです。
宮本侑芽/姫野美雪 役
当時は(2013)「GJ部」天使恵くらいで、声優さんというより子役からの役者さんというイメージでしたが、その声と演技の可愛らしさに惚れ込んでキャスティングしたのを思い出します。 (2018)「SSSS.GRIDMAN」宝田六花、2020年は声を聞かないクールが無かったのではないかと言うほど多数。来年も大作が控えていて、目が離せません!
小野早稀/猫屋敷棗 役
(2017)「けものフレンズ」アライグマ役で大ブレイク、(2018)「BEATLESS」遠藤ユカ役などでも活躍! 独特のウィスパーボイスにこの子だ!となったのを覚えています。
今回は主にアニメのシーンで活躍している方々の中から一部の方を紹介(自慢!)させていただきましたが、アニメ以外のフィールドで大活躍されている方もいらっしゃって、そちらは是非、アイドリズム元公式サイト=現ファンサイトやWikipedia:アイドリズムなどでキャストをご覧いただければと!
収録をした2013年からゲームのサービスが続いた2015年までという、とても短い期間ではありますし、数多の作品がある中の1作品ではあるのですが、ほんの一瞬でも関わることがあった方々が、こうしてそれぞれの道で頑張っている、活躍している姿を目にすることが出来るなんて「こんなに嬉しいことはない」(by アムロ・レイ)っていうやつです。
とまあ、勝手な親バカに浸っているだけでは恥ずかしいので、彼ら彼女らに負けないよう自分も頑張らねば!
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