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國學院大學 2023前半シーズン振り返り
7月の記録会が一通り終わり、大学生の前期授業が終わってテストやレポートに追われている時期になりました。
それが終われば夏休み、即ち夏合宿の期間となりレースでの露出はほぼなくなります。(駅伝ファンにとっては虚無期間ですね…)
とまあトラックシーズンが一息ついたという事で、自分の出身校でもあり推しでもある國學院大學陸上部長距離ブロックのトラックシーズンを振り返っていくことにしたいと思います。
今年は某ウイルスの扱いも軽くなったので、現地になるべく行こうという方針で幾度かレース観戦もしましたので、現地観戦をしたレースに的を絞って振り返っていきます。(結果は部の公式”X”から引用させていただきます。また、選手名表記は苗字が被る部員をフルネームで表記させていただきます。)
トラックレースは特にタイムだけだと分からない事も多いので、配信がない記録会を見ると、ファンとして深入りした気分になれます笑
各レース振り返り
①3/26 ADIDAS TOKYO CITY RUN 2023(★現地)
本来なら新入生入学後の4月からをトラックシーズンとする事が多いですが、3月末にAdidas社のイベントで5kmのロードレースがあり、そこで新入生が走ったためこのレースから。
【ADIDAS TOKYO CITY RUN2023 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) March 26, 2023
本日のレースは難しいコンディションのなかで行われましたが、新入生も負けじと食らいつくなど見応えのあるレースを展開しました。今日のレースの経験を糧に、春のトラックシーズンに向けて課題を洗い出し、レベルアップを図っていきます。 pic.twitter.com/rlVurZbGnh
前日の出走者発表で雑誌発表済みの入学者14名中なんと9名も出走するとの事で、雨予報でも気合い入れて行きました…がまあ雨が凄かった‼
Adidas側の不手際(?)でレースは予定より30分遅くなってどしゃ降りの中待たされるし、マネージャーから「〇学には伝わってたのにうちにはなかった」といった愚痴も聞こえる有様でしたがレース自体は収穫だらけでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1690134207263-2wy9A3qH9J.png?width=1200)
スピードのある原、三潟両上級生がしっかりとチームワンツーでフィニッシュ。昨年レースに殆ど姿を見せていなかった田中登馬くんや森田くんの元気な姿も見れました。
そして一番の注目だった新入生組。秋の駅伝シーズンでは調子が良くなかった野中くん辻原くんが新入生ではワンツー!雨で気温は確かに低かったですが、土砂降りの中だったので相当走るには厳しいコンディションでした。
その中で仙台育英コンビ(森&後村)もしっかり走れていましたし、一番注目してるまである山倉くんは普通に強くて現地にいた他のファンと「思った数倍強くない?」って話になりました。
全体的にいい結果でしたので、今期もトラックシーズンから勢い乗っていけるのでは?と思わせる結果でしたよね。
②4/2 焼津みなとマラソン
【第38回焼津みなとマラソン 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) April 2, 2023
日差しが強く、後半向かい風というタフな条件の中でレースが進みました。瀬尾は終始集団の中で力を溜め、後半勝負で4位入賞を果たしました。
上位のチームとの差が見えた部分もあり、課題も見つかったと思うのでこれからに活かしていきたいと思います。
pic.twitter.com/itwtzOMVt8
さすがに焼津は遠い上仕事だったので行けませんでしたが、ラストイヤーとなる瀬尾くんが早速ハーフで結果を出しました。箱根では惜しくも出走出来なかったので、ラストイヤーの輝きを見せてほしいですね…!
