名前に願いなどなくてよい。
実は私の本名「ななみ」には、恐ろしいまでに願いの類がありません。
七月生まれの女の子だから
以外の由来がないのです。(小学生の頃、課題で親に聞いたからガチ)
旧姓の戸籍上の漢字がJIS第二水準の旧字体とJIS第三水準の範囲に含まれる難解な字の組み合わせで、呼び/書き間違えも非常に多く、画数も超多いので、「名前まで漢字だとゴツすぎる」という理由でひらがなになった…というすさまじい単純さ。
そして、続く3人の妹たちも、長女のそんな命名ルールに引っ張られ、毎回検討されていた他の命名候補をおしのけて「誕生月+み」という命名ルールの上名づけられる運命となりました。なんかちょうどいい感じでそれっぽい月に生まれちゃったしね、みんな。
(8月とか10月とかに生まれてたらどうしてたんだろうw)
でも、「ななみ」って名前は単純にかわいい。
別に変にキラキラしてもいないし、なんか日本語って感じだし、英語圏でも発話されやすい。無料フォントでも表現できて便利。
同年代には全くいなかったけけど、そりゃ、後ほど大流行するわ、と自分でも思う程度にはかわいい。(※注:本人の顔面の話はしてはいけない)
しかも流行したお名前は「七海」ちゃんなので、平仮名の「ななみ」は地味にレアなので、「いいでしょー」と思っていますw
なお、末妹の下の世代には「七海」ちゃんがそれはそれは大量にいて、地元にいた頃は小学生の子に後ろから「ななみー!」と絶叫されるという謎経験を何回もしました…。当時は心の準備が全くできておらず、無駄にビビっていました。
「名前に込められた願い」が重荷になることもある
そう、ゆるい由来の名前をつけられた私は、命名は正直、語感重視のゆるいノリでいいのでは?と感じています。親の期待が子供にとって重荷になることも、育った後の姿に全くそぐわなくなることも普通にありますからね。
昔は由来がゆるいことがちょっとだけ悲しかったのですが、「名前に何も願いがなくて淋しい」とは今は全く思いません。
まぁもちろん、選択肢があるなら「こんな漢字がいいかな?」くらいは考えますし、「ペットの名前かな?」みたいなネーミングは個人的には好みではありませんけれど…、名前は正直「勝てば官軍」なので、あまり考えすぎない方がいいのかなぁと思います。
これはたぶんサービス名も一緒で、サービス名変更が日常茶飯事なのはたぶんそういうことです。サービス内容を突然変えたら問題になりますが、サービス名は正直イメージと好みの問題なのではないか…と。
どう考えても人間もサービスも、「中身/実績>名前」が大事なので、考えすぎずに、人を傷つけたりする名前じゃなければいいかなーと思います。