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【日記】どうして8月はまったく投稿できなかったのか【24.8/1-8/31】

「猛省」
きびしく反省すること。(広辞苑 第六版)

毎週日曜日。1週間の出来事と喜怒哀楽や思考を綴ろうと、書き始めたはずのこの【日記】。それだけでない。たくさんの映画を観よう、感想や考察を書き残しておこうと志したはずの【映画考察】。あろうことか丸々1か月ものあいだ、ただの1本も記事を投稿していなかった……。

もちろん途中から危機感はあった。やばい。このままだともう二度と書かないのではないか、と。決して映画を1本も観なかったわけじゃない。記事にできるような出来事が1つも起こらなかったわけじゃない。【日記】だって、【映画考察】だって、書けたはず。すべては自分の怠慢からだ。猛省!猛省!

この1か月、どちらかというと嬉しい出来事が多かった。もしかしたらだけど、本当に万々が一だけど、夢への第一歩を踏み出せるかもしれないと思えるようなことだってあった。取らぬ狸と自分を戒めながら、でももしかしたら結果如何に関わらず人生を見つめ直すべきタイミングなのかもしれないと、空想とリアルな未来予想図を描いては消し、描いては消す夏の日々。

また同時に、先月任命された会社員としての“大きな仕事”も、徐々にではあるけれど次第にさざなみが立ち、緩やかなうねりが生まれ始めているのがわかる。人と会うことが増え、まとめるべき資料が山となり、スケジュールの逼迫から時間的・物理的にも拘束される。noteの記事が投稿できなかった最大の理由はもちろんここにあるんだが、なんだか業務を言い訳に自分の文章を紡げないなんて認めたくない。

“大きな仕事”を任命されたとき、僕は日記にこんなことを書いていた。(と言っても、1つ前の記事なんですが……笑)

自分がどれほど役に立てるかわからない。自分がどれほど楽しめるのかわからない。でもまずは頑張ってみたい。誰かのためか、自分のためか、あるいは虚無か、幻か。見通しの立たない大海原に浮かぶ頼りない筏。兎にも角にも身を委ねてみよう。懸命にオールを漕ぎながら。

このときのアンビバレンスな熱情は、そっくりそのまま二律背反なモチベーションとして業務へと僕を突き動かしている。ネガティブに言えば、やはりこの“大きな仕事”には一抹の虚無を感じ、「誰かのためになる」と本心から信じられないという感覚がある。ただ一方でポジティブに言えば、今掴みかけている"なにか”は、きっと真新しく自分にとって意味のある“なにか”であるという、薄明かりのような確信があり、それがカタチになったときを想像せずにはいられない。

プライベートで必死に夢の切符を希求する僕も、サラリーマンとして現実の目標を達成すべくもがく僕も、どちらも決して否定できない、おそらくは恵まれ喜ぶべき現在地。そんな夢と現実の狭間で生きた1か月。でした。

もう1つ。8月の大イベントは「城戸賞との格闘」だった。こちらは……記事を投稿できなかった前向きな理由だろうか。。。いや、違う。でも、映画脚本のコンペとしてはおそらく日本最大級の城戸賞に、今年はなんとしても応募したかったのだ。

30歳になり、やっぱり「人生を後悔したくない」と年始に決意して、脚本家を目指そうと、小説家を目指そうと、僕はちゃんと心に決めた。そのなかで、いくつか「絶対に応募したいコンペ」があって、それは僕が祈るように夢を託す方舟。フジテレビのヤングシナリオ大賞がそれであり、城戸賞もまたそれである。(小説の応募は下半期に集中してますが)

幼少期から大好きで憧れて夢に見てきた「映画」の世界。そこに飛び込むチャンスを掴みたいと、1本の作品に祈りを込めて、8月15日に城戸賞へと応募した。ヤングシナリオ大賞と同じく、熱狂的な温度感をもって挑んだので、初稿を書き上げたのは締切の4日前!怠け者の僕から見れば奇跡とも言える余裕のスケジュールだった。

のに。
その後、脚本を読んでくださった人にアドバイスをもらい、完成に向けて修正する段階になって、あれもこれもとリライトしたくなってくる。迷い、もあるんだけど、どちらかというと「絶対に良くなる」と確信しての改稿。だからこそ筆を止められなくなった。迫りくる締切。焦る。でも、この脚本に夢を祈りを未来を託すからこそ、絶対に後悔したくない。

気がつけば締切の5分前になり、慌ててホームページから応募する。手が震え、冷や汗をかき、心臓が高鳴った。最終的な応募時間は・・・

本当にもう……。こんなことばっかりだ。
でも今回違うのは、ちゃんと初稿を早めにあげて、リライトを重ねた結果の“ギリギリ”であるということ。絶対に内容は良くなっているし、物語の展開も結末の読後感も、個人的には「夢を託す」という祈りの作品として満足のいく脚本になったとは思う。

とにかく慌ただしい1か月。
札幌で過ごした楽しい夏を思い出さなかったとは言えないけれど、新しい人生に向かって、次の夢と未来に向かって、少しずつ歩み出す夏になったとは思う。

なぜか鎌倉に行って大仏を拝んだり、大学生以来の昔馴染みの家系ラーメンを食べて年齢を感じたり、かつて内定をもらっていた企業の先輩に肉寿司コースをご馳走してもらって就職先を間違えたなと痛感したり、とにかく本当は色々な思い出ができた2024年の8月でした!!笑

成城学園前の家系ラーメン 相変わらず最高!
三越前の肉寿司コース 美味がすぎました……

9月からは、どれだけ忙しかったって、どれだけ書くものが多かったって、どれだけ仕事が立て込んでいたって、やっぱり【日記】や【映画考察】は書いていきたいなと思っています。

筆無精ですが、どうか今後ともよろしくお願いします!


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