沼井くんはどうも体調不良等があったようで、次のレース次第かな?といった感じでした。
③4/8 第1回世田谷陸上競技会(★現地)
【第1回世田谷陸上競技会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) April 8, 2023
本日は時より風が強く吹く気象条件の中でしたが、複数名がPBを更新しました。
ただシーズンは始まったばかりなのでこの結果に一喜一憂せず次の戦いに向けて練習を積み重ねていきます。
pic.twitter.com/g0TLNfvOyC
この世田谷記録会、最後に10000m3組(無風だったし凄い寒かった)で28分台が出たりしたんですが、その最終組までは雨風が強くとてもタイム出せるようなコンディションではありませんでした。気温は低くて上着なしでは寒くて凍えるくらいだったんですけどね…
自分のインスタ投稿で申し訳ないですが、写真アカウントではないのでお許しを…
結果の方ですが、雨風強い中で山倉くんが早速PBを更新。ラストイヤーとなる浅井くんもトラック初戦をこなしました。
そして5000m最終組。新入生が5名出走した中で4名もPBを更新!Adidasにいなかった田中愛睦くんも大学デビュー戦。嘉数くんは前で戦う姿勢をずっと貫いていますね。
このレースでは後村くんのレース巧者っぷりが記憶に焼き付きました。後のレースでもそうですが、彼は後方から上げていくのが持ち味のようですね!都大路1区も好走していますし、順調にいけば3大駅伝のスターター候補になり得るのでは?
④4/15 第217回東海大学長距離競技会
【第217回東海大学長距離競技会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) April 15, 2023
本日は雨が強い中でのレースとなりましたが、その中でもレースを前の集団で展開し、各々が記録を出そうとする姿勢が見られました。まだ初戦の選手も多いため、これからも練習を積み、次のレースに繋げていきます。 pic.twitter.com/An9PU5fndK
この試合なんですが、もう1つしかないですよね。
原くんなんで3障やってるの!?
大学では勿論、高校でも調べた限り主要大会での出場はなさそうなんですが3年生になってからの初3障。國學院は学内にハーフトラックしかありませんし、3障の練習は短距離ハードルくらいでしか出来ないはずなんですが…
これに関しては雑誌などで何があったのか知りたいものです笑
他には中薮くんや鈴木くんがしっかりインカレに向けて調整レース。三潟くんも連戦ながら良いタイムでした。中野くんは大分久しぶりのレースを1500で好走しました。
⑤4/16 上海ハーフマラソン2023
【上海ハーフマラソン2023 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) April 16, 2023
本人にとって初の海外レース。移動、最終調整も普段とは異なり、実力もわからない海外選手に囲まれた中でのレースという難しさがありましたが現状での力を出し切ることができました。
また、現地の方と交流させていただく機会もあり、貴重な経験となった遠征でした。 pic.twitter.com/swp13emGzs
これは青学さんが出ていたレースですね。Adidas案件のようで、平林くんや快成くんも現地にいたことからイベントなどに出ていたようです。
貴重な海外レースの機会を鶴くんが経験できたのは今後に向けて大きいと思います!3大駅伝未経験ですし、ぶっつけの大きいレースをやらせてもらえるのはありがたいですね~
⑥4/22 第73回法政大記録会、第304回日体大長距離記録会(10000m)
【第304回日本体育大学長距離競技会兼NITTAIDAI Challenge Games 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) April 22, 2023
ある程度気象条件が整った中、全体的に早い流れでのレース展開になりました。その中でリズムを崩さず走り切った吉田蔵、上原が好記録を叩き出しました。チームとして課題は残るもののこれを糧に次に繋げていきます。 pic.twitter.com/xq5jKZVx3Q
この日は法大で1500と3障、日体大で10000mがありました。
まずは法政大記録会。鈴木くんがインカレ表彰台へ向けて3:49と順調な仕上がり。山倉くんは3:59とインカレに出場させてもらえるかどうかといった所。元々まったくの無名高校出身なので、5000のPBも更新しているのが凄いです!
