人に好かれるコツ、好きになるコツ
対象の相手を、この世で最もかけがえのない、大切な人だと思い込む
恋愛には色々な『テクニック』がありますが、おそらくこれこそが最大級のパフォーマンスを発揮する『テクニック』の一つだと思います。
人から好かれる人の特徴の一つとして、心理的距離感が近いというものがありますが、そのコツが、ズバリこれです。
あなたには、『この世で最もかけがえのない、大切な人』とイメージして、思いつく人は居ますか?
イメージ出来るなら、対象の人を、それと同等の人として『思い込んでみる』。
これが、ずっとじゃなくてもいいんです。目の前にいるときだけでも出来ればそれだけでも充分。
そして、『最も』とあるので『1人』だけと思ってしまうかもしれませんが、対象は何人でもOK。
みんな同率一位でいいんですよ。
ちなみに、『人』に対する不安や恐怖心がある場合は、『大切な人』と言われても「その気持ちがよくわからない」と感じてしまうかもしれませんね。その場合は、『モノ』として考えてみても良いかもしれません。
この段階では、あくまでイメージの話ですからそれほど難しくとらえなくても大丈夫です。
『敬意』と『尊重』
表現方法としてあまり適切では無いかもしれませんが、人は常に、自分をいかに高く値付けしてくれるか?を重要視しているのではないかと思うのです。
例えば、大企業の社長さんから、「ウチの会社に入れてあげるけど、君の給料は10万円ね」と言われるのと、中小企業の社長さんから、「是非ウチの会社に来て欲しい!君なら50万円でも100万円でも惜しくない!」と言われるのと、どちらが嬉しいか。
よっぽどの天邪鬼でも無い限りは、後者の方を「嬉しい」と感じると思います。
上記はわかりやすく金銭部分にも差をつけてみましたが、実際のポイントはそこではなく、気持ちと姿勢。
前者は「〜してあげてもいいよ」という、上から目線で、傲慢な態度が見られます。
対して後者は、「是非〜してほしい」という、下から、敬意を込めてお願いをする姿勢。
ドM気質の人の一時的な感情は一旦置いておきまして、人間同士のコミュニケーションの基本概念としては『敬意』を持って相手の『尊厳』を『尊重し合う』ことが上手くいきやすい形ですから、まずはセオリーに沿ってみるというのは何事においても大事かもしれません。
対象の相手に、他の誰よりも最高の価値を設定する
簡単に言ってしまうと、つまりは『オークション』です。
でも、入札するものは『お金』ではなく、自分が持っているもの『すべて』。
自分が持っているものを、自分自身の心も体も含めて、『すべて』差し出してもいい。むしろそれでは足りないかもしれない!とまで思える相手こそが、自分が付けられる最高の価値なのではないかと思います。
会う人会う人全員にそれをしていたらいくら身があっても足りませんけれど、そのぐらいに陶酔するイメージを持てる人が、モテに繋がっているのは事実です。
喩えがよろしくありませんけれど、水商売のトップクラス、風俗業のトップクラスの女性たちは、『その時』目の前にいる男性の前では『その男性好み』の自分を演じることが出来ます。また、その時だけ、『目の前の男性を好きになる』ことが出来ます。
同様に、俗に言う『人たらし』と呼ばれる人たちは、総じて似たような行動をとっていたりします。
『気持ち』を『言葉』にしてみよう
ここまでを読んで、『自分には何も無い、あげられるものなんて何もない。だから、人を好きになる資格なんて無い。』なんて考えてしまった人は居ますか?
もしそんな風に考えてしまったなら、私の説明が悪かったのかもしれません。ごめんなさい。
大切なのは、あくまで『気持ち』です。
お金や、形ある物は有限かもしれませんが、気持ちは無限にあります。
『好き』という言葉も、『素敵』という言葉も、何度言ってもそれが無くなることは無いでしょう?
だって、言葉は物ではないから。そもそも形が無い。当然お金もかからない。
いくらでも、無限に相手に与えられます。
そもそも無限なんだから、出し惜しみする必要なんて全く無いんです。
そして、いつでも、誰にでも与えて良いんですよ。
相手を褒めるという『実験』をしてみよう
喩えば、こんな実験をしてみたらどうなるでしょう。
『今日1日、会う人全員をとにかく褒めまくってみる』
喜ぶ、感謝される、照れる、訝しがる等々、色々な相手の反応を見てみましょう。
そして、出来る限りそれを続けてみる。
続けられる対象にだけ、でもいいでしょう。
この記事を書いておいてナンですが、そもそも人間、万人を好きになる、万人から好かれるなんてことは無いのです(笑)
割合として10人のうち5人、つまり半分に継続出来ればだいぶ上出来。
10人のうち3人、つまり3割に継続で合格点。そこは頑張ってみましょうか、というライン。
「今日も可愛いね(かっこいいね)」「素敵だね」「すごいね」
そんな、軽口程度でも充分。言葉として出すのと出さないのでは大違いなので、是非実験してみていただきたいです。
好きな食べ物は牛丼。最近、健康のためにスクワットを始めました。