赤裸々なようで赤裸々でない話。 #7
変なタイトルだ。。
今日は婦人科に行ってきた。
日本のリプロダクティブヘルスに関する知識、関心の低さは異常なほどだということは有名だが、自分はまだ関心がある方だと思う。リプロダクティブヘルスの意味すら分からない人もたくさんいるだろうから(なんだろうと思った方はまずググってください)。今回はその経緯を書き連ねるわけだが、結論あまり大した話ではなかったがまるで内容が赤裸々に感じるかもしれない、というわけだ。
症状としては、不正出血だった。最近は特に生理痛や生理前後の体調不良で苦しむがことはないので、あまり気にしていなかった。だが、急に不正出血があり、心配になって相談したくなったのだ。
以前も生理が最初にきて数年間はリズムがおかしいことはあったが、正直あまり気にしていないというか、そういうものかなと不安感を抑え込み、かつ学校で常に周りに人がいる中で気軽に誰かに話せる感じもしなかった。
だから、今回病院に行ってみることにした自分をまず褒めたいと思う。予約も仕事の昼休みを縫って電話予約するし、さほど手間ではないけどうっかり忘れかねないし、たいてい自分は忘れたことにしてまあいっか、と流してしまうから。そして、一番は婦人科のハードルの高さだった。産科、婦人科が併設されているところは多いと思うが、お腹大きい人がたくさんいるのかな、出産妊娠してないのに行くのは浮いたり若すぎると思われたりしないかな、とか、ありもしないことも想像ばかりしてしまう。思えば、もうこの年だからそもそも妊娠するのに若すぎることもないし、妊婦さんに連れそう男性でもないのに、浮いてしまうとか考える必要はなかった。(ここで、男性だから行くと浮いてしまう、みたいな考え自体も本来おかしい、という話になるのだが。)
加えて、触診とかあれば、デリケートな部分を他人に見られるのは恥ずかしい、という気持ちにもなる。実際はエコーだけだったが、あれこれ嫌なことばかり想像してしまう癖がまた発揮された。こんなんでこれから流動的な人生を生きていけるのだろうか。笑
結果としては、総じて「異状なし、まあよくあること」みたいな話だったので安心したが、ちょっと話していて泣けてきてしまった。人に相談しづらいと思って自分で考えてしまいがちなので、安心したのだろうか。こういう世の中で、まずネットで原因を調べてみるみたいな話になるの、けっこうしんどいな。。
これからももしかしたら、そういう話で病院に行くことがあるかもしれない。愚痴をいうのなら、これまでの人生で「誰も教えてくれなかった」と言いたい。本当に知らないのだ。保険の授業で伏し目がちに教科書を見て話を聞いた記憶が限界だ。だから、ましてパートナーに理解してもらう、男性にも知識をもってもらう、とかさらに先の未来の話なのだ。自分もわかっていないのだから。ただ、男性に理解がない!と叫ぶのはそれはそれでおかしな話だと思う。この社会で自分が男性だったらけっこう生きづらいもの。せめて、自分の家族や身近な人の事情は知れるような環境にしたいけどね。
しょうがない、誰も教えてくれないのなら、自分で学んで周りの人にも働きかけるように生きていくしかないのだろう。もう令和なのだから、そろそろ閉鎖的に自己解決すべき時代は終わってほしい。いや、終わってほしい、という他力本願ではだめなのだろう。とはいえ、私自身、こういう思考であるものの、女子とでもリプロダクティブヘルスの話をしづらいと感じてしまうので、なかなかリアルの世界で赤裸々になれる日は遠そうだ。