3障では中薮くんが9:09と予選を戦うには十分な仕上がり。今年はインカレ決勝へといったところでした。
で、夜の日体大です。吉田蔵之介くんと田中愛睦くんが初10000に挑戦。両名とも早いペースの中しっかりついていき、29分台。蔵之介くんは初にも関わらず29分一桁と大変驚かされました!お父様が有名歌手な事もあってそちらで注目されてしまっていますが、結果でインパクトを残してくれていますね。埼玉栄の同級生3本柱が強かったので駅伝のロング区間を走る機会に恵まれませんでしたが、長い距離の適正が高そうです。
そして上級生が走った9組目。28分半を切るような速いペースになったため遅れていかに粘るかというレースになりましたが、上原くんが28:36と沖縄県記録を更新!木村くんは粘りのレース。嘉数くんは丸亀以降調子が上がってきていない感じだったでしょうか…
⑦4/23 第304回日体大長距離競技会(5000m)
【第304回日本体育大学長距離競技会兼NITTAIDAI Challenge Games 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) April 23, 2023
昨日同様恵まれたコンディションの中のレースとなり、辻原が自身初の13分台を記録するなど多くの選手が自己ベストを更新しました。今日のレース結果に満足せず、今後更なるステップアップを目指していきます。 pic.twitter.com/61W8HHhnij
日体大2日目は5000m。下級生を中心に出場しました。
まずは奥山くん板垣くんがPBを更新。どちらも去年あまり試合に出れていなかったので、本人的にも嬉しかったのではないでしょうか。そしてルーキー武田くんは大学初レースで上々のシーズン入り。大呂青葉くんも世田谷に引き続き14分台で走り切っています。
そして後半組はなんと全員がPB!まずは2年生コンビが揃ってPB。この2人結構対照的で、田中登馬くんはタイム持っていたものの1年時あまり走れなかった中での復活、渡辺くんはタイム下位で入学し、1年伸びてきた中でのタイムと過程は違えどどちらも結果出ているのが素晴らしいです。
で、ルーキートリオですよ!全体のレベルは高いスカウトながら高校13分台がいなかったんですが、13分台第1号が辻原くんになるとは…後村くんは都大路1区9位で野中くんは伊那1区4位。この実績ある2人と肩を並べて走れているのは今後期待どころの話じゃなくなってきました。
⑧5/4 第34回ゴールデンゲームズinのべおか(GGN)
【第34回ゴールデンゲームズinのべおか 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) May 7, 2023
記録を狙えるコンディションの中、前半積極的に前をうかがい、自己記録更新を予感させる流れでしたが終盤粘ることができませんでした。
悔しい気持ちと高いレベルでのレースの経験を次に繋げていきます。 pic.twitter.com/CXFmnfNYIR
あまり國學院が積極的に出るレースではないGGNですが、今回は原くん三潟くんが出場。どちらも積極的なレースをして遅れてはしまったものの、粘るというレースは出来たでしょうか。
⑨5/7 第305回日体大長距離競技会
【第305回回日本体育大学長距離競技会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) May 7, 2023
関東インカレに向け、どこまで良いイメージを持てるかが焦点となったレースでした。
終始余裕を持った形でレースを進めラスト1000mのペースアップで集団を抜け出しレースを終えました。
この流れを関東インカレへ繋げていきます。 pic.twitter.com/SVXues2FRA
ここでは関東インカレを控えた青木瑠郁くんが調整レース。今年はエースになるという強い意志を持って臨んでいるシーズンでしょうから、この後のU20も含め勝ち切るレースの練習をしているのは間違いなくエースの系譜だと思えました。
そしてこの数日後に新入部の選手が発表されました。八千代松陰の上杉くん(14:36)、都立保善高の永田くん(14:25)の2名です。どちらも一般入部のようですが、このタイムが一般入部してくる時代かあとなりますね笑
何しろ5,6年前の國學院なら永田くんくらいのタイムが1番手とかでしたし…
⑩5/11~14 第102回関東インカレ(★現地)
【第102回関東学生陸上競技対校選手権大会(2日目) 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) May 12, 2023
1500m決勝では鈴木が激しいラストスパート勝負の末3入賞を果たし、この種目國學院として初めての表彰台に立ちました!
5000m予選では出場した3名全員が冷静なレース展開を見せ、決勝進出を決めました。 pic.twitter.com/k9cqbfmLvw
なぜか1日目の結果ツイートがなかったので2日目からになってます。
國學院としては勝負レースの1つという立ち位置ですが、大学によっては上半期のプライドをかけた決戦とも言える関東インカレ。
1日目の結果としては、1500mに三潟くん鈴木くんが出場し鈴木くんが組2位で予選を突破。10000mでは嘉数くん吉田蔵之介くんが1組目(遅)、上原くんが2組目(早)で出場。1組目の2人は自分のペースで走り、上原くんが28分台でしっかり粘りました。
2日目は連戦となる1500m決勝と5000m予選が行われました。1500mでは青学にワンツーこそ許しましたが、鈴木くんがラストイヤーで待望の表彰台!國學院では珍しく1500mをずっと続けた選手となりますが、中距離は個人戦なのでインカレ表彰台は本当に良かったなと思います!
そして5000mの予選。10着以内で決勝に進める条件の中、2部ではあるものの強豪校の主力が多く出走するなかで3人とも決勝へ。1組目の青木野中両名は余裕もあるようなゴールで、辻原くんはメンツ的にかなり厳しいかなと思いましたが、着順条件を守って決勝へ。順位入れてるか分からなくて焦っている一幕なんかもありましたね~
【第102回関東学生陸上競技対校選手権大会(3日目) 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) May 13, 2023
3000mSC予選に出場した原、中薮両名は勝負所でしっかり粘り着順での決勝進出を決めました。
チームとしていい流れができているので最終日である明日もチーム一丸となり闘い抜きます。 pic.twitter.com/ceVZL0t8Uz
そして3日目は3障の予選。中薮くんがまず去年のリベンジを果たし決勝進出を決めると、原くんは大学2レース目で9分フラットを出したうえ決勝にしっかり進みました!本当に何があってこうなってるんでしょう…?
【第102回関東学生陸上競技対校選手権大会(4日目) 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) May 14, 2023
最終日は全種目で入賞することができ、チームとしての成長を感じることができた関東インカレとなりました。駅伝シーズンに向け、さらにチーム力を高めていきます。 pic.twitter.com/gotULr50Ly
最終日、主要種目の決勝がたくさんありました。1部は特に総合優勝争いが白熱しており応援の熱も凄かったですね!
まずは朝一でハーフマラソンが行われました。レース見ていましたが、周回コースながらかなりアップダウンがあり駅伝を想定するにはもってこいのコースだったように見えました。去年に引き続き駒澤青学とのマッチレースかな…?と思ったら全然そんなことはなく今年は上位陣の大学がかなり分かれる結果となりました。その中で高山くんがしっかり入賞!4年生の瀬尾くん松下くんもしっかり10位台前半で帰ってきました。ラストイヤーの2人はまだ3大駅伝の経験がないため、去年の藤本くんのような活躍を期待したいですね!
そして昼間に行われた3000m障害。青学勢が異次元のペースで走っているのを横目に原くんが渾身のラストスパートで入賞!大学3戦目でインカレ入賞はちょっとよくわからないですね…
その後行われた長距離の看板種目5000m。留学生も多数いる中で青木瑠郁くんが日本人3位となる5位入賞!1年生コンビも他選手が強かった中で良い戦いが出来ていた印象です。そもそも1年生で決勝に進んだ日本人が5人しかいないため、駒澤と同じように1年生を2人出して決勝まで行かせた事は十分以上の成果だと思います!
総合結果としては、例年なら主力を出していた中で3,4年生の3本柱を完全に温存。それで得点を13点取っていますから非常に良い収穫でしたね~
今年は声出し応援も解禁され、あまり短距離ブロックと絡むことがない弊學ですが、5000mの時なんかは凄い盛り上がってて良かったです。ただ去年は国立でアクセスも集客も良かったのに比べて相模原ギオンは遠い、とにかく遠い…(ハーフ行くには都内なのに要始発なのきついって)
![](https://assets.st-note.com/img/1690560760649-RBFIOupYDM.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1690560778095-cTlJ1ZwOy3.png?width=1200)
⑪5/20 第4回早稲田大競技会
【第4回早稲田大学競技会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) May 20, 2023
田中登が渾身のスパートで自身初の13分台を叩き出すなど、関東インカレを走れなかった悔しさをぶつける走りをしてくれました。
確実にチームとして結果を残す流れができてきていると思います。
今回の結果を自信としつつ、更なるステップアップを目指していきます。 pic.twitter.com/mXVoxlMK3Z
ここ1,2年たまに出るようになった早大競技会。國學院の傾向として前半は5000mのレース多めなのでこういった記録会を開いて頂けるのはありがたいですね!
1組目は実戦復帰の上級生と1年生が中心。ラストイヤーとなる浅井くんが高校のベストを更新。そしてこの代では最も注目してると言っていいかもしれない山倉くんがPB!佐藤駿人くんや小松くん陸くんも実戦復帰していますね。
そして2組目は駅伝にまだ絡めていない中間層の選手が中心。本人曰く”ガラスの足”という田中登馬くんがなんと13分台!現地で見た方によるとモノが違うラストだったそうで、仕事が無ければレース見に行きたかった。。。そして板垣くん渡辺くんがそれぞれ14分1桁とPB。沼井くんや田中愛睦くんも調子が戻ってきたようです。そしてハーフに注力している木村くん鶴くんが5000でもPB。スピードが重要になっている昨今、5000のタイムも伸びているのは良い兆候かと。このレース、1組目はみんな大好き佐藤快成くん、2組目は平林くんがペースメーカーしていたそうです。長い事実戦に出ていない2人なので走れている事が確認出来ると安心しますね~
⑫6/1 U20日本選手権
【第39回U20日本陸上競技選手権大会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) June 1, 2023
青木(瑠)が昨年の雪辱を果たす走りを見せ、日本一に輝ました。野中、辻原、後村も全員入賞とチームに勢いをもたらす走りをみせてくれました。この勢いをチームとして加速させていきます。
本日はご声援ありがとうございました。 pic.twitter.com/qjJeY77pwi
昨年は現順大1年の吉岡選手が圧勝したU-20の5000m。今年は何とルーキーが3人も出場。去年は1人でしたので、かなりいい練習が出来ている証拠じゃないでしょうか?そもそも國學院勢はGGNや織田記念、このU-20も含めて大きいタイトルに出る事が少なかったので、最近どんどん出場する大会が増えてきて本当にワクワクします。
結果はもう言う事がないというか、4人全員が入賞という結果。青木瑠郁くんが去年の悔しさを晴らすロングスパートで貫録の圧勝!ルーキートリオ達も集団の前の方でしっかり他大の有力ルーキー達と戦いました。タイムを狙うのではなく、勝ちにいくレースがここ数年ずっとトラックレースで出来ているのが素晴らしいですね。自分から仕掛ける、前に出るというのは凄い勇気がいる事だと思いますし、それを1年目から出来ている選手が多いのはそれだけ育成のメソッドが蓄積されていっているのでは?
⑬6/4 仙台国際ハーフマラソン
【仙台国際ハーフマラソン 2023(第30回大会) 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) June 4, 2023
スタート前から気温が高く、タフなコンディションの中レースが行われました。
我慢のレースとなりましたが、この悔しさをバネに確実に結果を残せる強さを身につけていきます。 pic.twitter.com/4adLkdbb9I
招待選手として4年生の西山くんもエントリーされていましたが、こちらはDNS。山形出身の鎌田くんのみが出走。この時期にしてはかなり暑く風もあったようで、全体的にタイムが伸びていなかった印象です。単独走も多かった中で粘るレースになったでしょうか。
⑭6/10 第306回日体大長距離競技会
【第306回日本体育大学長距離競技会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) June 10, 2023
本日のレースは、湿度が高く、風の感じるコンディションでした。課題は残りつつも先日の早楣田大競技会から好調を維持する木村・鶴・浅井がベストを更新するなど随所に見せ場をつくりました。また次のレースに繋げられるよう練習を継続していきます。 pic.twitter.com/E1z5gpccxx
この2,3年課題とされている中間層の底上げ。その中間層から主力クラスの選手が出てくると打倒駒澤中央に向けて大きいのですが、しっかりと記録会の度に収穫がありますね!
まずは追加で入部した上杉くんが初レース。佐藤快成くんがほぼPBと復調してきました。そして鶴くん浅井くん木村くんがベストを更新!この3人は今期駅伝に出たい所ですね~特に鶴くんは直前の怪我に泣かされてしまっている印象ですが…そして1年生の森くんもいい感じで推移してますね。
そして翌日には1500mで鈴木くんが3:46と國學院記録!この時期でも1500mを走るという事は駅伝路線にいかず、1500で実業団を目指すのかな…?と思わされました。この後も1500走っているのでトーエネックとか1500に力を入れている実業団に行けると良いですね~
⑮6/17 On Presents MDC in Susono
【On Presents MDC in Susono 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) June 17, 2023
本日は日差しがありとても暑い中でのレースでしたが、序盤から先頭で走りトップでゴールすることができました。
本日はご声援ありがとうございました。 pic.twitter.com/XhmxcqpDst
中距離に専念した鈴木くんがスポーツメーカーOnさんの主催する大会に出場。1000mと少しレアな距離のレースを走りました。裾野はあまりタイムが出ない場所のイメージなのでいい感触でしょうか。
⑯7/5 ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023 第2戦深川大会
【ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023第2戦 深川大会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) July 5, 2023
久しぶりのレースとなった伊地知ですが、多湿なコンディションと全体的に上がらないペースのなかで中盤積極的に日本人集団を牽引するなど、主将としてチームを鼓舞する走りを見せてくれました。
昨日はご声援ありがとうございました。 pic.twitter.com/hUkpVXRHfR
例年主力と次期主力が出場するホクレン。特に深川と網走にいつも出場しているイメージですが、今年も両大会にエントリーされていました。
深川では伊地知主将が久しぶりのレース。去年の学連網走のタイム(28:29)が資格記録だったため、なんと復帰戦なのにA組。高温多湿の条件で日本人集団のペースが上がらない中日本人集団を引っ張るなど積極的なレースをし、しっかり28分40は切ってきました。復帰戦でこのレースが出来たことでチームも大きく盛り上がった事と思います。駅伝は4年生が重要とはよく言いますし、主将でもある彼が夏前に戻れたのは本当に大きいです!
⑰7/8 ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023 第3戦網走大会
【ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023第3戦 網走大会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) July 8, 2023
本日は出場した全ての種目で大学記録を更新しました!
ハイペースとなった10000mでは平林が序盤から安定したペースを刻み、見事國學院初の27分台を叩き出しました!
この結果を弾みに、チーム全体で勝負する雰囲気をつくっていきます。 pic.twitter.com/dmpxOS6I23
昨年は霧が出たものの非常に好条件となった網走大会。こちらにも復帰戦となる主力が出場。まずは1500mにて鈴木くんが國學院記録をさらに更新!
そして5000m最終組では1月の都道府県駅伝以来のレースとなる山本くんが13:34と卒業した中西大翔くんの國學院記録13:38を更新しました!青木瑠郁くんは果敢に攻めた中13分台で粘りました。
こちらも学生ハーフ以来の実戦となる平林くんが10000m最終組へ。27分台を狙う組で余裕を持ちながらペーサーについており、いつも課題と言っている最後のスパートこそGMOの選手に及びませんでしたが、最後の1週まで余裕ありそうな表情をしていた中での27分台。國學院では現役生での27分台はおらず、卒業生含めても3人目(あと2人はトヨタ自動車青木くん、YKK細森くん)となりました!
昨季は田澤近藤吉居大和に分からされた形となった駅伝シーズン。本人もそのレベルの走りをしたいと思っているでしょうし、ホクレンでのあの余裕度を見ると全日本7区49分台、箱根2区66分台も見えてきたのかな?と思えました。
⑱7/15 ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023 第5戦千歳大会
【ホクレン・ディスタンスチャレンジ2023第5戦千歳大会 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) July 15, 2023
冷たい雨と風が吹きつける状況でのレースとなり、タイムこそ伸びませんでしたが平林は途中先頭を積極的に引っ張るなど収穫のあるレースとなりました。
これからも「強さ」を追い求めて練習に励んでまいります。 pic.twitter.com/BQ7BC3Ksyy
この日はホクレン(北海道)と裾野(静岡)という全然違う場所でのレースがありましたが、何とどちらも雨模様。何かと雨レースを引きがちな今シーズンですね…
まずはホクレン千歳ですが、気温は低かったものの雨風が強くタイムが伸びませんでした。5000mに中6日で出場した平林くんは組が若い事もあり先頭でレースを引っ張ったものの風に体力を奪われてしまったかラスト伸び切らなかったですかね…そして鈴木くんはこのコンディションの中3:50を切れたのはいい感じじゃないでしょうか?
⑲7/15 第2回富士裾野トラックミート
【第2回富士裾野トラックミート 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) July 15, 2023
記録を狙うため、多くの選手が果敢に前の位置をとりにいく姿勢を見せました。
湿度が高かったため記録更新とは至りませんでしたが5000m3組目で青木洸が組トップをとる等の見せ場を作りました!
今日感じた課題を夏場の鍛錬期で克服できるように各々頑張ります。 pic.twitter.com/tD1DZASNsl
ホクレンのレースを見てすぐにこちらの配信を見ましたが、現地の方によるとまあ雨で湿度は高いわ気温も高いわという事でタイムは望めないコンディションだったようですね…
タイムだけ見るとふるっていないように見えますが、3組の青木洸生くんの組トップを始め、10000mも組上位で来れていたので勝ち負けという意味ではかなり収穫のあるレースだったのではないかなと思います。特にルーキーの森くんなんかはずっと結果が出ているので夏合宿での成長にかなり期待が持てますね。それと一般入部の永田くんが初レースだったんですが、フォームが結構独特でまだ線も細い感じがするので1,2年体づくりしたら強い選手になっているかも…
⑳7/16 関東学生夏季網走記録挑戦競技会(★現地)
【関東学生網走夏季記録挑戦競技会 2023 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) July 16, 2023
5000mは主将の伊地知がラストスパートで組トップ、自己ベストを29秒更新する走りで存在感を放ちました。10000mは山本が終盤抜け出し、後続を突き放す走りで組トップ、國學院歴代3位の好記録を出しました!今後も更なる進化を続けて行きます! pic.twitter.com/icQ6asnafx
2019年の初回から上半期の締めくくりレースになっている学連網走記録会。自分の帰省先が北海道で期間が被った為応援しに行ってきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1690733773913-5VnYu7ppDX.png?width=1200)
前日まで北海道全域が雨だったのですが、この日は気候も回復し更に気温も上々で10000mが始まる頃には気温が16度ほどと夏とは思えない快適さでした。まあ網走という立地、ホクレンが同時期に行われていることもあってほとんど一般の観客はいませんでしたね…そんな中でとある選手のお母様と観戦させていただくことになり声援を送っていました。
まず5000mから。ターゲットは13:55のはずですが伊地知主将が渾身のラストスパートで13:40と長い距離だけじゃないぞという所を見せてくれました!何より組トップなのがこれ以上なくチームに勢いを与えたと思います。
そして10000は2組に分けて出場。28分台をターゲットとした2組では板垣くんと後村くんが狙い通りの28分台で組ワンツー!板垣くんは集団の前で余裕を持ちながらのレースで、後村くんは最初最後方にいながらするすると位置を上げてのこのタイム。彼は世田谷記録会なんかでも後方スタートだったので、そういうタイプなんでしょうかね。そして初10000となった田中愛睦くん辻原くんもしっかり29分台。木村くんも自己ベストを更新しました!
全員集団の中程でレースを進め、辻原くんは途中から前に出る積極的なレースをいつも通りしていました。
ルーキー組がハイレベルに躍動している今季なんですが、みんなレース運びだったり得意そうな区間が違いそうで非常に面白い世代です!
3組目はターゲットタイム28:40の1段上のレベルとなったレース。既に実績のあるメンバーが出場しました。組トップで帰ってきたのは山本副将で、途中で上田誠仁さんの檄に応えたかロングスパートをかけ28:16と独走!
この組では敵なしという所を見せつけてくれました。
そして次の柱になっていきたい2年生トリオですが、青木瑠郁くん高山くんがしっかり28分台中盤をマークしてきました。嘉数くんは途中で靴が脱げるアクシデントがあったそうで去年28分台出しただけに悔しかったですかね…
この3人と上原くんが今のところ主力扱いになるでしょうから、夏合宿でもチームを引っ張れる存在にもなっていってほしいですね!
![](https://assets.st-note.com/img/1690751474578-VePXYJfnE4.png?width=1200)
㉑7/22 第18回トワイライト・ゲームス
【第18回トワイライト・ゲームス 結果】
— 國學院大學 陸上競技部 (@kokudai_ekiden) July 22, 2023
序盤から積極的に集団の前に位置どり、最後までペースメーカーに食らいついて、自己ベストに迫る好記録で優勝しました。上半期最後のトラックレースが終わり、これから夏合宿へと入っていきます。駅伝シーズンに向けて力を蓄えていきます! pic.twitter.com/difPKBgPAm
例年であれば学連網走でトラックシーズンが終了している所ですが、こちらの試合の1500mで出場した鈴木くんが上半期を〆ることになりました。
しっかりと好タイムで1位を取ってくれました!ほかの4年生なども応援に駆け付けていたようで、雰囲気の良さを感じますね~
総括
まず、長々と感想書いてるだけの本noteをご覧いただきありがとうございます。日々のTwitterやnote等を選手たちも結構見ているという事も聞きましたので、失礼になったり不快に思われるような事がないよう配慮はしていますが気に障ってしまったのであれば申し訳ないです。
本当は1月の都道府県駅伝から書くつもりだったんですがそれだと7月中の完成が無理そうだったので断念しました…あと桃の里マラソンの結果どこですか…
チームとしての上半期ですが、ここ数年ずっと成果を出し続けているといっていいかと思いますが毎年テーマは異なっているかと思います。
今年のチームに自分が感じたのは、”レースを動かしてなおかつ勝つ”という姿勢が一貫して見えた事です。集団の前の方でレースを進めるというだけではなく、ラストスパートになる前にペースを上げて揺さぶってみたり集団を引いてペースを作ったりといった事がさらに増えたような気がしました。
今年のスローガンは”てっぺん””まだ見ぬ赤紫の快進撃”という事で、3大駅伝を取りに行くぞという意欲を感じます。巷では副将コンビがいる3年世代ラストイヤーで…と言われていますが勝負年度の前に駅伝勝つというのは割とある事ですから、優勝というか駒澤や中央を意識しておくことは大事かと思います。
主将に副将2人を怪我で欠く状態でスタートした上半期でしたが、そのような事態でもハイレベルな結果、とくにインカレを柱なしで結果出せたことは1ランクチームとしてのレベルが上がったなあと分からせられました!
箱根14位が定位置と言われてた時代から見てましたので隔世の感がありますね…ここから夏合宿、駅伝シーズンと繋がっていくわけですが、どれだけ気を付けても怪我人は出るでしょうし駅伝に出れない主力がいる可能性もあります。それでも駅伝で頂点を目指せる戦力は着々と築きつつあると思うので、優勝してね!とは口が裂けても言えませんが、後悔の無いような毎日を送ってほしいと願っています。
※閲覧注意 ここまでの戦力について
閲覧注意としているのは、個人的な選手の評価をしているためです。こういうのを見てストレスになる選手などもいると思うのであまり見たくないなと思われたのであればブラウザバックをお願いいたします…
弊學の合宿は1次が全体、2次がAB分かれる形、3次が選抜という風に例年なっているように見えます。ここまでの結果を踏まえて駅伝を見据えたときに
・柱(最近この呼ばれ方していますよね。いわゆるエース格)
・主力(駅伝ではほぼ起用されるだろう選手。ここから柱が2,3人出てほしい所です)
・中間層(箱根の10~16人を争う選手達。秋に主力へステップアップする子も出てくることでしょう)
という風に考えましたが、どうしても悩む選手がいますので()付きで紹介する事がありますことご了承下さい。
※1500m専念の鈴木くんは外しています。
●柱:伊地知、平林、山本
●主力:佐藤快、(鶴)、上原、青木瑠郁、高山、(後村、田中愛、辻原)
●中間層:浅井、瀬尾、松下、西山、青木洸、板垣、木村、沼井、原、三潟、嘉数、田中登、渡辺、野中、吉田蔵
こう見ていくと、かなり層は厚いチームになっているようには見えます。が、上にいる駒澤中央青学といったチームはこれで勝てる!と自信を持って言えないと自分は感じます。前田監督や選手達はそれぞれ思っていることがあるかと思いますが、これは夏合宿でランクアップ出来れば追い抜くことができますし、夏を超えたら別人みたいな選手になる子もいますから秋シーズンをただ楽しみに待つオタクになります!
蛇足っぽいもの
ここまでなんと10000文字超えました。論文かな?
今期は一杯現地行くぞ!と意気込んだはいいものの、土日に仕事はある職種だし休みでも用事があったりと中々レースに足運べなかったですね…
ただ1年生達の大学初レースを見れたり、網走で「駅伝オタク誰もいないやんけ!」とドヤ顔観戦()したりと楽しませてもらい、かつ選手達に沢山元気をもらいました。細々と寄付したりする程度のOBではありますが、今後とも零細アカウントとして応援していく所存です。
最後までご覧いただきありがとうございました!
マジでどうでもいいんですけど、羽田空港で前田監督に話しかけようとしてチキった雑魚ですありがとうございました。